「銀河英雄伝説 エル・ファシルの逃亡者(旧版)」の感想


 
コメント
やはりドーソンは艦隊司令官には向かないようで。
それなりに能力はあるみたいだから、途中まではうまくいって最後でこけるという感じがする。
七〇市物語のペルー海〇〇防戦で’途中までうまくいった作戦など最初に失敗した作戦よりはるかにたちが悪い‘とどこぞの指揮官が言っていたけど本当にそうだと思う。
最初で失敗して引くより、最後で失敗した方が被害は大きくなりやすいので。
なんとなくドーソンの行く末に暗雲が漂ってきたような気がする。

フォークがだんだん原作の容姿に近づいて行っている様な気が。
でもエリヤという友人がいて、別の観点、他の立場からの意見を聞く事が出来る事と、友人からの忠告を素直に聞けている所をみるとフォークはまだ大丈夫なのではないかと思う。
でもロボスの衰えの兆しが、見えてきたようなのでこれからフォークが原作の様になるのではないかと心配になってきた。

クリスチアンは相変わらずエリヤの良い兄貴分なようでとても良い感じがする。
政治家に対する警戒心も強いようなので、ガードが非常に甘いエリヤのお目付け役?とこれからもやってほしい。

エリヤの進歩の無さが、流され気質がそろそろなんとかしてほしい気がする。
エリヤの行動を見ているとエリヤ自身の考えとは違い、未だに夢の中にいると勘違いしているのではないかと思う節があるような気がする。 
作者からの返信
作者からの返信
 
ドーソンは成長するかもしれないし、しないかもしれません。どうなるかは時が明らかにするでしょう。

フォークは感想欄で何度も書いたとおり、原作と同一人物です。原作と同じ結末をたどるかどうかは、環境と運次第でしょう。同じ人間でも、ほんの少しの偶然でまったくたどる道が変わってくるものです。前と今のエリヤの人生がまったく異なっているように。

クリスチアンは相変わらず骨太ですね。年齢的にはエリヤが二十歳の時に四十代前半なので、強大というよりは親子に近いですね。

エリヤは着々と前進してはいます。ヴァンフリート以降は人付き合いの仕方が変わっていて、フェザーンから帰った後は能力にふさわしい責任を引き受けようとしています。いずれは主体的に活動するようになるかもしれません。もどかしいでしょうが、長い目で見てやってください。