「銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)」の感想一覧

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第五十五話の内容に関して。

「グランド・カナル事件」の真相が、『正確に』この通りなら、ロボス元帥を責めるのは当たっていない。彼は常識的に、ごく一般的な指示を出したにすぎません。
 責任を問われるべきは、危険宙域の手前で引き返した九隻の艦であり、その指揮官ですね。もちろん、彼、もしくは彼らも、責は問われているのでしょう。

 ロボス元帥は、民間の刑事裁判なら確実に無罪です。もっとも、「裁判なら明らかに無罪のケースでも、軍の指揮官は責任を問われざるを得ない」というのなら、どうしようもありませんが。

 そして、この事件の遠因は、補給計画のミス……。ひょっとして、セレブレッゼ中将……。 
作者からの返信
作者からの返信
 
法的に問題ないことが世論の批判を浴びるって、珍しくもありません。 
将真
将真
 
良い点
更新お疲れ様です。
つかの間のほのぼの良いですね。
癒される
エリヤ、ダーシャとデート。

 
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エリヤ、トラウマ脱却できず。
家族全員冷たかったからなぁ、一人でもちゃんと家族として
温かく迎えてたらなぁ。

今回はエリヤ昇進ないのかな?
早く昇進して、フォーク助けてあげないと、ヤンへの対抗心で、逆侵攻なんて、無謀無茶な作戦やっちゃうぞ。
次の更新待ってます
 
作者からの返信
作者からの返信
 
今回の功績では昇進は難しいでしょうね。これぐらいで昇進したら、提督が何人になるかわかったものじゃありません 
(非会員)
 
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妹との再会をかたくなに拒む所に、エリヤのトラウマの深さがよく表れていると思う。
ただ、このままずっと関係を断ち続ける事が出来るかどうかには疑問が有るので何処かで折り合いを付けなければいけない。
でも折り合いどころか、向き合う事を避け続けている以上、今は無理だとも思う。
家族関係についてはエリヤにとってどうなるのが良いのか、正直な所、今はまったく分からないなあ。
今のエリヤは友人もいれば、仕事関係も今の所順調だけど、だからこそかつてを思い起こさせる家族の存在を余計に遠ざけたいのかもしれないのかと思った。
 
作者からの返信
作者からの返信
 
過去を連想しなくなれば解決するんですよね。どうすれば連想せずに済むかはわかりませんが 
mujina
mujina
 
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客観的に見て、妹忌避の原因がエリヤくんの長い悪夢
によるトラウマだもんな。

本来なら克服のためには神経内科か、
精神科にかかる必要があるんだけど、
原因が意味不明すぎて、
対応されるのかが心配です。 
作者からの返信
作者からの返信
 
妹から連想するものがダメなんですよね。悪夢が終わったことを悟るきっかけが必要ですね 
(非会員)
 
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更新お疲れ様です!

エリアは一度配属転換願いを出した方が宜しいのではないでしょうか?
いたずらにハイネセンに居れば、ドーソンやトリューニヒトに良いように使われてしまうに終始しそう。魔術師ヤンの胎動と蠢動が始まりそうな気配だし、ヤンが動く(多分シトレ本部長に尻を叩かれながら(笑´∀`))のなら、その作戦に志願参加するのも悪くないでしょう。 
作者からの返信
作者からの返信
 
良いように使われてるんでしょうか?シトレやヤンなら、エリヤをちゃんと使ってくれるんでしょうか?今のエリヤの立場は、それほど損ではないと思います。 
ふかきもの
ふかきもの
 
良い点
やはりエリヤ君が着々と成長してますね
頑張ってほしいですね

フォークは……この作中時空だと、期待にこたえようというプレッシャーのあまりに壊れてああなっちゃったのかなぁ……
だとしたら切ないですね
 
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今のところエリヤ君はドーソン中将をおだてて持ち上げて上手い事転がしていますね
今後はさらに一歩踏み込んで、よろしくないところを諫言して正せるようにもなっていくのでしょうか
楽しみです 
作者からの返信
作者からの返信
 
原作では帝国領侵攻作戦以前のフォークの人柄は良くわからないんですよね。帝国領侵攻の時とそれ以前がまったく同じ人柄だったとみなす根拠は、実は原作にはありません。人間って、ちょっとしたきっかけで善にも悪にも転びますからね。

本作中のドーソンは本来、ホーランドが就くべき第十一艦隊司令官の地位を得ています。既に彼の運命は転がり始めていますね。転がった運命はどういう方向に向かっていくのでしょうか。今後の展開を楽しみにお待ちください。 
tukiyomi
tukiyomi
 
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更新お疲れ様です。

ドーソンが着々と自爆街道ひた走っていますねえ。
敵司令官を討ち取るというとんでもない功績を上げたことに舞い上がるのは仕方がない事ですけど、これではこれまでドーソンの「軍功を上げるだけが軍人の評価を決めるのではない」という姿勢そのものが疑われるわけで。
お世辞にもドーソンが司令部内で評価を受けていた訳でもありませんので、ますます艦隊司令部内で浮き上がってしまうかも。
勿論、同様に受けが悪くなっているエリヤも、とばっちりを受ける可能性高いんですよねえ。

それにしても、やむを得なかったとはいえ、エリヤの行動って、典型的な阿諛追従の輩と見られても仕方なく、後々まで響いてきそうですね。
既にエリヤはトリューニヒト派と見られていますので、トリューニヒトを毛嫌いしているビュコックやヤンからの受けもあまりよろしくなさそうかも。
派閥が悪いとは言いませんけれども、こうした部分は派閥のデメリットですよねえ。

あと、今回でロボスの立場がますます不安定になりましたが、同様にミュッケンベルガーの立場もますます不安定になったかも。
ヴァンフリートや第六次イゼルローン戦でも、目を見張るような活躍をすることができず、今回もラインハルトの活躍によって何とか痛み分け(それでも艦隊司令官を戦死しているので敗北扱いでしょうかねえ)と、全くいいところなし。
ラインハルトはますます軽侮するだろうし、メルカッツ待望論も出てくるでしょうし、ロボス以上に焦りを見せるかもしれません。

しかし・・・相変わらず戦術能力だけは無駄に高いですね。ラインハルトは。
当人にとっては、今回みたいな予備部隊としての役割を担っていることが、自他ともに幸せだったとしか。攻勢では戦場での止めを刺す役ですし、防衛戦でも火消し役として活躍できますし。
今更ながらに、士官学校で戦術能力以外の素養を身につけさせておけば、名実ともに当代最高の名将になれたと思いますが、原作ドーソンとは別の意味で「なってはならない地位についてしまった存在」と言えそうです。
 
作者からの返信
作者からの返信
 
エリヤはドーソン(とトリューニヒト)のおかげで今の地位まで引き立てられました。メリットを享受しておいて、デメリットを避けるという都合のいいことは許されないでしょう。原作のメイン人物のトリューニヒト派に対する態度は、デメリットの最たるものです。

ミュッケンベルガーは対抗馬としてささやかれる人物が政治力に欠けるメルカッツしかいないという時点で、かなり幸運ですね。この作品中では前任者がロボスに大敗して辞任した後を受けての就任なので、とても運が良いのでしょう。

ラインハルトが士官学校を出ていたら、フリードリヒ四世が死亡した時点ではまだ提督になっていないと思います。有能な士官にはなれても、宇宙の覇王にはなれなかったでしょう。 
(非会員)
 
良い点
組織人としての軍人を描こうと注力されているところ
不動の信念を持って突き進むヒーローではなく、揺れ動く主人公の親近感
 
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文中からも感想への返答からも感じるのですが作者さんは「天地人」とでも言うべきか
しかるべき人脈と人間関係を築いて、しかるべき職階と権限をもって、しかるべきタイミングで
物語を変え得るささやかだが不自然さの無い一手をエリヤ君に打たせようと
いろいろと布石を打っているのだなあと毎話楽しみにしています。

こう…"お前何言ってるの?"みたいなことを平気で主人公が口にして、責任者がそれをすんなり受け入れちゃう
みたいな作品は他で山ほどあるので、そうではない路線をこれからも貫いていって下さい、応援してます。 
作者からの返信
作者からの返信
 
組織の枠を踏み越えて、傍若無人に振る舞う天才は痛快に見えるかもしれません。しかし、与えられた役割を着実に果たし、今日よりちょっとだけ良い明日を目指していく組織人もまたヒーローではないか。天才的なひらめきではなく、日々の努力。昨日よりちょっとだけ良くなった今日、今日よりちょっとだけ良い明日。その積み重ねが物語を作っても良いのではないか。その思いが本作に結実しました。

エリヤは着々と地位と人望と経験を積み重ねています。士官学校卒のエリートでも十年以上を費やさないと到達できない中佐の階級に、エル・ファシル脱出から七年、士官任官から四年で到達し、今や一方の派閥のホープとみなされる立場です。今後も営々と地位と人望を積み重ね続けようと努力すること。地位が上がれば上がるほどに苦労も多くなるでしょうが。その果てに何があるか、早くお見せしたいものだと思います。 
(非会員)
 
良い点
エリヤ君の漂白剤効果。
原作では『チョコレートを欲しがって泣き喚く幼児と同じ程度のメンタリティ』などとビュコックさんに言われていた食器が驚きの白さに!?
 
悪い点
勲章を見せびらかすドーソンさん。
お前は小学生か!?
 ※ラジコンをのび太に見せびらかすスネオに見えた。

エリヤ君&食器コンビの方が年上に見えるし……。
 
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あれこれ自分の主義主張を押し付けてくる「毒者」に負けず、これからも更新、頑張ってください。

確かにエリヤ君の対応にモヤッとする時もありますけど、それを含めてのこの作品だと思っています。
応援しています。

さて。それはともかく、いよいよ原作1巻開始まで、後1年ですか。
ラインハルトの快進撃が激しさを増す796年のアスターテ。その前のひと休止と思われる本章。
……そういえばエリヤ君も適齢期ですし、ダーシャさんとハラボフ大尉、ブラコン妹を出して三角関係でも良いんですよ?
  ※と、言ってる傍から毒者化してみたり 
作者からの返信
作者からの返信
 
フォークは原作と同一人物です。本作は原作でフォークが登場した時点にまだ到達していません。外伝一巻時点のフォークがあのような傍若無人な性格だった証拠はありません。

ドーソンは人間が小さいので、自慢せずにはいられないんでしょうね。しかし、自分から言い出すのは恥ずかしい。まったくもって、人間らしいです。

現在は外伝一巻の中盤辺りです。何が起きるんでしょうね。楽しみにしていてください。 
(非会員)
 
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有能な人を指摘する人が有能でないとは、さすがに
聞いた事がありません。
高校時代のヤンキース松井選手は高校時代に5連続敬遠
されましたが、相手チームの監督は、全打席敬遠以外
勝つ手段がないと判断し、見事、勝利してみせました。
馬淵史郎監督。
高校野球制覇までした名監督です。 
作者からの返信
作者からの返信
 
当時の松井選手は誰もが知っている強打者でした。馬淵監督は誰もが知っている情報から、松井を全敬遠すべきという非凡な策を編み出しました。誰もが知る情報から非凡な策を編み出すのは有能と言えますね。

しかし、単に「あの天才の名前はラインハルトというのだ」と指摘するだけでは有能とはいえないでしょうね。”あの天才”への対応策を編み出せる人間こそが有能でしょう。創作では存在を指摘しただけで対応策を編み出したかのごとく扱われる風潮があります。私はそれに対して違和感を覚えます。

エル・ファシルの逃亡者の本文中でイゼルローン攻防戦が始まった時点で、「帝国軍の分艦隊レベルの指揮官の質の向上」が同盟軍内部ではささやかれているという記述をしました。ラインハルトの登場もその延長線上で位置づけていて、イゼルローン攻防戦の戦闘記録分析から、「奇襲に長けた分艦隊指揮官」への対抗策が統合作戦本部で講じられたという記述もしました。

ラインハルトの名前を指摘してドヤ顔(あえて言います)する転生者と、「奇襲に長けた分艦隊指揮官」への対抗策を講じようと努力する同盟軍の参謀。私は後者の方が有能に見えます。 
(非会員)
 
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勲章10個て従軍章込みでですよね(震え声)

いつも楽しく読ませていただいております
これからもがんばってください 
作者からの返信
作者からの返信
 
エル・ファシル脱出作戦と義勇旅団でかなりたくさんの勲章を獲得しています。ヴァンフリート4=2の司令官救出でも獲得してるでしょうね。 
(非会員)
 
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『エルファシルの英雄』の虚名はヤン寄りもエリアの方に重くのし掛かっているかな?
もしそうならエリアはヤンを少し見習った方がいい。
ヤンはあの性格なので政治家達に取り付きづらいなのかも知れないが、ヤンは悠然の姿勢を見せる事で隙を見せていないのかも知れない。
 
作者からの返信
作者からの返信
 
ヤンは非凡な人物ですが、エリヤは根っこが凡人ですからね。凡人には英雄の肩書きは重すぎるのでしょう。 
mujina
mujina
 
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勲章10個近い?
礼服をつくって4年。

どうやらエリヤくんにとって、勲章授与式に参加するのは
日常的なことのようですね(汗)
それで天狗にならず、謙虚で公正な軍人と
周囲に思われている時点で只者じゃないよ。
客観的に見ればの話ですが(苦笑)

体育会系ロボス参謀部。委員会系ドーソン参謀部。
どちらもヤンには水が合わないだろうな。

というよりもヤンのキャラクターに理解のある
シトレが上司じゃなければ、何処に行っても浮くイメージしかわきません。

 
作者からの返信
作者からの返信
 
エル・ファシル脱出作戦と義勇旅団で結構もらってますから。ヴァンフリートでももらっているんじゃないでしょうか。

これだけ活躍しても天狗にならずにすんでいるのは、自己評価の低さゆえでしょう。ヤンのような真の英雄になれば、自分を高く評価しつつ謙虚でいられるかもしれませんが。ちなみにここで言う英雄は才能のことではなくて、精神のことですね。英雄というのは才能ではなくて、精神だと私は思っています。才能が凡庸でも、精神によって英雄足りえることもあるでしょう。

逆にロボスやドーソンの子飼いがシトレの司令部入りしても浮くでしょうね。誰もが居心地よい場所というのはありませんから。 
(非会員)
 
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クリスチアン大佐の意見は、いかにも生真面目な軍人らしいものです。彼の言う通り、政治とは、本質的に汚れ仕事なのでしょう。
……が、クリスチアン大佐の言うとおりにしていたら、結果的に、政治から目をそらしてしまうことになりかねない。顔をそむけてしまうことになりかねない。
「軍人が政治に口を出すと、ろくなことにならない」というのは、歴史上の事実と言って良いでしょう。しかし、原作でヤンやユリアンが言っていた通り、政治に対する関心を失ってはならない。そこが難しいところです。 
作者からの返信
作者からの返信
 
クリスチアン大佐の考えは一軍人の生き方としては一つの正解だと思います。ヤンやユリアンは一軍人に徹することができない立場だったので、クリスチアン大佐のような生き方ができなかったのでしょう。

政治に関わりながら清潔であることは難しいものです。汚れるのを承知で政治に突き進むのもまたひとつの正解ではあると思います。 
(非会員)
 
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 ラインハルトの天才には、警戒した程度では対抗できない。それは解ります。
 しかし、エリヤ君に、もっと悪あがきをさせる必要はあると思うのです。
 彼が、このまま放っておけば同盟を見舞うであろう運命を知りながら、それを変えようとしないのは、やはり納得できないので。
 何の力も無い立場ならともかく、フォーク・ドーソン・トリューニヒト・ヤンなど、原作の重要人物に対し、わずかでも影響力を持っている立場でそうしないのは、さすがに納得できない。
 エリヤ君ほどの努力家が、同盟の運命を変えようと努力しないのは、やはり納得できない。 
作者からの返信
作者からの返信
 
>ラインハルトの天才には、警戒した程度では対抗できない。それは解ります。
>しかし、エリヤ君に、もっと悪あがきをさせる必要はあると思うのです。
彼は組織人として、与えられた立場と自分の能力の限界の中で全力を尽くしています。

>彼が、このまま放っておけば同盟を見舞うであろう運命を知りながら、それを変えようとしないのは、やはり納得できないので。
そのような運命が同盟を見舞うかどうかは、今の時点では未だ不分明です。エリヤが前と今がまったく同じ展開になるとは思っていないことは本文中の記述で明らかでしょう。あなたはどのような根拠をもって、同盟が滅亡する未来が確定的であるということ、エリヤがその未来を確信していると断言なさるのですか?

エリヤは前の歴史の795年時点では、リンチ少将らと一緒に帝国の収容所で服役しています。しかし、今は27歳にして中佐の階級を持つエリートです。そんな転変を経験した人物が、自分以外の事象は全部前の歴史をトレースすると信じるっておかしくないですか?自分の人生が変わったのに、歴史が変わらないと思う理由がどこにあるのですか?既に歴史改変が起きているというのに。

>何の力も無い立場ならともかく、フォーク・ドーソン・トリューニヒト・ヤンなど、原作の重要人物に対し、わずかでも影響力を持っている立場でそうしないのは、さすがに納得できない。
エリヤがそのような力を持っている時点で、既に前の歴史とは展開が変わっているんですよ。なぜ、あなたは「同じ展開になるのがわかってて変えようとしないのか」とおっしゃるのでしょう?私には理解しかねます。

>エリヤ君ほどの努力家が、同盟の運命を変えようと努力しないのは、やはり納得できない。
ちゃんと本作をお読みいただけたら理解できると思いますが、彼は組織の中において与えられた職責を全うする努力を欠かさない人物であって、”たかだか”伝記や戦記を読んだ程度の知識で、”全能者を気取って、”国家の運命を左右するような”努力”をする人物ではありません。

できるかぎり、読者の皆様に納得いただける展開を書いていけるよう、至らぬながらも努力しているつもりです。しかしながら、私には私の構想があって、あなたが納得しかねるという部分はその構想に関わる部分です。

要するに「主人公が前世知識から同盟の滅亡を確信して、未来の展開を先読みして、一介の軍人を超えたまがいものの神(by蒲生邸事件)となって、滅亡を回避しようと努力するという展開は、私の構想にはありません」ということです。さらに申しますと、最終回までの構想は連載開始の時点dで既に完成しておりまして、微修正はあっても根幹の変更はありません。いくら期待されても、あなたが納得いただける展開を作るのは不可能であると申し上げます。

この作品の主人公は全能者でも天才でもなく一介の軍人にすぎず、この作品の世界は未来を知っている程度で同盟帝国双方の支配者集団と軍部エリートを翻弄できるような甘い世界ではなく、この世界の軍隊はラインハルトの名前を指摘しただけで武勲数多の勇将や頭脳優秀な参謀達以上に勝利に寄与できる軍隊ではありません。

そのような主人公と世界と軍隊を読者の皆様に楽しんでいただけるよう、今後も邁進する所存です。 
(非会員)
 
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やはりドーソンは艦隊司令官には向かないようで。
それなりに能力はあるみたいだから、途中まではうまくいって最後でこけるという感じがする。
七〇市物語のペルー海〇〇防戦で’途中までうまくいった作戦など最初に失敗した作戦よりはるかにたちが悪い‘とどこぞの指揮官が言っていたけど本当にそうだと思う。
最初で失敗して引くより、最後で失敗した方が被害は大きくなりやすいので。
なんとなくドーソンの行く末に暗雲が漂ってきたような気がする。

フォークがだんだん原作の容姿に近づいて行っている様な気が。
でもエリヤという友人がいて、別の観点、他の立場からの意見を聞く事が出来る事と、友人からの忠告を素直に聞けている所をみるとフォークはまだ大丈夫なのではないかと思う。
でもロボスの衰えの兆しが、見えてきたようなのでこれからフォークが原作の様になるのではないかと心配になってきた。

クリスチアンは相変わらずエリヤの良い兄貴分なようでとても良い感じがする。
政治家に対する警戒心も強いようなので、ガードが非常に甘いエリヤのお目付け役?とこれからもやってほしい。

エリヤの進歩の無さが、流され気質がそろそろなんとかしてほしい気がする。
エリヤの行動を見ているとエリヤ自身の考えとは違い、未だに夢の中にいると勘違いしているのではないかと思う節があるような気がする。 
作者からの返信
作者からの返信
 
ドーソンは成長するかもしれないし、しないかもしれません。どうなるかは時が明らかにするでしょう。

フォークは感想欄で何度も書いたとおり、原作と同一人物です。原作と同じ結末をたどるかどうかは、環境と運次第でしょう。同じ人間でも、ほんの少しの偶然でまったくたどる道が変わってくるものです。前と今のエリヤの人生がまったく異なっているように。

クリスチアンは相変わらず骨太ですね。年齢的にはエリヤが二十歳の時に四十代前半なので、強大というよりは親子に近いですね。

エリヤは着々と前進してはいます。ヴァンフリート以降は人付き合いの仕方が変わっていて、フェザーンから帰った後は能力にふさわしい責任を引き受けようとしています。いずれは主体的に活動するようになるかもしれません。もどかしいでしょうが、長い目で見てやってください。 
上月餡
上月餡
 
良い点
クリスチアン大佐、心の支えですね♪
 
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ドーソン中将は、新しいおもちゃを買ってもらってみせびらかして自慢したい子供みたいですね(滝汗
ある意味ほほえましいですが、煙たがる人も多そうです(滝汗

それにしても、フォークさんは心配ですね。
階級とか立場的に戦局と覆すだけの地位にいないとしても、せめて親友だけでも破滅から救えたらいいのですが・・・orz
 
作者からの返信
作者からの返信
 
エリヤが上の世界に触れていくことに違和感を感じる人物の存在は貴重ですね。

ドーソンはなにせ人間が小さいですからね。せっかく武勲を立てても、これでは台無しですね。

フォークは真面目すぎるのでしょう。エリヤの手が彼を救えるほどに長くなれば良いのですが。 
(非会員)
 
コメント
エリヤ君とドーソンとの間で、以下のような会話をさせてみたい気がしますね。

「半分は直観ですが……前回のイゼルローンでの『小賢しい敵将』と、今回の、あの予備部隊の指揮官は、同一人物ではないか、そんな気がするのです。」

「なぜかね?」

「あれだけの才覚の持ち主、帝国軍全体でも、そう何人もいるとは思えません。それに、あの『小賢しい敵将』は、指揮していた部隊の規模からして、少将だった可能性が高い。そして、今回の予備部隊の指揮官は、同じく指揮していた部隊の規模から見て、中将と思われます。つまり……。」

「あの時の戦功で昇進して、中将になった、そう言うのかね?」

「そうです。あれだけの武勲を立てれば、昇進するには充分でしょう。」

「…なるほど、言われてみればその通りだ。」

「あれほどの軍事的才能の持ち主、放置するには危険過ぎるように、思われてなりません。情報部に、調べさせてはいかがでしょうか? おそらく、最近急速に昇進した者の中にいるはずです。」 
作者からの返信
作者からの返信
 
先の展開について感想欄で触れることは基本的にしないのですが、この件に関してだけは触れようと思います。

エリヤがラインハルトの存在を上官や同盟軍首脳に明らかにすることで一目置かれるような展開には、絶対なりません。

天才の存在を指摘することで有能ぶりを示すという描写は創作一般で行われますが、私はその手法が好きではありません。そのような指摘をする人間が有能と言われることが、私には信じられないからです。

創作では「相手は天才だから油断するな」と指摘する人間が有能とされることが多いので、天才の存在を指摘するだけで有能描写になるのでしょう。しかしながら、現実の組織では相手が何者であろうと、可能な限り警戒してかかることが推奨されます。相手が門閥貴族だったとしても、決して油断しない人間が有能な人間です。天才相手に油断する人間は、無能者にすら勝てません。そして、警戒した程度でどうにかなる相手を私は天才とは思いません。

ラインハルトと配下の名将たちほどヤン・ウェンリーの天才を警戒していた人々はいませんでしたが、最後まで勝てませんでした。それが天才です。

私が書いているのは絵空事ではありますが、それでも自分が胡散臭いと思うようなことは書けません。

追記:
ラインハルトの身元を情報部に調べさせて特定させるような無意味なことを進言する人間よりも、黙ってラインハルトが参加した戦闘の記録の分析やってる人間の方がずっと有能であるように私は思いますね。

まあ、戦闘が終わるたびに、戦闘記録は軍中央に提出されて分析にかけられる決まりになってるんですけどね。作中でも二度ほど描写しました。それでも対応できない相手なんですよ、ラインハルトは。 
将真
将真
 
良い点
更新お疲れ様です。
チュン大佐すげぇ。この勝ち戦の雰囲気漂う戦場で
僅かな不安要素を見つけ、それに対応するとは。
凡人は勝ってるときは、気分がいいからそういう事は
あまり気にしないからな。

 
コメント
いざという時のために、進言を通せる人間と仲良くなっておく。
まぁチュン大佐は根回し得意だからなぁ、ヤンにイゼルローン放棄しやすいように、ビュコックに命令出すよう進言してたし。
まぁ全滅は免れた第11艦隊。原作と違って司令官無事だから、艦隊の再編成も楽だろうなぁ。
結局11艦隊、追い詰めた予備部隊の司令官はラインハルトなんだろうな。まぁ敵の司令官の疲労誘うなんて、細かい手は
キルヒアイスの策なんだろうが。
今のラインハルトはそこまで細かい事はできないだろう。
ホーランドみたいに最初から飛ばしまくってるような奴なら
はめやすいだろうが。
次の更新待ってます

 
作者からの返信
作者からの返信
 
エリヤに「心配いらないと思うけど、君が心配だというなら考えてみる」といった通り、何事もなければ考えなかった可能性が高いです。今回の彼は作戦に責任を持たない立場でしたしね。キャゼルヌに戦術分析を頼むようなものと考えたら、イレギュラーなのは理解いただけるかと。

はっきり明言しておくと、ラインハルトの策です。外伝ではほぼラインハルトが策を立てています。 
(非会員)
 
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 予測はしていましたが……。
 原作とは逆に、勝利寸前の同盟軍を、ラインハルトが奇襲で押し返して、痛み分けに持ち込んだ形ですか。

 そして……エリヤ君に、こう言わせてみたいですね。

「帝国軍の中に、最近、異常な速度で昇進している将官がいないでしょうか。現在の階級は、おそらく中将か大将。特に、第六次イゼルローン攻防戦の直後に、中将に昇進した奴が……。多分それが、あの時の『小賢しい敵将』です。」と。

 帝国軍でも、将官の名前・年齢・階級・出身・経歴などは公開情報でしょうから。

 理由をきかれたら、「あれだけの才覚の持ち主なら、昇進は速いはずです。指揮していた艦隊の規模から見て、第六次イゼルローン攻防戦時点での階級は、少将だったはず。」と言えばよろしい。 
作者からの返信
作者からの返信
 
あなたが言わせてみたいと思うのは自由ですが、私はそのような思わせぶりなのに何一つ意味が無い会話を書くつもりはありません。 

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