「銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)」の感想一覧

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しうしん
しうしん
 
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更新お疲れ様です

クリスチアン大佐の遺言ともいえる動画をきちんと見れたようで安心しました。

ですが、クリスチアン大佐ら救国統一戦線評議会のフェザーン資本流入による同盟の経済支配に対する対案は緊縮財政の続行ですよね。
つまり、同盟の未来のために地方及び地方部隊は死ねと・・・。
確かにそれも選択肢の一つでしょうけど、救国統一戦線評議会に代表される旧シトレ派に見捨てられたエル・ファシルの惨状を知っているエリヤが頷くとは思えません。

帝国領遠征時に前線と本国の板ばさみになった結果、同盟全体にとってもっとも望ましい結果を得るために、
前線部隊への責任回避を選択した遠征軍司令部の冷徹を再び見るようです。

今後、エリヤがどのように動くか注目しています。
 
作者からの返信
作者からの返信
 
フェザーンへの唯一の対抗策は、フェザーンの金を使わないことですからね。だから、救国統一戦線評議会は布告の中で緊縮財政を掲げました。

原作の布告にある「過剰な弱者保護を廃する」をそれなりに合理的なものとして発展させました。 
筈

 
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宇宙艦隊の構成は次のとおりですよね
宇宙艦隊直轄部隊(減員) ビュコック大将
第一艦隊司令官 パエッタ中将
第二艦隊(解散)→第13艦隊
第三艦隊(解散)
第四艦隊(解散)→第13艦隊
第五艦隊司令官 ?
第六艦隊(解散)→第13艦隊
第八艦隊(解散)
第七艦隊(解散)→第三艦隊?(アムリッツァ後)
第九艦隊(解散)
第10艦隊(解散)→第13艦隊(アムリッツァ後)
第11艦隊(解散)
第12艦隊(解散)
第13艦隊司令官 ヤン大将
第14艦隊司令官(新設)
第15艦隊司令官(新設)
第16艦隊司令官(新設)
第17艦隊司令官(新設)
第18艦隊司令官(新設)
第19艦隊司令官(新設)

ロックウェル大将が宇宙艦隊副司令長官だし、第五艦隊司令官かな
新任はシャンドイビン中将、モートン中将、フィリップス中将は確実か。
問題はルイス中将の処遇ですね。表向きの功績は正規艦隊の司令官になってもおかしくないが、トリューニヒトが胡散臭く思っている人物だし、どうなるか。
原作からラルフ・カールセンが中将になり司令官となる可能性もあるし、原作にない人物をあてる可能性もある。
 
作者からの返信
作者からの返信
 
現時点では、

直轄部隊  ビュコック大将
第一艦隊  パエッタ中将
第二艦隊  解散、残余は第十三艦隊
第三艦隊  辺境総軍へ移行
第四艦隊  解散、残余は第十三艦隊
第五艦隊  司令長官直轄
第六艦隊  解散、残余は第十三艦隊
第七艦隊  解散、ハイネセンで再編待ち
第八艦隊  解散、ハイネセンで再編待ち
第九艦隊  解散、ハイネセンで再編待ち
第十艦隊  解散、一部が第十三艦隊、残余はハイネセンで再編待ち
第十一艦隊 解散、ハイネセンで再編待ち
第十二艦隊 解散、ハイネセンで再編待ち
第十三艦隊 イゼルローン方面軍へ移行

再編待ち部隊の一部は、辺境総軍や司令長官直轄部隊に加わっています。
ちなみに帝国領遠征及びアムリッツァ会戦の損害と残存戦力、各艦隊の現有戦力は表を作成して五百隻単位で管理しております。

司令官が誰になるかも表の中では内定済みです。 
伊預部馬養
伊預部馬養
 
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更新お疲れ様です。

他の方が書いておられたように、合計9個艦隊出来ると仮定して、司令官はどうなるでしょう?

一つをビュコック長官の直率にするとして、残り八個。ヤン、パエッタ、フィリップスの三提督が着任が確定としたら、残り五個。

ルフェーブル提督、モートン提督は固いところでしょうから、あとはカールセン提督と…。まだ現役であるならば、アル・サレム提督(確か、戦死の描写は無かったハズ)?
それでもまだ一つ空きがあるか…。

そのあたりも含めて、楽しみにしております。 
作者からの返信
作者からの返信
 
艦隊司令官人事、一体どうなるのでしょうか。今後の展開を楽しみにお待ちください。 
tukiyomi
tukiyomi
 
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更新お疲れ様です。

クリスチアン大佐がクーデターに参加した動機が判明。
まあ確かにこれはクーデターに参加するのは道理ですし、クリスチアンがジェシカに嫌悪感を抱くのも道理ですわな。
勿論、クリスチアン大佐が得た情報と分析がすべて正しいかどうかはまだ闇の中ではありますけど。

アラルコングループは既に予備役確定ですか。
確かに思想的にはクーデター予備軍と言っていい彼らは、このまま放置しておくわけにもいきませんし、下手に高い階級を持たせた場合、軍への影響力をさらに強める結果にもなりますからねえ。
後、名誉を散々付与しての予備役ならば、仮に彼らが蜂起しても「何の褒賞もなく叩き出されたのならば同情されるだろうが、充分な褒賞を得ての予備役ならば同情がいきにくい」ことを考慮しているんでしょうねえ。

トリューニヒトの「排除すべきは悪い支持者」「政府に対する忠誠心への重視」という考えは一貫している所ですけど、確かにこれではヤンとの相性は最悪でしょうねえ。ヤンの場合は、民主共和政の理念を犯さない限り、個人の意思を何よりも尊重する姿勢を貫いていますから。
そしてトリューニヒトも、ヤンを潜在的なクーデター指導者と見なしているんでしょうねえ。国家への忠誠心皆無なシェーンコップを重用するだけならまだしも、今回のクーデター事件で「クーデター軍への参加は拒否したけれども、現政権への忠誠も発表せず、反乱軍討伐を行うにも何の政治的アピールも無い」という事実で、ヤンの政治的忠誠心に疑念を抱かせるには十分ですし。
トリューニヒトの本音としては、辺境総軍だけでなくイゼルローン方面軍も解体して、全面的に再編したい所なんでしょうねえ。

しかしトリューニヒトが重視する「軍の政府(国家)への忠誠」って、近代国家の成立過程から考えれば当たり前以外の何物でもないのですが、やはり長い戦乱によって、軍の政府への忠誠心が揺らいで、指揮官と兵卒の個人的信頼関係でつなぎとめている部分が無視できなくなっているのかなあと。
実の所、この問題は同盟よりも帝国の方が深刻なんですよね。
ロイエンタールの反乱なんか、本来ならばロイエンタールが反乱表明した段階で拘束されるのが本筋なんですが、蓋を開けてみればほぼ全軍が彼に従う(兵の本音からして参加理由は「ロイエンタールへの義理」であるので、現政府への反感によるものではないという点で余計に頭が痛い)という、帝国政府の権威を完全に失墜させることになりますし。

しかし最大で6個艦隊を編成するという事は、これに第一艦隊と第五艦隊、第十三艦隊も含めると9個艦隊編制ですか(第三艦隊は辺境総軍の中核になったと仮定して)
原作と比べると大分マシな編制になったのかな。
それでもラグナロックの規模を考えた場合、イゼルローン方面はまだいいとしても、内戦で部隊運用に格段になれた指揮官を指揮するラインハルト相手にするフェザーン方面はきついですねえ。今回のクーデター疑惑で忠誠心疑われる指揮官は、例え能力があっても排除される傾向になることを考えれば猶更。 
作者からの返信
作者からの返信
 
陰謀との戦いの行方は、クリスチアンに真実をもたらした人物の背後にいる「陰謀と戦うある勢力」の動き次第でしょう。もしかしたら、戦う必要すら生じない可能性もあります。

泥をかぶらせる者は厚遇する。これは帝国領遠征前にトリューニヒトが語っていたやり口ですね。

全体主義者のトリューニヒトと個人主義者のヤン。相性は最悪です。
あと、良く勘違いされていることですが、全体主義と独裁はイコールではありません。
民主主義を運営する上では、多分に全体主義的な要素も必要になります。

トリューニヒトの言う国家への忠誠というのは、自分自身のために戦う軍人は必要ないという原作六巻でロックウェルが語った思想に通じるところがあります。しかし、皮肉なもので戦いに強い軍人には往々にして自分自身のために戦う者が多いんですよね。

帝国は大義なき軍隊。皇帝に対する忠誠が指揮官に対する忠誠に置き換えられるのも無理はありません。

原作ではヤン艦隊、第一艦隊、第一四艦隊、第一五艦隊と若干のビュコック直轄部隊。それと比べると、大分マシですね。仮に第一四艦隊や第一五艦隊のような急ごしらえの艦隊を作ったら、もっと増やせます。 
長久
長久
 
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同盟の闇は深そうですね。
エリヤが己の殻を破らない限り、対処は難しいのかもしれません。
ただ、己の殻を破った時点でエリヤはエリヤではなくなるのですけれど。

さて、いよいよエリヤが正規艦隊司令官に就任です。
艦隊司令部はチームフィリップスが横滑りするとしても、手足となる分艦隊司令官が居ませんがどこから引っ張って来るのでしょうか?
エリヤの知り合いの提督で引っ張ってこれそうなのは、ビューフォート提督くらいですが、もしかしてチェン参謀長クラスのサプライズ人事があるのでしょうか?
その辺りは楽しみにさせて頂きます。

それとフィリップス艦隊の基幹戦力はどの艦隊の生き残りになるのでしょうか?
第九艦隊については元副司令官モートン中将が司令官として再建する事になるでしょうからまず除外されるとして、やはり古巣である第十二艦隊を基幹とするのでしょうか?

いろいろ知りたいこともありますが、次の更新を楽しみにさせて頂きます 
作者からの返信
作者からの返信
 
これまでは実戦指揮官は配属された人物をそのまま使っていました。しかし、これだけ大きな再編計画ならば、司令官の意思が通る余地も大きいでしょう。

基幹戦力はどの部隊になるのか。それは今後を楽しみにしてください。 
ユリエスキー
ユリエスキー
 
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いくら目つきが怖くてもユリエがヒロインだって信じてるから! 
作者からの返信
作者からの返信
 
さあ、どうなんでしょうか。 
筈

 
悪い点
アラルコン少将やファルスキー少将を予備役編入ということはかえって、彼らの政治家ルートを早めるだけでしょう。
それを国家権力で弾圧したらファシズムになります。
一気にトリューニヒト人気は落ち込みますよ。

 
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それを避けるにはそれ以上の相手側の失点をばら撒くしかないです。
なんかトリューニヒト政権がファシズム一直線のような気がしてきました。

追伸:
そういえば、辺境総軍を解散するとなるとルフェーブル大将が予備役になるか、宇宙艦隊又は統合作戦本部又は国防委員会に入るかになると思われますがどうなるんでしょう。
グリーンヒルが失脚し国防委員会査閲部長の職が空いたので、ドミノ倒しでどこかに入れるのかな。クブルスリー大将、ドーソン大将、ロックウェル大将の処遇もありますね。クブルスリー大将は原作どおり引退かな。 
作者からの返信
作者からの返信
 
原作のトリューニヒトが歩んだ道を思い返すと、予備役に送り込んだ者達への対応も見えてくるかもしれません。三巻や四巻の内容はなかなか示唆に富んでいます。

大将クラスの処遇はほんとうに難しいですね。トリューニヒトはすべて自派で固めたいでしょうが。 
MaCH_3
MaCH_3
 
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トリューニヒトの物言いはそっくりそのまま自身に跳ね返るんですがねぇ。
彼はトップに立つ人では無かったな。そうなったが故に広がった自己の権限が
国全体に及んだときに国全体を支持者の為のものに作り変えようとした上に
支持者の中の有力者が国外勢力という本末転倒を引き起こしてるし。 
作者からの返信
作者からの返信
 
エリヤも一瞬だけそこらへんを突っ込みたい気持ちにかられてますね。 
タイタン
タイタン
 
コメント
トリューニヒトに取って理想的な軍事構想は、クブリスリー統合作戦本部長とビュコック宇宙艦隊司令長官の2人を軍から追い出して、
ドーソン統合作戦本部長、
ロックウェル統合作戦本部次長、
エリヤ宇宙艦隊司令長官、
の布陣を引く事だろう
エリヤの艦隊指揮官としての未熟は参謀長のチュンや前線指揮官のヤンに補わせるで事足りると、トリューニヒトは考えているのだろうけど
ただ、トリューニヒトは大事な事に気付いていない
ルビンスキーと地球教が三極構造維持にもう拘らなく為っているのと、ラインハルトの頭の中ではもう既にイゼルローン要塞を必要としない政戦両略構図が出来上がり始めている事にだ

エリヤは休養中にクリスチアン大佐の遺言に為った動画の調査に乗り出せられるかな?
そう時間も無さそうなだけに早急に取り組む必要があるだろう

追記
どうもトリューニヒトはエリヤに甘えているように見えるのは気にし過ぎかな

トリューニヒトの言う軍人の国家への忠誠心で言うとやはりヤンとの相性は最悪としか言いようがない
なのに今回の宇宙艦隊再編で国家救済戦線派以上に危険視しているイゼルローン方面軍を完全放置は解せない 
もう既に別の手を打っているのか
或いはヤンとの間に裏取引が成立しているのか
それとも手を出せない理由があるのか・・・・
それに国家への忠誠心重視と言いながらもエリヤや自派閥の軍人には自分個人への忠誠心を求めていないかトリューニヒト
そのトリューニヒトもまた矛盾の固まりだ

考えられる五個艦隊の司令官
パエッタ中将
フィリップス中将
モートン中将
辺りは当確か
後残り二つの艦隊司令官をどうするかだよなあ 
分艦隊指揮官候補は余り不足しているとは思えないが艦隊副司令官候補が不足していると思う
エリヤは自分の影である艦隊副司令官の人選に頭を痛めるなあきっと

 
作者からの返信
作者からの返信
 
トリューニヒトはよほど自分に自信があるのでしょうか。現時点ではうかがい知れません。

人事は色々と難しいですよね。 
hideaki
 
コメント
「人誑し」トリューニヒトの本領発揮。
これは取り込まれるわ。

クリスチアンに吹き込んだ人物が気になる。
「前の歴史」でのリンチに該当する人物だろうか? 
作者からの返信
作者からの返信
 
トリューニヒトは笑顔と演説で一国を手に入れた人。これぐらいは軽いものでしょう。

クーデターを使嗾した人物と「真実」を伝えた人物が同一人物とは限りません。 
マークス
マークス
 
コメント
更新お疲れさまです。

第14章開始時の登場人物で「チュン・ウー・チェン(中略)第三巡視艦隊参謀長。首都防衛軍参謀長代理。第三巡視艦隊参謀長代理」とありますが第三巡視艦隊司令官代理ではないでしょうか?

第124話 ついに主人公が正規艦隊司令官の内示を受けましたか。でも猛烈に悪い予感しかしません。まあ、他の方も言ってたようにパン屋の2代目に補佐してもらえば大惨事は防げるでしょう。

追伸。エリオット・カプラン大佐が他の人からはどういう評価をうけているかが気になります。彼を無能な怠け者とみなしているのはひょっとして主人公だけでしょうか? 
作者からの返信
作者からの返信
 
ご指摘ありがとうございます。あとで修正いたします。

チュン・ウー・チェンは絶対的な抑えみたいになっていますね。チュン・ウー・チェン不在で戦うエリヤというのもそれはそれでありかもしれませんが。

カプランに対する他人の評価は、帝国領遠征中に多少語られていますね。意外と嫌われてないようです。 
hideaki
 
コメント
クーデター余波フェイズ(違

徐々に日常に戻りつつあるが、傷跡は大きいってとこか。
エリヤがヤン一派にどんな目で見られてるか気になるところ。 
作者からの返信
作者からの返信
 
クーデターは後始末のほうが大変です。

ヤン一派はいずれ登場いたします。 
eliss
eliss
 
良い点
ちょっと、各キャラ魔改造しすぎな感じはあるけれど、別視点+時代の変遷による嗜好の変化を取り入れるというのは、万人受け(熱狂的ファンは除く)しやすく読みやすい。
 
悪い点
二階級特進、ばら撒きすぎ。

元々、首都防衛軍の面々はクーデターを未然に防げなかったというマイナスポイントがありますし、第六二戦隊の面々も一時は反乱に同調したといえる状態で、二階級特進ばらまきすぎ。(苦笑)


 
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ヤンの二階級特進は、異例の措置とされていますし、エルファシル時のフィリップ君の二階級特進ですら結構苦しいのに...
(フィリップ君以外にも、残っていた同盟兵も居たわけですし。) 
作者からの返信
作者からの返信
 
自分としては、魔改造したつもりはありません。視点を変えただけです。どんな人だって友人から見れば善人に、敵から見れば悪人に見えます。

実際、ばらまきすぎですからね。英雄を量産したかったのでしょう。 
不来庵
不来庵
 
コメント
自由惑星同盟も、勲章の大安売りが始まったようですな(元ネタ:吉岡平『宇宙一の無責任男』)

英雄エリヤ・フィリップス中将の処遇は結構難しいような。
第十一艦隊司令官、というわけにはすんなり行かない(戦術能力にははっきり疑問符がつくレベルですし)でしょうし、後方系だとポストによっては市民感情的にどうかなというところでしょうか。
……ヨブ氏の呼び出し、その辺考え合わせて政界転身を勧めるため(30直前のイケメンで、文字通り市民と共に戦った存在ですから、ハイネセンのどの選挙区から出馬してもほぼ当選確実でしょう)、とか……は、さすがにないか。

クリスチアン大佐は原作通り(階級剥奪まで考えると原作以上かも)の汚名を残すことになりましたね。
原作だと「最初から穏やかに諭す気などなかった」云々(記憶違いご容赦)とか、ろくでもない描写でしたが、結構ジェシカ女史の方も売る気マイナスな喧嘩でも札束で頬を叩いて買うつもりなくらいに挑発的でしたしねぇ。
フッ化水素酸に金属セシウムを投げ込む勢いで爆発したんじゃないかと……

ただ、ジェシカ女史が国葬だと、後のエドワーズ委員会って成立するのか?と、ちょっと疑問になってみたり。彼女は本作でも反戦平和派のシンボルには違いないと思うんですが、国葬によって微妙にトリューニヒト政権との関係が近くなる分、反戦平和派からの神格化度合いは薄くなるような気が。
更に言えば、原作ではハイネセン現地でクーデターに対して立ち向かったのはジェシカ女史ら反戦平和派だけでしたが、本作だと英雄エリヤが存在する分、彼女の影は薄くなる道理ですし。

ルイス中将案って、確か原作のヤンが内乱/クーデター前にイゼルローン要塞で暇していたときに構想していたプランと大同小異な案ですね。
ただ本作世界で実行した場合、盛大なゲリラ/パルチザン/レジスタンス祭りになりそうな気が。

蛇足:
銀英伝世界の場合、やはり恒星間空間は同盟直轄領域とかの名目は形式的にあっても、航行上の要所に相当する一部の宙域を除いてろくすっぽ管理されてないんじゃないかと……
でないとレーダー透過装置の存在を考慮しても、海賊の存在や、バーミリオン会戦で双璧の艦隊が同盟軍に気付かれずにハイネセン上空まで進入できたりする理由が説明つかないです(いかに末期状態とは言え、首都星系及び近隣星系の監視網がそこまで落ちているとは考えにくい)。
……と言うわけで、ヤンが通過予定星系と目される星系に根回ししていない理由の一端はこのあたり(いずれかの星系の管轄範囲内に入らずとも反乱星系まで到達できる)にあるんじゃないかと。
(無論、同盟領内は厳密に隙間なくいずこかの星系政府の管轄下にある、としてもよいのですが、現在の海洋関連の国際法の延長線上に銀河連邦時代以降の星間法があるとすると、慣習的に惑星・恒星の影響圏外かつレーダーや重力波探知機(銀英伝世界ではワープアウト時に重力震が発生します)その他で実際に監視・管理できない領域には実効性のある管轄権が発生しないんじゃないか、というのが私見。小生の見解のごとく宇宙空間を海洋とみるか(広大な公海=無管制区域が存在)、それとも航空管制(こちらは全世界隙間なく区切られていますが人工衛星のアシスト必須=強力な超光速リアルタイムレーダーが必要)のイメージか、によって見解が変わるところではありますが、銀英伝のスケール描写って良く言って矛盾の塊なので、どちらをとっても辻褄の合わない部分が……) 
作者からの返信
作者からの返信
 
おっしゃる通り、エリヤの処遇は難しいですね。クーデター鎮圧で示した力量は、平時では活かしにくいですし。

トリューニヒトのやり口をジェシカの支持者すべてが歓迎するかどうかが問題でしょう。国葬で喜ぶ人ばかりとは限りません。

ルイス案は帝国内戦のシュターデン案みたいなものです。

本作では「航路に使える宙域は全部どこかの星系の管轄下にある」ということにしています。バーミリオンの頃には、航路保安部隊が活動停止していたのでしょう。 
筈

 
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どうでもいいと言ったらどうでもよい。気になると言ったら気になること。
エリヤが保護していたフォークはその後どうなったのだろう。

ところで、首都防衛軍司令官ロモロ・ドナート中将を現職に復帰させていいのかな
彼の参謀たちはサボタージュでエリヤに解職されているのですよね
彼が現職に復帰して、参謀たちを復職させたらマスコミのいい餌食になるでしょう。また、他の参謀をそろえるにしても、クーデター直後ではまともにそろえることができないのではないかな
市民感情としてもエリヤを移動させて、彼を復職させることに納得できるのか。そのうえ、政治家どもとしてももう少しエリヤに首都防衛軍にいてもらいたいのではないか。
そう考えるとエリヤを首都防衛軍司令官に正式に就任させ、ロモロ・ドナート中将は宇宙艦隊とか地上軍とかに役職を与えたほうがよいと思われます。 
作者からの返信
作者からの返信
 
フォークのその後はいずれ明らかになります。

ドナート中将は完全に立場なくなっちゃってますね。どうなるのでしょうか。 
tukiyomi
tukiyomi
 
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更新お疲れ様です。

英雄視されることに困惑するエリヤですけど、第三者の視点から彼の経歴見てみると「民主主義体制下における理想的な軍人」そのものなんですよねえ。

二等兵の時に自らの意思で市民と命運を共にする為にエル・ファシルに残り、敢えて狭き門である士官への道を目指して見事合格。
エル・ファシルでは義勇兵を率いて激戦を生き残り、ドーソンの元で軍官僚としての才能を花開かせ、ヴァンフリートでは自らの負傷と引き換えにセレブレッセ中将を生き残らせ、第三次ティアマト会戦では、あわや第11艦隊崩壊寸前の所を、ドーソン中将を補佐してそれを推し止める。
エル・ファシルでの騒乱では壊滅した部隊を纏めて海賊の跳梁を抑え込み、アムリッツアでは負傷しながらも全軍の殿を務めあげる。
そしてクーデター事件では、首都の部隊をまとめ上げて最小の損害で6日で事件解決。

どんだけチートな軍人ですかこの人は・・・
市民からすれば、エル・ファシルで関わったすべての事件と今回のクーデター騒ぎから「フィリップス提督は市民のために体を張る提督だ」という印象が強いでしょうし、更に部隊内部の綱紀粛正を図ると共に、待遇改善や部下への叙勲などへも熱心に行っていることから、兵卒からの人気も相当高いでしょうし。
仮にヤンがエリヤを嫌うとするならば、それはエリヤがトリューニヒト派のプリンスであるというよりは、「人々が「こうあるべき」と期待する存在となることに、嫌悪感を抱かずに努力して答えようとする姿勢」にあるのかもしれませんねえ。
トリューニヒトと同様「得体のしれない顔のない化物的な何か」として。

しかし、トリューニヒト派は本当にエリヤの活躍なかったらどうなっていたことやら。「英雄エリヤ」という存在が、トリューニヒト派の失点を最小限に抑え込み、逆に英雄を作り出せなかった旧シトレ派は、現時点において、イゼルローン方面以外での存在感を一気に下落させることになりましたし。
後、アラルコン少将たちは、本当に貧乏籤を引いたとしか。
あれだけの活躍をしたというのに、これだけの冷遇を受けたという事は、アラルコンたちの功績を役立てることができる手腕を持つ政治家がほとんどいなかった(いても極少数だった)と言える訳で。
まあ直接的には、反戦派やマスコミに反感が向くでしょうけど、それでも積極的に擁護する姿勢を見せ無かったトリューニヒト達への蟠りはあるでしょうねえ。

しかし彼が中将になった訳ですが、彼の次の役職って本当に難しいですね。
一番いいのはドーソンの補佐役なのですが、ドーソン自身が「本部長代理」ですので、下手に中将待遇の役職に就けてドーソンを補佐させると、ドーソンを本部長の後釜にすることが明白になる欠点があります。
今回の一件でも失態を犯したドーソンを本部長にするには感情的な反発でますからねえ。掃討戦で失点を返しはしましたが。

と・・・なると、読者の感情的には第11艦隊司令官でしょうが、事務処理能力と政権への忠誠心、それに市民からの圧倒的な信頼感を考えると、国防委員会に出向や、軍再編の為の部署につくのが適当でしょうか。本当に英雄を遇するのって大変なんですよねえ。 
作者からの返信
作者からの返信
 
エリヤという人物は「良い軍人」であって、「良い戦士」ではありません。軍人は組織の中で生きますが、戦士は戦場で生きます。これはわりと重要なテーマです。

ヤンとエリヤの違いは、前者はどこにいても同じですが、後者は居場所によってコロコロ変わります。

戦後処理でトリューニヒト派が巻き返しましたね。国家救済戦線派は現職の高官がいないのが響いたのでしょう。

エリヤの待遇は難しいですよね。功績が巨大すぎて、なかなか居場所が見つかりません。 
貫太郎
貫太郎
 
コメント
今更なんですが、監察部送りになった旧シトレ派の参謀達は結局どうなったんでしょうか?
クーデターに加担していたのか、単純にトリューニヒト派に対する嫌がらせだったのか、それ如何で件のミサイル事故が事件に化けますから、クーデターが解決したので、そのあたりに付いて教え貰えると有り難いです。 
作者からの返信
作者からの返信
 
まだ事故から二三ヶ月程度しか経ってないので、調査中といったところです。彼らの末路はいずれ書きます。 
タイタン
タイタン
 
コメント
ルイス中将の作戦案が実現してもルイス中将の思惑とは違う形での実現となりそうだ
遠征軍総司令官ロックウェル大将
遠征軍副司令官パエッタ中将
遠征軍前衛部隊司令官フィリップス中将
といった感じになるかな
基本ヤンのお仕事開始は同盟軍が負けてからだから
今回は大人しくイゼルローン要塞で留守番か
アッテンボローは出番無しでむくれていそうだ


追記
もしかしてトリューニヒトはアラルコンの子供殺し疑惑に関わっていたのと違うか?
まんまとアラルコンに逃げられ相当悔しい思いをしたのなら国家救済戦線派の冷遇も納得が行く

過ぎた話しではあるが同盟にはピューリッツァー賞とかあるのだろうか?

追記2
エリヤの次の任務は辺境総軍副司令官職と予想しておこう
 
作者からの返信
作者からの返信
 
もっと政治的な理由です>国家救済戦線派 
しうしん
しうしん
 
コメント
更新お疲れ様です。

やはりジェシカの殺害自体はクリスチアン大佐の手によるものでしたか。
読み返してみれば、エリヤと仲良くなって以降は人格者の側面がクローズアップされていましたが、
広報官としてエリヤの前に登場した時点では、反戦派に偏見を抱く激情家としての側面を描かれていたんですよね。

そうしてみると、アラルコン少将も気さくで有能な指揮官としての側面が現在クローズアップされていますが、
作中の良識派が眉をひそめる「軍隊によって統治される社会」を提唱する危険な思想家の側面がいずれ出てくることになるのでしょうか。

新章ではついにヤン・ウェンリーの出番が増えるそうですので、彼の思想と対立する危険人物としてのアラルコンも描かれるのではないかと期待しています。 
作者からの返信
作者からの返信
 
殴り倒したとは言っていますが、殴り殺したとは言ってません。

誰に対しても人格者である人物もいなければ、誰に対しても悪人である人物もいない。それは本作のテーマです。その気になれば、ド・ヴィリエの善良な面を描くことだってできますよ。

アラルコンは危険人物です。ただ、エリヤは危険人物とでもわりと平気で付き合えるんですよね。 
菊池信輝
菊池信輝
 
コメント
結局、クリスチアン大佐死んでしまったんですね。予測できたとはいえ、またそういう展開にした以上そうしなければ物語が崩壊するのは分かっていましたが、辛いです。
今回は群衆の一人でいたいというエリヤの内面が良く描写されていました。
その一方で、司令官としての能力、実力、見識を確かに身につけてきているところも描かれていてどちらも素晴らしい出来栄えでした。
今後に期待です。

カプラン大佐がなんだか気になる存在になってきてますね。 
作者からの返信
作者からの返信
 
あのクリスチアン大佐がここまで惜しまれるキャラになったと思うと感無量です。

群衆の一人でいたいのに、いつの間にか抜きん出てしまったエリヤ。なんか不幸ですよね。

カプランの急浮上、どうなるのでしょうか。 

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