海戦型さんのつぶやき

 
つぶやき
海戦型
 
ふと気づくと
【IS】何もかも間違ってるかもしれないIS 日刊5位 週刊13位
【IS】例えばこんな生活は。 日刊6位 週刊5位
もしもこんなチート能力を手に入れたら・・・多分後悔するんじゃね? 日刊13位 週刊23位
【短編集】現実だってファンタジー オリジナル13位

………なんで作者そっちのけでランキングで踊り狂ってるんだこの作品たちは。上がる前に作者に一言声かけてから上がってくれないだろうか。音もなくヌッと上がるから最悪本気で気づかないんですよ。
ついでに上三つを本格的に連載してた頃は執筆時間に余裕があったなぁ……とちょっぴり切ない気持ちになってしまいました。

(現実だってファンタジーは何もしなくてもなぜか定期的に18位あたりをふらふらしてるんですが……閲覧数の関係なんでしょうか?よくわかりません) 
海戦型
 
この世界は
何年生きても謎だらけです。それはさておきありがとうございます。
わずかな時間を見つけて執筆を続けていきたいものです。 
Y.T
 
俺も良くわかりませんw
現実がファンタジー?現実よりファンタジー!
知らぬは本人ばかりか・・・・でもおめでとうです。

これからも執筆活動、期待してます!
 
海戦型
 
妄想物語26
 
 ドレッドは、今になって思えば変わった男だった。
 普通の「欠落持ち」は始めこそ友好的な態度をとるが、会話をすればするほどにその熱は冷めていく。俺の持つ普通の人間特有のしぐさや態度が彼らをそうさせるらしい。しかし結局ドレッドは最後まで俺に友好的な態度を崩さなかった。それは彼が特別だったのか、或いはそのように振る舞う欠落というだけで内心は違ったのか、真相はわからない。おそらく本人が生きていたところで、そのように内心を表に出さない欠落があるのなら絶対的に隠し通すだろう。

 ドレッドは死んだ。彼に陶酔していたステディが涙を流しながらああ言ったのだ。ドレッドは死んだのだろう。しかし、当の彼の死という事実に対して決定的に現実感が欠如していた。少し前まであれほど恐れていた筈なのに、頭の中に転がる死という言葉の重みが試験中と今とではまるで違う。

 俺にとって、ドレッドの会話はついさっきの出来事のようにしか感じられない。
 ふと自分はまだ夢を見ているのではないかと思った。しかし、腫れあがった顔面のひりつくような痛みが先ほどの生々しい暴力の真実味を訴えかけている。

「………なんで死んだのか、確かめないと」

 自分でもどうしてそんなことを思ったのかわからない。
 ただ、自分が試験に合格した実感が沸かず、何一つとして自分の脳裏をよぎる疑問たちに答えが出せないままでいる現状をどうにか打開するために情報を求めたのだと思う。俺は両足に力を込め、未だ倦怠感のある体を無理やり動かして部屋の外に出た。

 廊下には誰もいない。まるで生物そのものが存在しないような不気味さを覚えるが、実際には別の部屋の中からは人のしゃべり声が聞こえる。おそらく兵士か、別の試験合格者の会話だろう。盗み聞きする気も起きないまま廊下をまっすぐ進み、階段から降りる。自分が砦のどこにいるかがわからなかったため、とりあえず砦の入り口を探すことにした。

 しばらく道に沿って探索すると、廊下を歩いている呪法師を見つけた。法衣が砦の兵士と少し違うと思ってよく見ると、それは俺にギルティーネの鍵を預けた教導師だった。あちらは俺の顔を見るなり驚き、そしてあきれたような表情になる。

「なんだそのひどい顔は。じゃがいものように腫れあがっているぞ」
「え……あっ」

 言われて、思い出す。ステディに幾度となく拳で殴られた俺の顔は、自身の想像を超えてひどいことになっていたらしい。鏡がないので確認できないが、取りあえず治癒のために『流』の呪法を顔全体に展開する。

「癒せ、『活性化(アクティバシオン)』」

 『流』の呪法は基本的に治癒に使われる。他人に行使するのは難しいが、自分の体ならば血流を触媒に顔を治癒することなど容易だった。とはいえ、俺の使った呪法は基礎中の基礎の術であるためにそれほど強力なものではないので完全に腫れを癒し切れてはいないだろう。
 使ってから視界が開ける。腫れで想像以上に瞼が圧迫されていたらしい。

「これで大分ましになりましたか、先生?」
「本当に器用な奴だ。五行式すべてを扱えるのは嘘ではないようだな」

 教導師の男性はかすかに驚いたかのように目を細めたが、すぐに元の態度に戻った。

「誰と喧嘩をしたのかは知らないが、まぁ私にとってはどうでもいいことだ。それより手紙は読んだかね?」
「試験合格の手紙、でしたっけ……」
「もう一つの内容だ。それが理由で外に出ていたのではないのか?」

 もう一つの内容――とっさにポケットに乱暴に詰め込んでいた手紙を引っ張り出す。あの時はステディの介入で流し読み程度しか出来なかったが、それほど長い手紙でもないから改めて目を通す。合格通知の後に、新設学科に関しての誘いが書いてある。彼の言っているのはこの返事だろう。

 しかし、トレックは今更になってその手紙に小さく、しかし個人的には大きな事実が書き込まれていることに気付いた。

「『もちろん今度は罪人ではなく、新たなパートナーを付けようと思う』………とは?」
「ああ。元々今回の試験は君の素質を確かめる意味と、君に預けたあの罪人がきちんと使えるのかを試したものでもあったからな。……護衛対象を無事に連れて帰ったまではよかったが、戻った際の君の有様を考えるとやはり『あれ』は安定しない。君にはもっと安定性の高いパートナーを用意するよ」
「つまり、ギルティーネさんとのパートナー契約はこれで終了………?彼女はこれからどうなるんですか?」
「さん付けと来たか。いや、いい。彼女は次の機会があるまで牢屋に逆戻りだ。もう君の手を煩わせることもないだろうし、改めて教育し直しても暴走するならもう使わない。それだけだ。君にはもう関係のない話だから考えなくともいいぞ」

 冷たく突き放すようで、本当は何も感情がこもっていない空っぽの言葉が俺の頭に響いた。
 暴走――暴走とは何のことだろうかと思い、はっとする。彼女が俺の命を助けるために行ったのであろう疾走のことを言っているのだろう。確かにあれのおかげで砦にたどり着いた頃には俺は疲労でぼろぼろだった。
 しかし、道中のギルティーネは細かい部分は別としてしっかり人のいうことを聞いていた。鎧の呪獣の際も彼女は完全に言われた通りに役割を全うしたのに、その決断は早計に過ぎるのではないか。

 あんな暗い場所で髪の手入れもできずに閉じ込められていた女の子にその判断は、あまりに酷すぎる。俺は思わずその言葉に反論しようとした。

「で、でもあれは俺を助けるために仕方なくやったことでしょう。暴走とは――」
「仕方なくだろうと何だろうと、自分の主を息絶え絶えにさせるような行動を取っている時点で安定性が低いとみなすのは自然なことだ。3度目の正直となるかと思ったが、潰しても潰しても人間という生き物は問題が出てくるな。まるで欠陥品の集合体だ」
「……チームプレーも果たしていました。欠陥と断言するには早計でしょう!」
「君たちと直前まで高度を共にしていた3人一組のチームは1名死亡、1名行方不明だ。君の命の確保を優先するあまり周囲に無駄な被害を振りまいた可能性も否めない。それほどデリケートな行動をお求められていないがらこなせなかったというのが事実ではないかね?何を憤っているのか知らないが、声を荒げる必要はないな」
(こいつ………つらつらと、人を道具みたいに……)

 心の奥から熱がこみ上げるのを抑え、俺は唐突にこの男との会話に腹が立つ原因を理解した。

 この男は、俺の話を聞いているが理解していない。

 俺がギルティーネを庇うようなことを言っているというニュアンスを理解せず、ただ言葉として耳に届いた情報に自分の言葉をすり合わせて会話を形式ばったものにしているだけだ。彼にとって俺の意見はどうでもよく、ただ問われたことを機械的に返しているだけだ。恐らく、そういった『欠落』なのだろう。

 視界は開けているのに、意識だけが肉体から離れるかのように遠ざかる。

 俺の戦いは、ギルティーネの戦いでもあった筈だ。俺が試験をどう潜り抜けるかは彼女にかかっていて、俺が彼女をうまく使いこなせなければ彼女に未来はない。そんな状態で、俺は最後の最後に間違ったのだろうか。彼女を牢屋に戻すまいと思ったはずなのに、叶わなかったのだろうか。

 脳裏によぎる、あの人がいてはいけないほどに暗い牢屋。鉄仮面と拘束衣は見ているだけで息苦しくなるほどに窮屈で、まるで女であることを無理やり捨てさせられたようだった。男のベルトには一度俺に預けられた鍵束が収まっている。彼女はまた、あそこに閉じ込められているのだ。

 失われた命。
 失われたパートナー。
 失われた誓い。
 残った、自分だけが得をする道筋。

(ふざけんなよ………なんだよこれ………何一つとして納得できることがないじゃないか!!)

 憤怒にも似たもどかしい感情が胸中で激しくうねる。このままでは自分は何も出来ないままただ単に都に戻るだけで終わってしまう。それに、髪を梳かしてくれたギルティーネの暖かな指先や、最後のチャンスであることを伝えられた時の手の震えが『欠陥』というたった二文字の不要物にカテゴライズされるという事実が、どうしようもなく受け入れがたい。

 無表情で、喋れなくて、謎だらけで、優しいのか狂暴なのか全然理解できなくて、なのに不思議と目が離せない黒髪の少女の顔が脳裏をよぎり、俺は生唾を飲み込んで手に拳を作った。

 どうしてそこまで彼女の立場に自分が拘泥しているのかわからない。
 わからないけれど、心のどこかで「このままでは駄目だ」と叫んでいる自分がいる。
 そしてあの少女の未来を変革出来る可能性があるのは、自分しかいない。

「さて、無駄話はここまでにしてそろそろ手紙の件の返答を――」
「その前にいくつか確認したことがありますので、返答はのちほどに」

 まだ終わっていない。精一杯に知識を絞り、一滴の答えをひねり出せ――トレック・レトリック。
 
 = =

ベルセルクのアニメが始まりました。ストーリーは大筋はあってるけど細かい展開が原作と違う気がします。作画は……悪いとは言わないけれど、よくもないですね。 
海戦型
 
現在
モチベーション0%です。なんにも書いてません。いろいろと考えることはありますが、文字に打ち出せない状態にあります。スランプとかそういうのとは違って、単純に夏バテだと思いますけどね。なので今はどうでもいい世間話しか出来ないです。

こう、自分がキツイ時というのは気付かないうちにネガティブな性質を持ったキャラを考えがちになります。最近は自殺志願者が死ぬ理由を求めて異世界で冒険者になって女の子を泣かせたりデッドマンというあだ名を付けられる話とか考えてました。戦う理由がネクラい。

当たり前の話ですが、戦いというのは敵がいないと成立しません。そして警察官でもやってない限り一般人には明確な敵と言う存在はそうそういないもの。自分から敵を作ったり誰かの敵になることを積極的にやらないと、対立なんて簡単には起こりません。そしてそんな風に戦う姿勢というのは、第三者から見ると非常に滑稽で迷惑に映ります。その点ファンタジー世界での魔王とかモンスターとか、あるいは現代でも悪の組織的なものは非常に物語を作る上で便利な設定ですよね。

人間が戦うゲームやお話を読みたがるのはそこなのかもしれません。戦いたい思いがあるけど現代社会では戦えない。だから誰かに戦ってもらって、自分の言いたいことを全部吐き出してもらって、きれいごとでも青臭い事でもはっきり言い切って自分では貫けない筋を貫き通してほしい……あるいは自分には得られなかった何かを手に入れる様を見せてほしいと無意識に願っているのではないでしょうか。

とすると、暗いキャラクターを作るというのは何でもいいから悩みや苦しみを抱えるキャラクターに自分を投影して孤独感を紛らわす行為なのかもしれません。いや、私が別段孤独と言う訳ではないのですが、辛い目に遭っているキャラというのはどうしても見てしまうという心理はそうしたところから来ているのかなぁと自分で考えただけです。


そしてスパロボOGMDが未だに終わりません。来週までには最終話を拝みたい。
……スパロボ大好きな私の深層心理って、実は暴れたいだけ? 
海戦型
 
妄想物語25
 
「真上かぁっ!!」

 ほとんど反射的に、トレックは『炎の矢』で外灯の合間に三発の炎弾を放つ。
 そのうちの一発が――黒と紫の斑模様をした何かに掠った。

『ギア゛グッ!?』

 人ならざる存在の悲鳴が、トレックに事実を告げる。
 敵は――皮肉にも、人間の作った外灯の上というカンテラの照らせない安全領域から、下の人間を攻撃していたのだ。
 斑模様の全てが完全に見えない場所へと逃げ込み、大きさも姿も碌に確認できない。しかしあの耳元を虫が這うような不快な鳴き声と自然に存在する生物のそれとは思えないぞっとする黒と紫のコントラストは、相手が呪獣であることを裏付けている。
 あの呪獣はずっと上方にいたのだろう。そして上から何らかの方法でガルドや悲鳴を上げた学徒を殺したのだ。方法も姿も不明だが、極めて危険な存在であることは疑いようもなかった。

(だけど、それなら外灯から離れた方が得策なんじゃないのか!?高所に陣取られたらどう考えても不利だろっ!!)

 ギルティーネは外灯の真ん中を突っ切るように走り続けているが、本来ならそれは自分が不利な場所に居座っているのと同じことだ。多少遠回りになっても外灯から離れた方が攻撃されるリスクが低い。それを問い質したいのに、ギルティーネは問いに答える事が出来ない存在だ。

 トレックはただひたすら混乱しながらギルティーネの疾走に揺さぶられ続ける他なかった。
 今、止まれば的になる状況が完成している。もし無理をしてトレックがギルティーネから離れれば、恐らく死ぬのはトレックだ。何も出来ない。上に銃を撃つぐらいは辛うじて出来るが、疾走する彼女の背中で激しく揺さぶられながらでは手元がぶれて狙いなど到底絞れない。雨の粒を拳銃で狙うようなものである。

(せめて、あれが俺達を追いかけている間は残りの二人に矛先は向かないと考えるしかないか……?くそっ、俺の力はギルティーネさん以下だから何をされても逆らえないっていうのかよ……!!だから俺に鍵を渡したっていうのか――!!)

 だとしたら、荷物の中に仕舞い込んだ鍵束を持て余すトレックは、どこかで間違えたのかもしれない。今になっては後悔しても詮無きことだ。

 沈み込む気分と共に、トレックは次第に息を切らせていく。碌に抵抗できず揺さぶられ続けることは、確実に人体にダメージと疲労を蓄積させる。ギルティーネの際限ない疾走に抵抗することも許されなかったトレックは、次第に考え事をする余裕さえ失せて行った。

 やがて、トレックとギルティーネは出発点である『境の砦』に到着した。
 呪獣の正体も、ガルドが本当に死んだのかも、それどころか置いてくる形になったドレッドとステディの安否さえ確認できない。ただ、ゴールと同時にギルティーネはトレックを離し、長時間揺さぶられ続けて疲労困憊のトレックはそのまま受け身も取れずに地面に叩きつけられた。

「かはっ……!……ぜぇ、ぜぇ……」

 砦には、教導師と数名の衛兵らしき呪法師が待っていた。トレックがフラフラの身体で起き上がろうとすると、教導師はトレックに目もくれずに法衣の懐をまさぐり、仮設砦で貰った紙を摘まみ上げて「合格だ、休んでいいぞ」とただ一言告げた。未だに立ち上がれずにいるトレックのことは、既にどうでもいいらしい。

「………ひどい有様だな。おい、ドーラット準法師。焦っていたのは分かるが、次はもう少し丁寧に運んでやれ」
「…………………」

 薄れていく視線の先にいたのは、虫けらを何の感慨もなく見つめるような表情のない美貌。

 そこから砦の一室で目を覚ますまで、トレックは自分がどうやって移動したのかを覚えていない。



 = =



 目を覚ましてしばしの間が空いた。

(あれ………俺、なんでここにいるんだっけ)

 寝ていたのは、どうやら客室のようだった。4つのベッドにテーブルや椅子が並び、少なくとも自分の住んでいた宿舎の一部屋よりは創意を感じられる。そのベッドの一つの上に、トレックはいた。この部屋には他に誰もいない。ギルティーネも、いないようだった。

 窓の外は既に朱月が空を上り、暖かな光で白月の齎した闇を浄化するように照らし上げていた。天井からは簡素なシャンデリアの光が降り注ぎ、気温も低すぎず高すぎない。とても過ごしやすい環境のようだ。

(寝る前に、何してたんだっけ。駄目だ、頭がいまいち働いてない……)

 トレックはしばらくそこでぼうっとしながら頭を触って寝癖がないかを確認し、ふと部屋のテーブルに見覚えのある物体が置いてあることに気付く。自分が試験に持ち込んだ小さなウエストバッグに、レンタルのペトロ・カンテラ、愛用の拳銃(タスラム)やそれらを固定する金具のついたベルト。法衣は見当たらない。そして拳銃の下には一枚の紙が敷いてあった。

 のそりと起き上がると、全身に強い疲労感が押し寄せる。もう一度寝たくなる衝動を抑えてしっかりと立ち上がったトレックは、ベッドの下にあった自分のブーツを履いてテーブルまで歩み寄り、ベルトに手早く自分の装備を固定していく。最早呪法師としての習慣だろう、その行動をとることに疑問は感じなかった。
 そして拳銃をホルスターに収めたトレックは、やっと拳銃の下に敷いてあった紙を手に取った。そこには教導師からの伝言が認(したた)めてあった。


『  トレック・レトリック準法師へ

 試験合格おめでとう。彼女と共に試験を突破できたのは君が初めてである。
 知ってのこととは思うが、これは君が彼女を御しきれるのかを試した試験でもあった。
 君は見事とは言い難いが、五体満足に生き延びた。それが一つの答えだと私は思う。
 君は選ばれた存在だ。特別だ。そう自信を持ってもいい。

 さて、君の今後の事について話そう。
 実はサンテリア機関内で新たな学科を増設する計画がある事を知っているか。
 君に、その計画のさきがけとなる特別学徒として参加してもらいたいと思っている。
 もちろん今度は罪人ではなく、新たなパートナーを付けようと思う。

 今の環境より過ごしやすい環境と、呪法師として大成する道を用意することを約束する。
 そちらにとってもこちらにとっても、互いに益のある話だ。
 今すぐにではないが、今月中には快い返事を期待している。              』


「試験、合格………」

 霞のかかっていた頭が少しずつ回転を再開し、記憶が鮮明になっていく。
 馬車に揺られての移動。罪人との邂逅。初めての戦闘。そして出会いと誓い。

 無意識に、トレックは自分のズボンのポケットに手を入れ、中をまさぐった。

 一本の、綺麗に編みこまれた紐が出てきた。よく見つめると、中ほどの部分だけが微かにくすんでいる。これは確か、ガルドの武器を真似て――。

「ガルド………そうだ、ガルド!!ステディさんとドレッド!!それに外灯の上の呪獣は!?ギルティーネさんはどこだ!?ここは――!?」

「――ここは、試験合格者に割り当てられた休憩室だ」

 静かに、部屋のドアが開いて女性の声が聞こえる。
 トレックがそちらに振り向くのと、その少女が光源杖を振りかぶるのはほぼ同時だった。

 顔面に強い衝撃。目の前がチカチカと転倒し、唯でさえ調子の芳しくなかった体が後ろに崩れ落ちてテーブルごと床に崩れ落ちる。遅れて、じわじわと顔に痛みが奔る。殴られて、転倒したのだと理解した。

 一体どうして、と考える間もなく、誰かがトレックの身体の上に馬乗りになってシャツの襟首をあらん限りの力で締め上げる。トレックは呼吸に詰まりながら反射的にそれに抵抗して、次第に回復する視界を必死に圧し掛かる相手に向ける。
 そこにいたのは、自分の知っている顔だった。

「ステディ、さん」
「貴様が………何でっ、貴様がっ!!何故私たちを捨てて真っ先に逃げ出した貴様が特別な待遇を受け、私は全てを喪ってこんなにも惨めな思いをせねばならん!!貴様と関わらなければ――ドレッド様が貴様のような半端で気味の悪い異端者と関わらなければっ!!」

 こちらが言葉を発するより早く、ステディの拳がトレックの顔面を打った。女性の細手であっても戦闘訓練を受けた準法師のそれとなると軽くはない。しかも体調が戻りきっていないトレックには、頭では殴られていると分かっていても体の反応が追い付かない。そのまま碌に抵抗できず、10回近く殴られ続けた。

「ぐあっ……!う、ぐっ……!」
「痛いか!痛いなら悲鳴を上げて苦しめ!!お前が犯した罪を一つ一つ思い浮かべて懺悔しろッ!!」
 
 最後とばかりに彼女が大きく振る被った拳。

 その時、トレックはやっとステディの瞳から涙が零れ落ちている事に気付いた。

「――お前らが逃げたせいで!お前らの所為でドレッド様も死んだッ!!ガルドだってお前の横の女は助けられたはずなのに、助けなかった!!お前らは呪法師の誓いをコケにして身の保身に走り、私の大切な者を全て奪ったんだぁぁぁぁぁーーーーッ!!」

 拳は、真っ直ぐトレックに叩き込まれた。
 骨と肉を叩く鈍い音。凄まじい衝撃が頭を突き抜け、トレックは再び意識が遠のきそうになった。
 しかし、理不尽な暴力に晒される中で、トレックはステディの発言のことばかり考えていた。

「ドレッドが――死んだ?」
「貴様がその名前を口にするなッ!!!もう一度殴られたいのかッ!?…………クソッ!クソクソクソクソッ!!こんな腐抜けた顔など思う存分殴ってやりたいと思っていたのに、顔を見返すほどに苛立ちが募るばかり……!!もういいッ!!貴様などの面を拝みに来た私が間違っていた!!貴様はそうやって自分の不幸を他人になすりつけながら勝手に戦って勝手に呪獣の餌になってしまうがいいッ!!」

 一方的に感情を爆発させたステディは最後に涙を流す目でトレックを見下ろし、そのまま足音荒く部屋を後にしていった。その背中を見送ってから、トレックはオウム返しのように自分の言葉を繰り返した。

「ドレッドが――死んだ?」

 目を覚ましてから何一つ実感の沸かなかった状況の中で、その言葉とステディの涙だけが異様に鮮明に頭の中に残り、胸の奥がずぐり、と痛む。痛みは血が滲むかのようにじわじわと体を蝕み、トレックは時間を置いてやっとその事実の意味を理解した。


 = =

人が異世界にトリップしたがるのは、きっと閉塞して希望が見えない現実から永遠に逃れたいからなんだと最近は思う。しかし、逃げ出した先に果たして楽園などあるんだろうか。もし行き先がこんな呪われた大陸でも、行きたいと思うのか。そして、生きたいと心の底から思えるんだろうか。 
海戦型
 
愛と怒りと悲しみのスパロボBXクリア感想
悲しみの部分は単純にムーンデュエラーズ買えなかったってだけの八つ当たりですが、スバロボBXをクリアしましたので感想をば。極めて個人的な内容であるため、批判に見える部分もあるかもしれません。                                                                                              

ぶっちゃけて言うとスパロボLパターン再び、って内容でした。
参戦キャラの顔ぶれや展開、そしてグラフィックはよく出来ていて楽しかったです。新しい顔ぶれから懐かしい顔ぶれまで、細かい部分で交差しながら一つにまとまっていく展開は流石スパロボですね。シナリオもかなり丁寧に作られていて、部分的に非常に濃厚な展開もあって良かったです。

しかし、そんな要素を萎えさせるバンプレストオリジナル勢。
はっきり言って、もう少しどうにかならなかったのかなと思います。

Lと全く同じで、地味でパッとしなくて物語にいなくても別に困らない気がしてくるから、行く末も気にならない。ストーリーに絡んでいるのは別にいいのですが、ラスボスのバルギアスも言動が単純明快過ぎて逆に「どうせ第二第三形態とかになったのを倒して終わりだろ」と展開が見え透いてるし、そもそもデストルーク勢が本編内部で碌に掘り下げられていないからまるで深みのないキャラでした。すごく勿体なかったです。

ちなみにゲームのシステムや難易度に関しては、ぶっちゃけ低いです。特に新システムで合体攻撃の火力がバカに跳ね上がっていて、5段改造魂込みで4万とか届いちゃうレベルだったのでセルフでフル改造縛り&スキルパーツ使用禁止縛りしたままクリアしました。
敵も決して弱くはなかったんですけど、味方の火力がそれを上回りすぎでしたね。
あと、グリッターファルセイバーの燃費が極悪すぎ+HP回復で底力発動できないの二重コンボは、ちょっと酷いと思います。


……ただ、調べてみた所によりますとBXには隠しルートが存在し、ラスボスもバルギアスとは別に存在するみたいです(←今に至るまで全然知らなかった人)。隠し要素を全て揃えることで辿りつけるらしいです。………正直ちょっとつらい事実ですが、やらない訳にも行きませんね……。

我はスパロボの求道者。スパロボに生き、スパロボに死す。 
海戦型
 
愛と怒りと悲しみのコメント返信
へぇ、漫画売ってるんですか。私の住んでいる地域では注文しないと手に入りません。
へぇ、MDは様子見ですか。私の住んでいる地域では注文しないと手に入りません。
注文しないと………注文しないと………へぇ………(悲しみ増大中)

いや、いいんです。田舎に生まれた私がスパロボを求めてしまったことがきっと間違いなんです……。
え?MD?PS4を買うお金のない私の住む地域では、市場のPS4普及率を見誤った結果PS3版だけが売り切れていますよ。泣いてなんかないもん。 
Y.T
 
スパロボBXはやってないが・・・・
いつもながら思うがオリジナル勢を調和させるのは大変やな・・・良く無理やり感や余計だったとか感想が上がってるし。

そういや、スパロボOGのコミックが新しいのが出てた、OGは買う気せんかったから流したが。

自分はムーンデュエラーズの購入は様子見かな(´・ω・`)

スパロボは時代の世相も反映する鏡にも成る! と思う・・・・
スパロボがこれからも続きますように(・∀・)
 
海戦型
 
この世界は残酷で
スパロボが――ムーンデュエラーズのPS3版が、売り切れてもうないってよ。
我が家に……PS4は置いてないんだ。

この超田舎で……こ、こんな出来事は初めてだ。クラスでスパロボの話が挙ったことなんてオタク狩り時代を除いて他にないし、中学の美術の時間にフルメタのベリアルを書いてたら後輩に「ガンダムだ!」って言われたようなロボット超過疎地域だぞ……。注文なんて、絶対売れ残ってるから特典が欲しい時以外全くする必要が無かったのに……!

くそっ………仕事疲れもあって発売日から1日遅れて買いに行った私も悪かったが、まだプレイできないなんて残酷すぎる。しかも明日は用事があって遠出出来ない……最悪だ。YOUTUBEとニコニコに戦闘シーンの動画が挙っているのが果てしなく憎たらしい。

し、しかし……スパロボが売れているという事実そのものは喜ばしいことだ。
街中のゲーム販売店を回っても見つからなかったが、今回はこの辺で勘弁してやらぁ!! 
海戦型
 
唯一つだけ、磨いた業がある
 
「――お前がこの周辺で最強と謳われる剣士か?」

 その男は、世捨て人のように山奥に暮らしていた。声をかけられた男が振り返る。
 男はどうやら薪割りをしていたらしい。男の足元には割れた木材が転がっていた。
 精悍な顔立ちだ。体も一目見れば分かるほどに無駄なく鍛えられている。そしてその腰には、北の民族特有の装飾が施された剣が下げられていた。

「……違う。俺は剣士ではない」
「見え透いた嘘を言うな。剣士以外の誰が帯刀したままうろついている。……聞いたぞ、この周辺ではお前を倒せる相手がいなくなったから、剣の道に飽いて山籠もりをしていると」
「それも違う。俺は元々この山の集落の出身だ。一時期は私用で村を離れはしたが、今は腰を落ち着かせている。ここが俺の戻るべき鞘というだけだ」

 確かに男の言うとおり、この周辺には集落がある。男がそこの出身でいるという話も出鱈目と言う訳ではないだろう。しかし、そんな些細なことは俺にとってはどうでもいい。

「俺は南の地で100人の剣士を果し合いで打ち倒した。南で俺に敵う剣の腕を持っている人間はいないだろう。道場を開いて剣術の弟子も多く輩出した。しかし……俺の飢えはまるで癒えない。俺の腕が、剣が、もっと剛の剣士と戦えと囁くんだ」

 この身体は四十を過ぎた。現役の剣士としてはそろそろ引退を考えてもいい頃合いだ。しかし、鍛えれば鍛える程に体は衰えを知らずに洗練され、老いるどころか剣技は更に鋭さを増す。若かりし日に燃えた求道者としての自分が、まだだまだだと心の内で猛り狂うのだ。

「そんな折、北に最強の剣士がいると聞いた。話ではその男は妖魔を斬り、罪人を斬り、挙句は神さえその剣で断ち切ったというではないか。なぁ――『北の英雄』ラメトクよ」

 俺は、剣を抜いてその男――ラメトクに突き付けた。

「俺と死合え。全身全霊を込めて打倒するから、全身全霊を込めて俺を打倒しに来い。或いは南の英雄と謳われた俺の渇きを、お前ならば癒せるかもしれぬ」
「………勝手な男だ。俺はまだ名乗ってもいないし、戦うなどとは一言も言っていないというのに」
「今、こうして剣を突きつけても貴様の気配には微塵も揺らぎがない。それが貴様がただならぬ剣士である事の証左に他ならん」

 並の人間なら腰を抜かして小便を漏らしてもおかしくはない気迫を放つ。動物はその濃密な危険の香りから逃れるために一目散に逃げ出し、鳥や虫も一斉にその場を退く。草木さえも俺の気迫にはざわめいた。
 その前で唯一人――ありったけの気迫をぶつけているのに、この男の周囲はまるで凪のように穏やかな空気が流れている。絶対者のそれだ。極めた人間が持つ特有の『世界』の元で、この男は生きている。

 嬉しくなる。これだけの殺気をぶつけて尚微塵も揺らがなかった剣士など、この男が初めてかもしれない。この男は間違いなく、俺を満足させるだけの鍛錬と才覚、そして経験を積んでいる筈だ。

「我が名は『南の英雄』ドウセツ!!貴様が剣を抜かぬならば、俺が無理にでも抜かせてやる!!さあ、死合いだッ!!」

 全身の血液が沸騰し、頭が全て戦いのみに塗り替わっていく。
 この血沸き肉躍る瞬間こそ、俺が求めてやまない最高の瞬間。
 命を賭けた真剣勝負の先にこそ、最強への道がある。


「――やめておけばいいものを」


 気が付いたその時には、俺の腹は深く切り裂かれていた。

「な………」

 噴き出す血液。遠のく意識。俺が最後にその目に見たのは――ラメトクの手に握られた血濡れの剣だった。

 いつ、どうやって抜いて、どう斬ったのか。

 全く、見えなかった。



 = =



 俺はラメトク。北のド田舎に住む男だ。

 世間は俺のことを最強の剣士とか英雄とか言っているが、正直勘弁してほしい。
 俺は確かに一つだけ、人には絶対に負けない業を持っている。しかしそれは日常生活では役に立たないし、戦いでも必ず役に立つわけじゃないし、そもそもこれを身に付けないと自分が死ぬから嫌々ながら覚えた業なのだ。

 今日も勘違いして俺の元にやってきた頭が可哀想なおっさんが一人。

 おっさんの名前はドウセツというらしい。自称南の英雄らしい。土地が遠すぎて北にはそんな話が伝わってこないから知らんわと思うのだが、あっちは何故かこっちの事を知っているのだから迷惑なこと極まりない。
 前にも西の英雄が俺の所に喧嘩しにやってきた。が、俺に会う前に山で遭難したので仕方なしに助けてやったら回復と同時に斬りかかってきた。野党か暗殺者にしか見えない。なんで古今東西の英雄と呼ばれる人間は人の話を聞かないのだろうか。腹が立ったので山での追いかけっこに持ち込んでもう一度遭難させてやった。……見捨てるのもかわいそうだったから後で助けて西にお返ししたけど。

「さあ、死合いだッ!!」

 おっさんから放たれる圧が凄い。具体的に言うと大分距離はあるはずなのに至近距離に顔面があるような圧だ。むさい。むさすぎて辛い。おうちかえりたい。

 しかしね、おっさんよ。アンタそれはかなりマズイぞ。最悪死ぬ。マヂで。
 だってほら、俺の腰で大人しくしていた「あいつ」が、戦いの気に中てられて目を覚ましてしまった。



『ラメトクを襲う?ラメトクと死合う?ラメトク……ラメトクの血肉や命はぁ、私のモノだぁ……渡さない許さない殺してやる!生まれてきたことを後悔しろ!ラメトクと私の超克的な絆に指一本でも触れる存在は臓物と脳梁をぶちまけて死ねッ!死ねぇぇぇーーーーッ!!』



 瞬間、人間の反応速度を遙かに超えた速度で俺の腰から『剣』が飛び出した。

 おそらくドウセツさんには全く見えなかったろう。その剣は「勝手に空を飛び」、雷のような速度でジグザグに飛行しながら彼の腹に深々と突き刺さっていたのだ。まさに人間の所業を越えた、神がかった速度だった。
 ……本当に、この剣は。俺の意志を完全に無視しておっさんを殺しにかかっているが、運のいいことに鎖帷子を仕込んでいたおっさんは致命傷を免れている。俺は全力で手を伸ばし、勝手におっさんの臓物を抉ろうとする剣を抜き取った。

 おっさんが意識を失ってドサリと倒れる。出血がひどいが、秘伝の薬で傷は何とかなるだろう。ギリギリ助かりそうでほっと胸をなでおろす。俺はすぐさま剣を強引に鞘にねじ込み、おっさんを集落へ運んだ。

 おっさんの手当てが終わった頃、鞘からものすごく不満そうな声が漏れた。

『何で邪魔したのラメトク?あの愚物はラメトクと私の愛しく美しい絆に触れようとしたのよ?許されざる愚行よ?死刑決定よ?ねぇどうして私のこと邪魔したの?私のコト嫌いになったの?でも大丈夫。私はいつもラメトクのこと愛してるよ?だからラメトク、私をラメトクのお腹に突き刺して?』
「お前と言う奴は………ああもう、お前の話を聞いていると頭が痛くなるよ」
『頭いたいの?大変!病気じゃないよね!?私、剣だから出来ることって全然なくて……ええっと、痛いの痛いのトンデケー!!』
(なんでそういう気遣いが出来るのに俺の腹に突き刺さろうとしたんだコイツは……)

 俺が持っているこの剣、実は大昔に作られた呪いの剣「エペタム」と言う。
 伝承ではこれの使い手は最強の戦士になれるという話なのだが、この剣を使いこなすのは不可能である。理由は簡単、剣が自立した意識を持って動き回るからコントロール不能なのだ。

 しかもご覧のとおり性格がヤバい。本人曰く、「斬る」のは本能で、「刺さる」のは愛情表現らしい。なにそれこわい。怖すぎて先人も封印していたらしい。それをアレこうしてほんにゃんかんにゃんぷっぺらぺーした結果、いつの間にか封印が解かれて暴れるエペタムを俺が止めるという話になっていた。どういうことなの。嘘だと言ってよ長老。

『ラメトク?ラメトク……ぐすん、ラメトク、私の事無視するの?でもラメトクは優しいから理由があるんだよね、私知ってるよ?あ、分かったー!照れてるんだ!照れ屋さんだなぁラメトク!じゃあ私の方からラメトクに迫っちゃうもんね!受け止めて私の愛っ!』

 瞬間、鞘に納めていたエペタムが凄まじい速度で引き抜かれて俺の脳天に迫った。
 俺は溜息を吐きながら――唯一世界の誰のも負けない「真剣白刃取り」でそれを受け止めた。

『あぁん、イケズぅ……でもラメトクの手のひら、あったかい……ラメトクに包まれて幸せ!刺さったらもっと幸せ!刺させて!』
「ダメです死んでしまいます」
『死んでも愛してる!!死体を微塵に切り刻んでラメトクの血を全身に浴びたらもう私死んでもいい!!』
「愛がヘヴィーすぎやしませんかねぇ!?」

 これだこのダイナミックすぎる行動が問題なんだ。封印の鞘を使って死に物狂いで抑え込んで以来、このエペタムは滅茶苦茶俺に迫ってくる。元々刺さるの大好き多感な御仁だったようだが、俺のことが気に入りすぎて最近はずっと俺から離れない。
 そう、腰に差してるんじゃなくてエペタムが封印の鞘ごと強引に浮かび上がって俺にひっついているのである。鞘なかったら俺串刺しだよ。おかげで寝てるときは鞘からエペタムが飛び出さないように抱きしめて寝ないといけない。幸い俺に抱かれるのが嫌じゃないらしいエペタムは抱きしめると大人しくなるのだが、毎晩毎晩が綱渡りだ。

 要するに、だ。俺が英雄として称えられる理由になったほとんどの物事が、実はこのヤンデレソードが愛の力でやったことなのだ。俺はその愛が暴走しないように必死で真剣白刃取りしまくっていたセーフティーなのだ。

『いつも私を抱きしめて、正面から受け止めてくれるラメトクが……大好きっ!!』
「俺が受けとめないと俺の周囲が血の海なんだよねー!!ああもうチクショー封印の鞘以上の封印の力を探して旅に出たい!!」
『旅先でも私を抱いてくれる?抱いてくれるよね!浮気は許さないんだからね?もし半径1メートル以内に私以外のニンゲンを入れたら全部輪切りにして汚い地面にぶちまけちゃうんだからっ♪』
「世の為人のために絶対させねぇよッ!今回は不覚を取ったが次は射出先で白刃取りしてやる!」
 
 俺には唯一つだけ、磨いた業がある。
 対エペタム究極奥義にして数多の命を救う奇跡の業――真剣白刃取りが!!


 = =

 ヤンデレってどうしてもうまく書けない。
  
海戦型
 
ありがとうございます
エペタムの出てくる話を書きたくてしょうがなかったので書きました。
以下、たぶん必要のないキャラ紹介。

ラメトク……アイヌ語で勇者の意。基本いつも長老の命令で厄介事ばかり押し付けられている。
      エペタムに殺されないために死に物狂いで習得した白刃取りだけが取り柄。
エペタム……アイヌ伝承に登場するチート刀。刃の振動音で敵を混乱状態にする力もあるとか。
      きっと常人には理解できない異常な恋愛観を持っていると思う。
  長老……名前はモユク。ユモクとはアイヌ語でタヌキのこと。他人を利用するのが上手。
      ラメトク曰く、エペタムの封印を解いて全責任を押し付けてきたくそじじい。
ドウセツ……南の英雄(笑)。名前の元ネタは立花道雪で、伝説の刀「雷切」を持っていた。
      強いんだけど、エペタムに雷は効きません。無念。
西の英雄……ラメトク曰く「女だとは思わなかった」、らしい。方向音痴なのは確定的に明らか。

ちなみに彼らはフリー素材です。……時にAskaさん、もしや「ゆりの葉の剣」って知ってます? 
八代明日華/Aska
 
最高です
最 高 で す (大切なことなので二回言いました) 
海戦型
 
妄想物語24
一日数行でいいですか。

 = =

 からん、と、何かの落ちる乾いた音がした。

 音のあった場所を見ると、そこにはガルドの持っていた光源杖が転がっていた。
 そして、持っていた筈のガルドの姿が――そこにはなかった。

「え――」

 杖に付着していた血液は、気のせいでなければ先ほどより少し広く朱を広めていた。

 その場にいた全員の人間が、一瞬だけ何の反応も取れなかった。

 それほど前触れなく、唐突に、それは起きた。

「ガルド……って、今、そこにいたよな」
「……………ああ」
「なんで、いないんだよ」
「……………」

 ドレッドは質問に答えない。いや、答えられないのだろう。その場にいる誰もが、まさか突然呪法師がまるまる一人「消える」等とは思わない。それは警戒とか予測といった通常の思考の範疇から余りにも逸脱しすぎている。

 しかし、事実として先ほどまで縄を持って構えていたガルドはいないし、落ちた光源杖に付着した血液に真新しい物が増えている。

 何故いない?

 自分から消えた訳ではあるまいし、方法がない。

 敵に何かされた?

 周囲を幾ら見渡しても、敵はいない。

 その場の全員が、何が起きているのかまるで理解できていなかった。

 ――上を見上げたままのギルティーネを除いて。

「――ッ!!!」

 突然、ギルティーネは目にも止まらない速度でトレックの襟首を掴みとって無理やり背中に背負い、全力でその場を駆け出した。常人離れした速度にトレックは声を出す暇さえもなく左腕と右足をギルティーネに無理矢理掴まれていた。

「なっ、何をッ!?」
「……………ッ!!」

 やっと舌を噛まないギリギリの口で叫ぶが、返答など返ってくるわけがない。彼女は喋ることが出来ない。それでもまるで意図の掴めない行動に激しく混乱した頭はどうしても確認を求めてしまう。

 凄まじい速度で疾走するギルティーネの背中の上は激しく揺れ、万力のようにがっちり捕まれた腕と脚が締め付けられて瞬時にむくむ。何の脈絡もないその走りに唖然としていたのはトレックだけではなく、残されたドレッドとステディとの距離も遠ざかっていく。

「御しきれていると思ったのか気のせいかッ!!ステディ、追うぞ!!」
「え?……は、はいっ!!しかしガルドは――」
「見つからない以上は捨て置くッ!!」

 それは非情で、しかし集団として行動する以上は避けられない判断だった。


 一方、トレックを抱えながらも二人を遙かに超える速度で走り続けるトレックは、暴れ馬に引かれた馬車のような振動に揺さぶられて頭痛と吐き気を覚えながら、必死で頭脳を回していた。

(ギルティーネさんは何でいきなり俺を抱えて動き出した!?俺は指示してない、ってことはギルティーネさんが独断で何かをしているってことだ!!それは何だ!?言葉で理解できないなら前後の行動で割り出せるはずだ!!考えろ……考えろ……!!)

 行動前、気が付けばギルティーネは上を見上げていた。あれはどう考えてもこれまでになかった反応だった。しかし、行動の意図はまだ見えない。それ以前は遺留品らしき杖のチェック。この時はギルティーネから目を離していたので判然としない。そして唐突なガルドの消失から数秒後、彼女は突然トレックを抱えて動き出した。

 彼女が突然行動を起こしたのは何故だ。トレックの言う事を聞くはずの彼女が動いた理由は。

(これまでギルティーネさんが自律的に行動したこと……鉄仮面を外すとき――これは単なる習慣的なものだろう。次は鍵を持ってきて自分の武器のケースを開けさせたとき……試験に不可欠な物だったからだろう。次は……櫛の件は単なる言葉の錯誤だから……最後は確か、ステディさんが殺気立った瞬間に割り込んできたことくらいか?)

 ステディと自分の間に割って入ったという事は、護衛対象を防衛するための行動。つまり殺気を感じてステディがトレックに害意を加えようとしていると考えての行動だったのだろう。
 以上の条件からして今の状況を説明するのに、習慣的行動は考えにくい。
 事実の錯誤は、何を錯誤したらこうなるのか説明がつけられない。
 トレックを抱えて砦に戻らなければならない程残り時間はひっ迫していないから、試験に不可欠な行動とも思えない。――いや、とトレックは考え直す。

(俺が死んだら、必然的にギルティーネさんの未来は閉ざされる。つまり俺に命の危機が迫ったらギルティーネさんは行動する。不可欠な行動と俺の防衛はイコールになる……俺に、命の危機が迫っている?)

 周囲の何所にも敵のいないあの場所の一体どこに命の危機があったのか。確かに外灯のせいで普通より視界は悪かったが、そもそも呪獣は周囲に光があると極端な行動をとる習性がある。光を避けて逃げ出すか、光の源を殺そうと決死の覚悟で光に踏み込むかだ。

 ――但し、あまり考えたくはないが、上位種はその限りではない。
 
(上位種が、いたのか!?あの場所の何所に――)

 かつん。

 ほんの小さな、金属を叩く甲高い音が耳に響く。
 今の音は、何だ。激しく揺さぶられながら周囲を見渡すが、何も見当たらない。一瞬あまりにも早すぎる移動速度にペトロ・カンテラ(ジャック)が追い付かなくなって壊れたかと思ったが、カンテラは丁寧に外灯に当たらない高度を保ちながらきっちり主を追跡している。

 カンテラではない。周囲でもない。他に、音が鳴る場所。
 自分には見えていない場所。ギルティーネが気付けた場所。
 
 ギルティーネは、上を見ていた。

「真上かぁっ!!」

 ほとんど反射的に、トレックは『炎の矢』で外灯の合間に三発の炎弾を放つ。
 そのうちの一発が――黒と紫の斑模様をした何かに掠った。

『ギア゛グッ!?』

 人ならざる存在の悲鳴が、トレックに事実を告げる。
 敵は――皮肉にも、人間の作った外灯の上というカンテラの照らせない安全領域から、下の人間を攻撃していたのだ。
  
海戦型
 
ぐちる
最近、更新遅いですよね。すいません。ぶっちゃけしんどくて書いてない日が多いです。

社会人アピールみたいなことになってますけど、働きはじめると本当に小説続けるのしんどいことこの上ないですね。学生時代どんだけハッピーだったんだって感じです。文字書きって社会不適合者なんじゃないかと疑います。 
海戦型
 
うぇ~い
二期いいじゃないのうぇーい。最近の数少ない楽しみだから嬉しいようぇいうぇ~い(遠出したせいで力を使い過ぎてアホになっている模様)

金の心配せずに小説書けたら理想の人生ですね。
富樫先生のようなクリエイターになりた……いえ、戯言です。 
Y.T
 
時間足りんしね・・・・
働いてると読むだけでも大変ですもん、アニメにゲームの上、小説創作とか・・・・

小説家や数学者は独自の世界感や思想で社会適応困難だった人達は多いですよね、後芸術家も。


それと、昨日知ったが『僕のヒーローアカデミア』二期製作決定だとか(・∀・) やっぱり2クールは無いと纏まりませんよね! 
海戦型
 
妄想物語23
 
(俺は狼の群れに混じった羊………周囲とは、そもそもまるで違う生き物――)

 トレックは頭を振って、思考を無理やり頭から追い出した。

 死のリスクは最初からあった。それが今になって浮き彫りになっているだけだ。ならば自分がすべきはこの場を生き延びて、ギルティーネと共に試験をクリアすることだけ。余計な恐怖も思考も全てオオカミの毛皮の奥に仕舞い込んで、精一杯に狼のふりを続けろ。生き残ることが出来れば、周囲が何だろうと構わないのだから。

 

 ゆっくり、ゆっくり、全員で歩幅を合わせて前進する。いくら相性の悪い呪法師と一緒であろうと、集団で歩幅を合わせて移動する訓練だけはうんざりするほどやってきた。それこそ目をつぶったままでも、同じサンテリア機関で実技を習った学徒なら歩幅を合わせる事が出来る。

 少し進むと、道の端に柱のようなものが見えた。木ではなく金属製だ。どうやら6メートル以上はあるそれは、先端が折れ曲がってコの字になったアーチのようだ。それも一つ二つではなく、等間隔にいくつも連なっている。上部をよく見ればそれぞれのアーチは鉄骨で繋がっているようだった。
 カンテラの照らすアーチの中央部分には、一般的なランプと同じく逆さ皿のように光を下に集中させる構造が取り付けられていた。

「これ、灯薪の類は取り付けられていないが……外灯か?あの仮設砦までの道を照らす為の……?」
「ターニングポイントの仮設砦に残された物資といいこれといい、本当に建設途中で頓挫しているのだな。元老院からの締め付けは予想以上に厳しいようだ。これでは『大地奪還』など当分先になりそうだ」

 やれ、と呆れたような顔をするドレッドだが、今は頼りにならない外灯などよりも目の前の危機を察知しなければ話にならない。ここから先に――恐らく、自分と同じ時期に入学して、同じ文武を修め、そして自分より早く大地へと還ったであろう誰かがいる。……まだ死体が残っていれば、だが。

 それを直接見たとき、自分はそれでも平静でいられるだろうか。
 足を止め、吐瀉物を大地にばらまく自分の姿だけがやけに鮮明に想像できる。できるが、今はそんな想像をする余裕がない。金属製の柱が周期的に並んでいるというのは、遮蔽物で若干ながら視界が狭まる可能性があることを示している。
 ペトロ・カンテラの光量と角度では、木のように高さのある遮蔽物の後ろまでは照らせない。つまり、それだけ呪獣の隠れる隙間が大きくなり、接近を許すリスクが高まる。

 それほど時間を置かず、全員が悲鳴の上がった付近まで到着した。

 悲鳴の主の死体は見当たらない。代わりに学徒用に貸し出されたペトロ・カンテラだけが転がっている。内部に溜めこんだであろう呪力は術者が死亡しても光りつづける筈だが、既に灯は消えている。原因は二つ考えられ、ひとつは単純に火種が何らかの原因で消えたこと。そしてもう一つは込めた呪力が尽きてしまったことだ。地を這う呪獣がペトロ・カンテラに手を届かせたとは考えにくいので、後者なのだろう。
 しかしそうすると疑問も残る。ペトロ・カンテラは現代の呪法具としても破格の燃費を誇る上に、呪法師の必須アイテムだ。折り返し地点で呪力を再充填したのなら、いくら遅く進んでいたとしても効果が切れるのが早すぎる。それこそこの場に1,2時間ずっと座り込みでもしない限りは、だ。

 念のため、生存の可能性を考えてドレッドが声を張る。

「誰かいるか?俺達は試験の参加者だ!生存しているのなら直ぐにカンテラの光の中に来るか、何か合図を送れ!」

 彼のよく通る声が荒野の闇に響き渡るが、返ってくる反応は一切感じられない。まるで光に照らされた外には世界そのものが存在しないかのようで不気味だ。たっぷり時間を置き、隣のステディは淡々と事実を告げる。

「……………返答、ありませんね。ドレッド様、残念ですがやはり死亡したと考えた方がいいでしょう」
「ああ……名も知らぬ相手だが、志半ばでこの結果はさぞかし無念だったろう」

 呪獣は基本的に殺害した人間の死体に手は出さないが、人知を超えた馬鹿力で吹き飛ばされて崖の下に転落したのなら誰もいない説明はつく。この高さから呪獣に攻撃を受けての転落となると生存は絶望的だろうし、どちらにしろ捜索に向かう暇もない。
 死体のないことに、ほんのわずかにだがほっとする。心を覆う暗雲は晴れる気配がないが、少なくとももう少し平静を保っていられそうだ。しかし、トレックはふとある疑問を思い浮かべた。

「返答がないということは……カンテラの持ち主のパートナーは?」

 呪法師は複数人での行動が原則だ。カンテラの持ち主にも当然パートナーがいた筈だ。その疑問に、周囲を観察していたガルドが返答した。

「これを見ろ、光源杖(ライトスタッフ)だ。未使用だが血痕が付着している」
「カンテラの持ち主は光源杖を装備しない場合が多い。それにカンテラからは随分離れた場所にそれはあった……すなわち、杖の持ち主がパートナーだったと考えるべきか?」
「だが、血痕が少ないのが気になる。致死量どころか鼻血程度しか散らばっていない。殺されたのならもっと血液が落ちていて然るべきだ」
「攻撃を受けてパニックになり光のサークルの外へ逃げ出したのではないか?それなら周囲に死体が転がっているかもしれない」
「かもしれないが、そうではないのかもしれない。どちらにしろ、長居すべきではないと考える」
「ドレッド、遺留品がてらそれを回収して早く進もう。ガルドの意見には俺も賛成だ。ここに長居してもいい事はない」

 ガルドの提案にはトレックも乗る。何が起きたのか全く分からないのは不気味だが、少なくとも事はここで起きたのだ。あるかもしれない危険が潜んでいる場所からは早急に離れた方が身の為だ。何より、一刻も早く濃厚な死の香りがするこの空間を抜け出したかった。

「………敵は、もうすでにこの場を移動したのかもしれないな。どちらにせよ警戒しつつ『境の砦』まで移動するしかあるまい。砦までもうそれほど距離はないが、全員警戒を怠るなよ」
「ああ。………ギルティーネさんも聞いたね?」

 トレックは、一応の確認のためにギルティーネの方を振り向いて――疑問を抱いた。

「……ギルティーネさん?」
「………………」

 ギルティーネが、剣を引き抜いたまま上を向いている。
 今、上にあるのは外灯とさらにその上に広がる星空だけだ。
 おかしいことなど何一つない――そう思った刹那。

 からん、と、何かの落ちる乾いた音がした。

 音のあった場所を見ると、そこにはガルドの持っていた光源杖が転がっていた。
 そして、持っていた筈のガルドの姿が――そこにはなかった。

「え――」

 杖に付着していた血液は、気のせいでなければ先ほどより少し広く朱を広めていた。
  
海戦型
 
ぎゃあ!!
寝室にね、最近ちょくちょく百足が出るんですよ。
正直心臓に悪くて………何でも梅雨の時期には家の中に百足が出ることが多いらしいです。ダニを食べて増えるゴキブリの卵を喰う為に家の中まで上がって来るんだとか。しかも暗くて湿度の高い所が好きだから、湿度の高い時期は普通近寄らない家の中も生活圏に入ってしまうんだそうです。

今ははえ叩きで迎撃してますが、氷結スプレーが効くらしいので買おうかなぁとか考えたり。
雨は好きだけど湿気は嫌いです。でも本当は湿気以上に乾燥が嫌い……。 
海戦型
 
ああヤダヤダ
うちは寝室と、あと風呂で目撃証言が。出てほしくない所にしか出てこないのは勘弁してもらいたいです。
というか、あいつら暗い所好きだから最悪布団の下に入って寝返りうった途端に……考えない事にします。 
Y.T
 
一昨日、ウチにも出たよー
ゴキブリ程じゃないが一匹でたら三匹居るって言うよね。
ウチは大きいのは寝室っていうかベッドや風呂場に小さいのは居間に出る感じです。

迎撃は新聞紙を丸めたのとガムテープですw

最近は梅雨でも雨少ないって聞くけど、昔はそんなに降ってたのかなァ・・・・


 
海戦型
 
新たなる旅路へ――。
スパロボ生放送を見……れなかったので、タイムシフトで視聴しました。そのせいで書くのが丸一日遅れてしまった……。田んぼで泥にまみれていた私をお許しください。しかし、しかしスパロボを呟く!


報告、『ムーン・デュエラーズ』続報!

サラッとヨンちゃんが合流してたりエグゼクスバインの乗り換え可能疑惑が浮上したりと気になる部分満載でしたね。そして何かぶっ込んでくるとは思っていましたが、まさかハーケン&アシェンが参戦するとは完全に予想外。
他にも雷鳳の新技、夢にまで見た(のは自分だけかもしれないけど)フォルテギガスにグラキが乗っているという展開!(スパロボDにてスーパー系男主人公を選んでいると、グラキを仲間にした際一ステージだけグラキ操縦で扱えるのを忘れたとは言わせない)
混迷を極める地球圏の動乱の行方が見逃せなくなるPVでした。
あと、Shining storm恰好良すぎて気力250になりました。

(XΩはまるでやってないのでノーコメント)

報告、『スーパーロボット大戦V』!!

まずは……D以来の『ZZガンダム』の復帰を祝おうではないですか……っていうか、フルメタシリーズに加えて劇ナデまで呼び出しててかなり俺得な顔ぶれだったので、楽しみ過ぎます。
しかし……『閃ハサ』『クロスボーンシリーズ』『クロスアンジュ』『ヤマト』『真マジンガーZERO』『マイトガイン』など、新規参戦勢が予想以上のぶっ飛びっぷりで驚きました。ガンダムに関してはどんだけ宇宙世紀を掘り下げる気なんでしょう……。もう気になりすぎて眠れそうにありません。

Vガンダム「え、Vはシリーズ化しないんですか!?」
コンバトラーV「そんなー(´・ω・`)」
ボルテスV「あんまりだよ。ひどすぎるよ……!」


でも、スパロボは大好きです。スーパーロボッ!! 
海戦型
 
待ちに待ちましたからね
25周年記念の情報がMOTTOMOTTO欲しかったスパロボファンとしてはもうVICTORYな情報でした。

Vに関して更に細かい部分に触れるなら、ダイターン3はなんとR以来のメガノイドとの本格的な戦いが予想されているという個人的には嬉しい展開です。
後は何故か天獄篇で途中から存在がバニシングされてしまったフルメタのサビーナ&ファウラー。原作ではあんなに強かったのに……。
にしてもVのメンツは全体的にシリアスなのが顔を揃えてて今まで以上にダークなものになりそうです。ここまで濃いのが揃うとオリジナル勢は一体どんなレベルのが来るのか今から心配……もとい、楽しみですね。
ちなみにZEROは機体だけ参戦らしいけど、それでもどんな屁理屈こねて使えるようになるのか気になってしょうがない。

ガン×ソードもそうですが、私はこう、無印Zに沢山いた「荒廃した世界で逞しく生きる」みたいなロボットアニメ(勝手にザブングル系と呼んでいる)が大好物でして。一度でいいからそれ系に特化したスパロボしてみたいですね。
あと、これは更に個人的な話ですが、エスカフローネみたいな準ファンタジー作品を全力で寄せ集めたスパロボもやりたいですわ。 
C.D./hack
 
本当に待っていた!
初スパロボはWでしたが、DやJもプレイ済みです!
妹好きですが、グラキさんがまさかのサブへ。嬉しい。
でも何より嬉しいのはハーケンさん!ハーケンさんがいるではありませんか!
ナイトファウル持ってる!ということはロングトゥームも!?
そしてV。まさかの閃ハサ、久しぶりのZZ、マジンガーZERO。
マジンガーZEROはぶっちゃけグレンラガンを子供のように扱える数少ないというか唯一無二の機体だと思うんですよ(汗)。
でもクロスボーン出すならどうせならゴーストとVを同時に出してほしかったなぁと。
という期待を膨らませつつ、いつかまたガン×ソードが声あり参戦する日を夢見て。

マジンガーの弓さやかがボンテージ姿で揺れるカットインがあるだろうなあとも思いつつ。 
海戦型
 
生放送によると
ヤマト参戦はもともとお上から降りてきた話らしいです。Q含めてストーリー的にキツイいくつかの作品は機体だけ参戦。一本完結作品だと明言されたんで続編はなしと見ていいかな。

「あれ、Vな面子がいないですけど…」
「ああ、タイトルは開発後期で決まったから…」

らしいです。無念。
 
Y.T
 
今知りましたー

続々新作出てるなー、スーパーロボット大戦は、でもネーミングで発売順がパッと分りにくいよね。
Zシリーズに参戦作品がダブってて頭の切り替えしづらそうに感じてしまったな(´・ω・`)

でも宇宙戦艦ヤマト2199ってスーパーロボット? UXで初音ミク?的なのも居たしアナライザー辺りも有りなのかな・・・・
ガンダムは宇宙世紀祭りすぎるな、クロスボーンはノリとかが結構好きだが、大人事情で宇宙世紀を掘り下げ過ぎてるような・・・見るけどさ。
エヴァはQと破でギャップ有り過ぎですよね絶望感もwニアサードインパクトと混乱で人類8死滅済みとかwwそしてシンジに責任転嫁する無責任な周りの大人達、ミサトが行きなさい遣りなさい言ってただろ(・ω・`) 人の心の弱さを表現してるのかも知れんしシンジも大概な奴ではあるけどね。
Qは謎展開で置いて行かれた感じだが序や破と繋がったら新たなストーリー(オリ設定)が語られる?

>「え、Vはシリーズ化しないんですか!?」
売れ行き次第とか?Zもそんな感じだったそうな・・・・

Vガンダムって色々アレ?なせいか再放送も少ないですよね。

スパロボは不滅。スーパーロボット万歳!(・∀・)

 
海戦型
 
再評価
「【IS】例えばこんな生活は。」が、最近ランキングでじわじわ昇っています。今日は3位でした。一昨年にメインが完結して、去年の夏に心残りの外伝も書き終えて、もう随分立つ作品ですが……やはり再び日の目を浴びると眩しくって涙が出ちゃうのです。

思えばこれの連載初期は3作品同時投稿とかいうふざけたマネが出来ていた時期でした。しかし、だから手を抜いているという事はなく、読みやすさと雰囲気を大切にしつつもテーマを回収していくというそれなりの挑戦をやっていました。
自分で言うのも何ですが、この作品には当時の私の思いつく限りのアイデアを詰め込んだ自信作の一つです。ISとは何か?どこから来て、何を思うのか?そしてどこにいくのか……そんなテーマがどこにあるんだとばかりに内容軽いですけど、ISファンなら一回は見てほしいくらいな気合を入魂したこの作品がいまだに輝きを失っていないことを、私は嬉しく思うのでした。オチなし。 
海戦型
 
妄想物語20
 
『ル゛ロ゛ロロオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!』

 大気を震わせる咆哮と、纏わりつくような死の気配が若き呪法師たちの全身を震わせた。

 これが上位種――大陸の民に『大地奪還』を諦めさせ、今なお呪獣を恐怖の対象たらしめる力。
 呪力から湧き出る人知を超えた力の集積体が、血走った眼光が、その存在の全てが重苦しく圧し掛かる。

「ぬぅ……っ」
「くそ、駄目か……!?」

 今までのちっぽけな呪獣があげる喧しいだけのそれとは違う、自らが支配者足らんとするかのような強烈な重圧が込められた叫びだ。呪獣こそが人間を狩るべき存在であり、大陸の民が狩られる存在であることを今一度思い知らせんとするかのような叫びに全員が怯み、一歩足を下げる。

 そして、その致命的な隙を逃すほどに暴力の権化は甘くはない。瞬時に姿勢を低くした鎧の呪獣は、それまで以上の速度で瞬時に5人の元へと突進を繰り出した。体勢を崩し、一斉攻撃のために一カ所に集中したトレック達には、もはやその攻撃を避ける方法は残されていない。

 となれば、彼等を待つのは『死』という絶対的な終焉のみ。

 作戦が終わってしまう事を悟ったトレックは、諦めるように静かに目を閉じた。

 そして、再度見開いた。

「――ステディさん、今だッ!!」
「私に命令……するなっ!!」

 瞬間、ステディが地面に突きたてていた杖が淡い光を放ち――鎧の呪獣が今まさに踏み込もうとしていた足場が、突如として陥没した。

『ロ゛ロロオオオオ――ル゛ア゛ェッ!?!?』
 
 突然の出来事と、鎧を着たままの加速エネルギーを殺しきれなかった呪獣はその陥没した足場に吸い込まれるように前足を突っ込み、完全にバランスを崩して地面に頭から突っ込んだ。それでも勢いが収まらない巨体は背中から見事に一回転し――その先の地面に『べちゃりと音を立てて大きくめり込んだ』。

「――お前が突進するしか能のない猪みたいな奴だってことは分かってたからな。だから、策を弄した」
『ア゛ア゛ッ!!ウ゛ォ………オ゛オオオッ!?』

 呪獣はすぐさま起き上がろうと身を翻そうとするが、踏ん張る筈の足場に体を置いておけば置くほどにズブズブと体が地面に沈んでいく。そこに到って呪獣は漸く一つの事実に気付く。

 ――沼だ。硬い荒地だったこの場所の、自分が転倒した場所だけが沼になっている。

 脱出しようともがけばもがくほど身体は沈み、激しく脱出しようにも鎧の重量と形状に動きを制限されて思うように動けず、まるで体勢を立て直せない。

「ステディさんはいい仕事をしたよ。お前の目を他のメンバーで引き付けつつ、こっそりこの地面の土だけを粘性の少なく脆い構造へ作り替えたんだ。見た目には普通の地面と変わらないから全然気づかなかったろう?」

 そう語るトレックの片手には、空になった水筒。
 微かに残った水滴が、ぴちゃり、と沼に落ちた。

「泥水……これはいい触媒だ。水を操れる『流』と大地を動かす『地』を同時に扱う事が出来る。こいつを持ってきていて本当にラッキーだったよ。なければ落とし穴なんて見え見えなトラップに頼らなきゃいけなかった。流石にそいつはお前も露骨すぎて警戒するだろうから、沼に嵌まってもらったよ」
「まさか貴様が『流』の呪法を利用して大気中の水分を集め、その地面を沼に変貌させるとは思いもしなかったぞ……トレック。唯でさえ『流』の使い手は戦闘を苦手とするものが多いのに、貴様はどれだけの引き出しを持っているのだ?」
「さてね……それより、トドメを刺そうか。ギルティーネさん、ドレッド、手伝ってくれ」

 自分の頭上にあったペトロ・カンテラを近くまで呼び寄せて手を掲げると、カンテラ内の炎が導かれるように目の前で大きな炎の塊になってゆく。遅れて近づいてきたギルティーネとドレッドも同じようにカンテラから炎を得て、3人同時に沼でもがく哀れな上位種へ呪法をぶつけた。

「逃げる事も許されず、惨めな姿で荼毘に付すんだな……『灼熱の絨毯(フエゴ・アルフォンブラ)』」
『ロ゛ア゛アアアアアッ!?ル゛ウ゛、ル゛……ウ゛オ゛オオオオオオオオオオッ!?!?』

 3人同時に放たれた炎は鎧の隙間から一斉に内側の呪獣を蝕み、トレックが人生で初めて遭遇した「上位種」の呪獣は哀れな悲鳴を上げながら死ぬまで呪炎に焼き尽くされた。



 作戦は簡単だった。

 まず、沼で機動力を封じればどんな呪獣であろうとも雑魚に等しい。しかし通常の俊敏な呪獣はフットワークも軽いためにそんなあからさまなトラップには引っかからない。これに引っかかる可能性があるのは、まさに鎧の呪獣のように動きが直線的で突然止まる事の出来ない相手だけだ。

 沼を作るには石畳の足場は不利。よって場所は必然的に道路から逸れた脇の荒れ地になる。

 また、確実に相手を沼に誘導し、かつ自分たちのリスクを減らすには鎧の呪獣の位置を知るのが最も有効だ。その方法を考えた時、トレックは光源杖や拳銃では確実性に欠けると判断し、安定して長期間光つづけて相手にも括り付けやすい灯縄という選択肢を選んだ。
 実行するのは直に鎧の呪獣の攻撃を受け止め、尚且つ受け流したギルティーネが適任だった。

 そして、そのための時間を稼いでいるうちにステディは他のメンバーに隠れて地面に細工し、沼になりやすい脆い地面を作成。更にトレックがそこに泥水を触媒として呪法を重ねがけし、数mの深度がある簡易的な沼を作成。万が一外見で悟られないために表面だけに薄く普通の地面のカムフラージュまで施した。

 最後は簡単だ。派手な音と光を発生させる拳銃全を用いて総攻撃して気を引きつつ、全員で呪獣と沼の対角線上に移動。ダメ押しと言わんばかりに突っ込んで来た呪獣が確実に沼に落ちるようにステディの術で足場を変形させれば、鎧の呪獣は転倒して沼に落ちるしかない。

 その後詰の策を実行したステディは、横目で敵を焼き払うトレックの顔を見る。
 無表情に見えて実際には額に微かな緊張の汗が見て取れた。

(確かに単純だが、細かい部分を見ればあの呪獣を倒すために柔軟な思考で立てられた作戦だ。何より属性と他人の装備を最大限に活かしている。しかし………)

 ステディは、上位種の呪獣と遭遇した際にトレックが狼狽していたのを確かに見た。
 その表情が恐怖に染まり、この場から逃げ出すであろう腐抜けた考えに染まり掛けているのも見た。
 その時、ステディはトレックという男を「最終的には自分の命を惜しがる戦士の風上にも置けない存在」だと確信し、これまでにない不快感を覚えた。何故こんな男がドレッドの気を引いたのかと、改めて思った。

 しかし、彼はドレッドと方針を話し合ううちにその臆病者としての部分を見る見るうちに自分の中に仕舞い込み、最終的には一度逃げようとした相手に再び戦う為の策まで繰り出し、見事に役割を全うしている。

(何故、自分の中で決定した思いを容易に変更できる?何故戦う覚悟を改めて決めるなどという心境の変化が起きた?どうして戦士としての適性を欠くのに、貴様は戦えたというのだ?)

 ステディには目の前の男がまるで理解できない。
 ステディの周囲にいる人間は、こうだという行動を一度取った後にそれを曲げたり、以前とまるで違う行動をとる存在はいなかった。知識的な学習によって大きく行動を転換させる存在ならいたが、「戦うか戦わないか」などという根底的な部分が瞬時に変化する存在など見たことがない。

 ………『欠落』を持たない、普通の人間ども以外には。

(トレック・レトリック……貴様も『欠落』しているのではないのか?それとも貴様は違うのか?私にはギルティーネという罪人より、貴様の方が余程理解できない……!)

 この男は異常だ。そう、感じた。
 
 = =

怒りの2話連続投稿。役割分担の所為でギルティーネちゃんの出番があまりなく、代わりにツンツンなステディちゃんの方にフォーカスを向けています。ちなみにステディちゃんは眼鏡と教鞭持たせたら「厳しい女教師」って感じになる釣り目少女です。 
海戦型
 
歪んではないです(たぶんだけど……)
トレックくんは普通に街で暮らしている分には本当に普通で、『欠落』のない人から見れば彼の言動はごく自然なものに感じられます。でも、欠落持ちの人達にはその普通がどうしても気味悪く思えてしまうのです。そこに欠落持ちとそうでない普通の人の心理構造的な隔たりがあるんです。
なんというか……『欠落』持ちの人達は悩みはするけど迷いはないんです。でも普通の人は悩みも迷いもあるから、欠落持ちから見ると一貫性が無いように見えて異物感が否めないって感じです。トレック君はそれに加えて欠落持ちの証である呪力を持っているから余計によく分かんない存在なんですね。

ややこしいですが、心が歪んでいないとおかしいのに歪んでいないのがトレックくんの異常です。 
Y.T
 
流行でもあるな
最近は主人公には心の歪みや傷があってナンボやで!^p^
王道系は最近主流から転落、つまり王道じゃなくなった? 
海戦型
 
突然何か言い出してみる
声優の神谷明さんが職質されたって話を聞いて。

実は警察にはその辺をぷらぷら歩いている人にいきなり持ち物検査をする権限はありません。あと任意同行を断られた場合、強制的に署に連れて行く権限もありません。本人の意思確認なく連れて行ったら違法行為です。
持ち物検査は裁判の判例では一部許容するような雰囲気がありますが、法的に考えると「こいつ確実に犯罪者だろ……」と確信するレベルの相手でないと適法にはなりません。つまり、やましいことがないなら拒否しても全く問題ありませんし、確たる根拠もなく無理矢理持ち物を改めるのは越権行為です。仮にそれで犯罪行為が明らかになったとしても、違法な方法で手に入れた物証は証拠能力を失います。

でも、警察からすればそんな微妙な法律のさじ加減で目の前の犯罪者(かもしれない人)を見逃す羽目になるのは嫌なので、プレッシャーをかけて断れない感じにします。一般市民からすればそんな法律のあれこれなんかより目の前の警察という存在の圧力の方がよっぽど意識してしまうもの。要するに警察は犯罪者を炙り出すためには多少荒っぽい行動をすべきと思ってる訳です。

警察だって誰でも彼でも職質していたらキリがないので怪しい人に絞って声をかけます。本当に不審かどうかはさておいて、もしそこで偶然にも不審に映ってしまった人がいたらお気の毒。まるでヤンキーが絡んでくるように高圧的に迫ってきます。
でも警察は治安維持のための職務を全うしているので、間違っても悪びれません。相手が犯罪者かどうでないかが判別できればいいのですから、その結果市民が不快な思いをしても知ったことではないのですね。そしてそれが警察の前では下手な真似が出来ないという抑止効果も持っているのです。

だから職質ってのは本当に曖昧でギリギリの、人権と秩序の攻防の場。
どっちが正しいとは、一概には言えません。


ちなみに私は一回だけ職質されたことがあります。

「こんな時間帯に学生が何してんの?」
「何って、修学旅行の自由時間ですけど……?」
「あ、ああ……そう」

……うん、まぁ、警察も間違う事はあるよ。人間だからね。 
Y.T
 
余り話題に成らないが・・・・
特別高等警察時代からの伝統、自白偏重主義や痴漢の有罪率脅威の98%この国は近代法治国家では無いと国連でも笑われるは怒られる国だからな・・・しかも外国人、特には欧米人には取り調べがゆるい腑抜け。

法で認められた権利の行使を非常識扱いし許さない風潮の可笑しな国、こういう所が無駄に特定アジアの血筋を受け継いでと感じさせるな(´・ω・`)
 
海戦型
 
企画倒れアイデア
前にヒュッケバインを出す二次創作としてビルドファイターズの世界の人に凶鳥の亡霊が憑りついて「ガンダムを壊せ……ガンダムを壊せ……」と囁き続けた結果、主人公が望んでもいないのにヒュッケバインを作ってガンダムタイプの相手を破壊し続けるという話を思いついたことがあります。それなんてガンダムブレ○カー?
が、よく考えたらビルドファイターズ嫌いだから全然見てなくて書くのが不可能でした。無念。
ちなみにヒュッケバインの名前は「バニシングガンダム」。怨念の力でBBCが使えます。なお、主人公の友達はデュラクシールに憑りつかれてます。

あんまり記憶にはないけど、原作を碌に知らないから没ったアイデアはこれまでにも沢山あったような、なかったような。 
海戦型
 
見ましたそれ
私も一応ながらボトムズは一通り見たんですが、あれは気付かない……というか気付けないと思います(笑)
スパロボと言えば、BX の終了会話で騎士ガンダムの台詞が誤植ってました。敵が的に。スパロボにしては珍しい凡ミスでしたね。 
Y.T
 
自分もビルドファイターズは興味余り無かったかな
日の目をみれなかった没ネタはやっぱり多いんですかー。
思いついたらとりあえずネタ投稿してイインジャヨー(´・ω・`)

それとさっき知った如何でも良いニュース、スパロボ話は海戦型氏しか話す相手居ないから書くが、第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇の装甲騎兵ボトムズの双子設定キャラクター「アロン」と「グラン」の顔グラフィックが入れ替わっていたことが5年越しに判明したらしい。
どんだけ好きやねん・・・大した観察力だw  
海戦型
 
久しぶりに本気で凹んだ話
私はスパロボが大好きです。好きすぎてスパロボ歴をつぶやきで3連続投稿したこともある程度には好きです。強く、熱く、激しく。いつでもどこでも熱血必中。ロボットが好きで、パイロットが好きで、人機一体が好きで、つまりはスーパーロボット大戦が好きです。

そんな風にスパロボが大好きだからこそ……水谷優子さんの突然の訃報に唖然としました。

スパロボ好きの方なら当然知っていると思いますが、水谷さんと言えばIMPACT~OGシリーズのエクセレンを始め、様々なスパロボキャラクターを演じてこられた声優さんです。シリーズ出演数はそれほど多くなくとも、OGシリーズで通算4人ものキャラを受け持っている事を考えると「スパロボ声優」にカウントして許されると思います。

カリスみたいな少年もレイナみたいな可愛い系もアルフィミのような幼さも演じ分け、飄々とした愉快キャラのエクセレンの声は可愛らしさや色っぽさが入り混じって絶妙な演技でした。これまでもそうだったし、当然これからも聞けるものと思っていました。

しかし、人の命は永遠でも絶対でもありませんでした。

まさかムーン・デュエラーズとび~ち・でゅえら~ずが水谷さんの遺作になるなんて、誰が想像できましたか。鈴置洋孝さんや塩沢兼人と同じく「死ぬには早すぎる」と言う日が来るなんて誰が予測できたでしょうか。

ゲームの向こうのエクセレンは今でもキョウスケ達と漫談をしています。しかし、水谷さん演じるエクセレンはMD以降のスパロボでは現れないのでしょう。当然です。水谷さんはもう逝ってしまったんですから。アルフィミとアクセルの漫談も……もう聞けない。
いずれは誰かが引き継ぐことになるのでしょうが、きっとその時に我々の前に現れるのは「あたらしい」エクセレンやアルフィミ。同じにはならない。その時こそが、水谷優子演じるエクセレンという複合的な存在が舞台を降りるときなんでしょう。

私は我儘なんで、安らかに眠ってくれとは言いたくありません。
私はあと数年でも数か月でも数日でもいいから、もうすこしだけ貴方の声をまた聞けるのだと思っていたかった。……それだけです。 
ノブヤス
 
水谷さんの面白くて愛嬌のある軽くてノリのいいセリフ回しが大好きだったのに…
僕もニュース見ました…水谷優子さんの突然の訃報を聞いたときは本気で凹みました。死因は乳がんだと聞きました。51歳ってまだ若いのに…。
スパロボブログでもムーン・デュエラーズとび~ち・でゅえら~ずの収録がスパロボ関連最後の仕事だったみたいですね…。アルフィミィとアクセルの漫談やランページ・ゴーストやキョウスケとの息の合った掛け合いが…もう聞けないのか…。ムゲフロや歴代スパロボでもいっぱいお世話になったから余計に辛い…。

水谷優子さんのご冥福を祈ります。 
Y.T
 
そこまで詳しくなかったですが・・・・
そこまでスパロボに詳しく無くすぐには分らなかったが、ロックマンX4のアイリス、ふしぎの海のナディアのマリーやブラック・ジャックのピノコだと知ってショックを受けました(´;ω;`)
声優さんは長生きできないと耳にするが、あの声がもう新しく聞くことが出来ないと思うと凹むな・・・・

水谷氏のご冥福を祈ります。 
しのざき
 
ええっ!
水谷優子さん亡くなったんですか?
私は50過ぎの元アニメファンですが、水谷優子さんと言えば「赤い光弾ジリオン」のアップルと言う印象です。主役トリオのJJ、チャンプ、アップルの巧妙なやりとりが印象に残っています…。
今夜は久しぶりにジリオンのDVDを観ようと思います…。 
海戦型
 
行き場のない哀しさが……
死因は乳がんだそうですね。怖ろしい病気です。死亡率が高いことも患者が増加傾向にあることも耳にはしていました。していましたが……こんな時ばかり、その恐ろしさと無慈悲さを思い知らされます。 
C.D./hack
 
同士よ……
ロム兄さんみたいに、行くなよ……皆より先に逝っちゃう妹ほど、悲しいものはないよ……
もっと聞いていたかったよ……
……────待てぃっ!!
この声が、水谷さんに届いていれば……(இ௰இ`。)
ムゲフロでも、歴代スパロボでもいっぱいいっぱいお世話になった機体だし、キャラだからこそ……
悲しくなりましたね…… 
海戦型
 
アカデミーな話
ヒーローアカデミアの瀬呂範太を見たとき、個人的には凄い衝撃でした。腕からセロテープってそんなんありか、と。でもアカデミア世界では普通にアリだし、割と使い道が多くて強いから凄いですね。キャラデザも相まって強烈に頭に焼き付いています。
数あるアイテムの中からセロテープをチョイスしたのが素晴らしいというか……兎に角その時、私は同系統の個性的能力とデザインがまるで思い浮かばなくて、スゲーと一人で感動していました。

あと耳郎響香。これは見たときものすごく悔しかったです。滅茶苦茶個人的な話ですが、数年前に「イヤホンのソケットぶらさげて凄いコトするキャラ」というのを思いついていたんです。で、いつか使おうと思ってたら耳郎ちゃんが登場して、しかも個人的には自分が想像していたキャラより10倍はイカしてるデザインだったんです。完全敗北です。

他にも色々といますが、ヒーローアカデミアの個性は本当に個性的で、しかも強い個性に限って弱点が絶妙なのが好きです。作者の堀越さんを尊敬します。


そーいえば最近になってやっと気づいたんですが、ヒーロー殺し編のラストでデクを攫おうとした脳無の翼ってデクとかっちゃんの子供時代の友達と一緒なんですね。作者ヒントでも露骨に関係を匂わせていますが、もしあれの元になったのがマジであの坊主少年だったら……思いっきり殺されてますよね。

気付かなきゃよかった。というか勘違いであってくれ。 
海戦型
 
逢魔ヶ刻動物園は
キャラがいいだけに惜しい作品でしたね。バルジは丁度ジャンプを読めない次期に始まって読まないまま終わりました……。

しかしアカデミアは最初から最後までエネルギー全開って感じで「これはヒットする!」って一話で確信するパワーを秘めてたと思います。何というか、心の底から書きたいものを書いている感じが伝わってきて好きです。 
Y.T
 
堀越さん遂にやったな
作者の堀越さんもすぐに終わった逢魔が時動物園や戦星のバルジからようやくヒット出せて良かったですよね。

>完全敗北です。
自分のはヒロインや技系だけど、そういうの有りますよね、やっぱ商業誌に成るだけあるわー、 
海戦型
 
妄想物語17
 
 呪獣に恐怖という感情――いや、感覚はあるのだろうか。

 呪獣は自然の摂理から外れた存在だ。
 連中は食事として食らうことはしないが、獲物の殺害手段として人間を喰らうことはある。もしもその特性が無ければ、今頃この大陸の牛や馬などの家畜から野生生物まで、動物は当の昔に絶滅しているだろう。連中は何故か、人間だけを積極的に狙い、殺しに来る。
 それは、まるでこの大陸を支配するかのように自然の一部を支配していた我々に真の支配者を思い知らせるかのようでもあり、そして目障りな羽虫を無機質に潰すようでもある。高い知能も言語も持たない呪獣にその真意を問ても、答えは唸り声か咆哮が関の山だろう。

 そもそも、あれは本当に生物なのか。殺しても死なず、呪法で止めを刺せば全身が闇に融けて肉片の一つも残さない。寿命はあるのか、生殖行動を行って増えているのか、どうして生物には必要なはずの光を浴びると衰弱するのか。文明を発展させてきた大陸の民の学者でさえ、その問いに明確に回答できる人間はいない。大陸の民が呪われてから2000年、呪法教会が呪獣を撃滅する術を得てから1000年、これほどの時が流れたにもかかわらず、答えは一向に闇の中に沈んで見えてこない。

 いや、あるいは答えなど無いのかもしれない。
 闇から出でて闇に消える奴等は、夜というどこか我々にとって遠く曖昧な世界にいる存在の影でしかなく、大陸の民はそんな幻影と踊り続けているのかもしれない。実体がなければ真実もなく、ただ光と相容れないという事実だけで構成された『敵』。

 しかし、もしも呪獣に恐怖という感覚があるのだとすれば、それは大陸の民にとってもまた恐ろしいことではなかろうか。

 恐怖とは耐えがたいものだ。人にとって夜の闇がそうであるように、呪獣にとっても光が恐ろしく耐えがたいものであるなら――連中は、人類と同じようにその恐怖を克服するための行動を模索し始めるかもしれない。
 嘗て僅かな光にも怯えて身を引いた呪獣たちも、今では短期間ながら光の中に侵入して攻撃を加えるのが当たり前になりつつある。もしそれが、呪獣が数百年の間にそのように恐怖を克服する術を模索した結果なのだとしたら。もし、上位種がその試行錯誤の結果の一つだったとしたら。

 対抗手段が、必要だ。

「経過は如何様かな?」
『………老人の余計な茶々が入り、予定に少々狂いが出ております。上位種との戦闘のリスクは、計画の現段階では性急に過ぎる。こちらとしても失敗すれば有限な時間が更に無駄に浪費される結果となる為、愉快な事ではありませんな』
「困った老人だ。しかし彼もまたそれなりには今後の事を考えているから、無碍にも出来なくはある。なに、もとよりこのような事態を見据えてあの若人を繋いでおいたのだ。少々計画の段階を早めても問題は無かろう」
『そうあってもらいたいものですが、それは具体的根拠と確実性に欠ける発言です。第一あれは自分がどれほど重要な計画を担っているのかまるで自覚がない』
「だとして、どうする。まさか君が単独で援護に向かってみるのかね?心配するな、若人の心理的部分も考慮した」
『………計画が頓挫したら貴方様の席を私にお譲り下さい。憶測で物事を判断する学者にこの計画の主導は任せられない』
「人を欠陥呪法具のように扱わないで貰いたいものだ……切るぞ」

 今宵、世界のどこかの何者かが、呪獣の跋扈する奇夜に願いを託した。



 = =



 漆黒の中にぽつんと浮かぶ二つのカンテラが照らし出す戦場(ステージ)の上で、二つの影が躍る。

「そこだっ!!」

 トレックは相手の正面に立たぬよう間合いを取りながら闇から飛び出した呪獣――これまでの個体より人の形に近い――に『炎の矢』を放つ。炎の弾丸は正確に呪獣の脳天を貫き、顔から肩にかけてが呪法の火につつまれてぼろぼろと崩れ去る。
 呪法には基本的に詠唱といった行為は必要ない。最初に呪獣と相手取ったときに態と術の名前を唱えたのは、より精密な力の調整が必要な際にそうするよう教え込まれたからだ。つまりはどんな状況でもそれを唱えれば反射的に術が放てるようにと仕込まれたルーチン。今はそれを行うほど心に余裕がない訳ではない。

 いや、そもそも詠唱が呪法に必須な場合、ギルティーネは呪法師に決してなれないだろうが。

 トレックとは反対方向から、放物線を描いて跳躍した呪獣をギルティーネがサーベルで無造作に切り裂いた。呪法は籠っていないが、余りに鮮やかな太刀筋をまともに受けた呪獣が怯む。しかし、その隙は不覚にも出してしまったものではなく、彼女によって故意に作りだされた隙だ。

「―――ッ!!」

 ギルティーネは裂くと同時に火打石を回転させるワイヤーを引いて火花を散らし『疑似憑依(エンカンター)』を発動。返す刃が纏う炎が呪獣を瞬時に焼き尽くし、絶叫をあげる間もなく闇に沈んだ。
 だが、直後に合流しようとした二人に怒声のような叫びが届く。ドレッドの声だ。

「二人とも、そちらに厄介な呪獣が行った!警戒されたし!」
「な――」

 に、と続く声を呑み込んだトレックは大地を全力で蹴り飛ばして跳躍した。直後、鈍色の影が凄まじい速度で二人の間を通り抜けていく。一瞬判断が遅れれば馬車に跳ねられるように吹き飛ばされていた所だ。トレックは急な危険に焦るとともに、忠告を飛ばしたドレッドに怒りの声をあげる。

「おい!!そっちで戦っていた呪獣ならそっちで片づけろ!!締約を破る腹積もりか!?」
「謝罪はするが、仕留めようとはした!故意ではなく純粋に失敗したのだ!君は呪獣の姿を見たか!?」
「ああっ!?さっきの鉄の色をした奴だろ!!………待て、鉄の色だと?」

 複数の呪獣を同時に相手取りながら返答するドレッドの声に、トレックははっとした。呪獣は全て例外なく漆黒の皮膚を身に纏う。色違いなんてものはない。
 だとすれば、先ほどの存在は呪獣ではなく猛獣の類だったのか?いや、それは否だ。狂暴な獣は呪獣を手出しできない格上と判断して距離を置きたがる為、呪獣との戦いには乱入してこない。呪獣は人を襲うが、人を襲う時に邪魔な存在も襲う。それを獣たちはよく分かっている。
 そこまで考えて、ドレッドはある恐ろしい推測を弾き出し、戦慄した。

「なら、まさか!?」
『ル゛ゥゥルルルルルルル…………ッ!!!』

 カンテラの照らす光のサークルの外から、聞くも悍ましい醜悪な獣の唸りが聞こえる。
 その獣がいる位置には、普通なら闇に融けるはずの微かな光が「高悪のある何か」に反射して微かに瞬いていた。その「何か」がギルティーネに狙いを定めるのと、彼女が剣を振るうのはほぼ同時だった。

 直後、ガキィィィィィン!!と、金属同士が衝突する音。

 ギルティーネの斬撃が完全に弾かれ、彼女の華奢な体が宙を浮く。
 最悪の光景が脳裏をよぎり、トレックは咄嗟に手を伸ばす。

「ギルティ………ッ!?」

 だが、それはギルティーネにとっては不要な行為だった。
 彼女は空中で体を回転させながら全身のばねを効かせて危なげなく着地し、瞬時にトレックの下に舞い戻ったからだ。その光景にホッとするのもつかの間、彼女を吹き飛ばした後に再び闇に突進するそれの姿を、今度は間違いなく確認した。

 背中の黒い皮膚と、体の前面を覆う人工的な物体を、確かに見た。

 そうだ、色が漆黒ではないと言う事は、その漆黒の皮膚の外に更に鉄のような色の何かを纏っているということだ。推測が的中して欲しくなかったトレックと、ドレッドの忠告の声とはもった。

「「奴は、人の鎧を纏った上位種の呪獣!!」」

 『鉄』の呪法の唯一の弱点……「同程度の硬度を持つ物質には効果が薄い」という点をカバーする、古代の兵士の鎧をまとった上位種の呪獣が、戦場に乱入した。


 = =

話は続くよどこまでも。ただし更新速度はご覧の有様ですけど。
ちなみにこの世界では「鎧」は割と過去の産物です。昔は呪獣の攻撃を防ぐために大量生産されましたが、五行結界の安定化と前後して呪法師に機動力が求められるようになったので時代遅れになってしまっています。今でも衛兵系の人は軽量化された鎧を使っていますが、然程多くはありませんね。
1000年前の鎧が何で未だに頑丈なままなのかは次回にでも。 
海戦型
 
ちなみに
呪獣と書いてザンヴィーって読みますが、この名前の意味を調べればもっと予想選択肢が増えたことでしょう。それが直接的な答えであるかどうかは別としてですが。

人間の道具を使う呪獣は割と各地で確認されています。最低でもそれ位の知能があることは確かです。 
Y.T
 
呪獣って何だろ ?(予想)
①人類に対する地球の免疫(宇宙怪獣ならぬ地球怪獣)
②人類の負の想念の実体化
③呪法の反作用による世界修正力
④その他
ドーレダ?(´・ω・`)

>人の鎧を纏った上位種の呪獣
知能持った個体出現の予兆だったり!?

 
海戦型
 
ばかなー
土日も仕事なんて嘘だ……しんじないぞぼくは。あしたをのりきればふつかやすみなんだ。そのはずなんだ。そうだろう、みんな?だってどにちまでしごとなら、どうりにあわないじゃないか……。 
海戦型
 
うおー
どようのようじはしょくばのれくりえーしょんだ。しごとじゃないけどしごととじつづきだ。つまりほぼしごとだ。きゅうりょうがでないー。

にちようはしょうじき、よくわからん。きゅうりょうはでるっぽいはなしはきいた。しんじんにはくわしいはなしがまわってこないが、のぞみがうすいのはわかる……。 
Y.T
 
せかいのほうそくがみだれた
ぼくも土曜仕事だけど月曜が休みに成ったぞ、きみはだいきゅうはないのか。しゅうきゅうふつかないとからだにわるいよね。 

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