「銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)」の感想


 
コメント
第五十五話の内容に関して。

「グランド・カナル事件」の真相が、『正確に』この通りなら、ロボス元帥を責めるのは当たっていない。彼は常識的に、ごく一般的な指示を出したにすぎません。
 責任を問われるべきは、危険宙域の手前で引き返した九隻の艦であり、その指揮官ですね。もちろん、彼、もしくは彼らも、責は問われているのでしょう。

 ロボス元帥は、民間の刑事裁判なら確実に無罪です。もっとも、「裁判なら明らかに無罪のケースでも、軍の指揮官は責任を問われざるを得ない」というのなら、どうしようもありませんが。

 そして、この事件の遠因は、補給計画のミス……。ひょっとして、セレブレッゼ中将……。 
作者からの返信
作者からの返信
 
法的に問題ないことが世論の批判を浴びるって、珍しくもありません。