「銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)」の感想

しうしん
しうしん
 
コメント
更新お疲れ様です。

やはりジェシカの殺害自体はクリスチアン大佐の手によるものでしたか。
読み返してみれば、エリヤと仲良くなって以降は人格者の側面がクローズアップされていましたが、
広報官としてエリヤの前に登場した時点では、反戦派に偏見を抱く激情家としての側面を描かれていたんですよね。

そうしてみると、アラルコン少将も気さくで有能な指揮官としての側面が現在クローズアップされていますが、
作中の良識派が眉をひそめる「軍隊によって統治される社会」を提唱する危険な思想家の側面がいずれ出てくることになるのでしょうか。

新章ではついにヤン・ウェンリーの出番が増えるそうですので、彼の思想と対立する危険人物としてのアラルコンも描かれるのではないかと期待しています。 
作者からの返信
作者からの返信
 
殴り倒したとは言っていますが、殴り殺したとは言ってません。

誰に対しても人格者である人物もいなければ、誰に対しても悪人である人物もいない。それは本作のテーマです。その気になれば、ド・ヴィリエの善良な面を描くことだってできますよ。

アラルコンは危険人物です。ただ、エリヤは危険人物とでもわりと平気で付き合えるんですよね。