「冥王来訪」の感想一覧

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トランプ氏がベトナム共和国を放棄したようにウクライナを放棄できないことはアメリカの共和制体制の崩壊を象徵であります。 
作者からの返信
作者からの返信
 
 南ベトナムの時と違って、ウクライナの場合は後方にドイツと西欧がいますからね。
今はポーランドの軍備が大分そろってますけど、ウクライナ抜かれてポーランドまで飛び火したら、またぞろ世界大戦になるという懸念があるのでしょう。
 無論、今のロシアにはそんな体力も気力もありませんが、万一、核を使われたらという恐怖があるのでしょうね。
ロシア人は核を使わないと思いますよ。
 第一、ロシアの核は維持する予算が少なくて整備が行き届いてないと考えられること。
第二に、ロシア自身が核を使った時どういう国際社会の反応があるか、把握しているという事。
第三に、核は狙撃銃の銃弾のように決まった場所に影響するのではなく、広範囲に被害が及ぶので自分自身も危ない目に遭うという事。

 まあ、表向きは軍隊を送っていないことになっていますから、軍事支援だけなら安いという事で続けるでしょうね。
正直、日本などもロシアが自滅的な戦争をして、勝手に弱体化してくれるのは願ったりかなったりですよ。 
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>《トムとジェリー ショー》

雄渾さんはLittle Quackerというエピソードをどう思いますが? 
作者からの返信
作者からの返信
 
>Little Quacker
 邦題の「母をたずねて」ですね。
最初に見たときは違和感を感じませんでしたが、再度見てみると何とも言えない懐かしさというか、失われた風景やいなくなった人にあった様な不思議な気分になりました。

 今の世相では、この作品にみられた1950年代のアメリカの家族観の作風は書けないでしょうね。
というか、1960年代に起きたウーマンリブを代表とする性の革命のせいで、西欧の家族観や倫理観が崩れ去りましたからね。
 十数年前までは米軍などではそういう遺風が残っていて、エリア88で知られる新谷薫先生が米軍に依頼された日本人向けの宣伝マンガで主人公の両親が離婚したという設定の作品を書いた際、米海軍から注意をされたという事がありました。
今はLGBTなどという半分気が狂った連中が跋扈していて、米軍の中もめちゃくちゃだそうですが……
軍がこれですから、一般社会は酷いことになってるでしょうし、クリエーター自身も左に振り切っているでしょう。

 正直、フリーセックスだの、倫理観も価値観も緩い女の子だのはもう散々見て、飽き飽きしているので、今の創作界隈には興味は薄れてきてます。
望んでも自分が見たいものがないので、頭にきて、恥も外聞もかなぐり捨てて、自分が見たい作品を書くことにしました。
 今の柴犬の二次創作は、私が見たかったものを書いているので、読者数が少なくても書きたいように書こうかなと振り切ることにしました。
(暁とハーメルン合わせて300人近く読者がいるのに少ないというのは何ですが……
こういう創作活動を続けていると見てほしいと欲をかいてしまうのが人間の卑しい性ですね……) 
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『オール・ドッグス・ゴー・トゥ・ヘブン』を観て泣きました。もしアメリカ人が政治的に正しくなかったら、彼らのカートゥーンは間違いなく日本のアニメに勝つだろうと思います。雄渾さん、『犬はみんな天国へ行く』のような童話カートゥーンは日本における百合作品に匹敵できますが? 
作者からの返信
作者からの返信
 
>『オール・ドッグス・ゴー・トゥ・ヘブン』
"All Dogs Go to Heaven"?
 ドン・ブルースの「天国から来たわんちゃん」でしょうか?
この作品は未見なので、何とも言えませんが、ブルース作品の「アナスタシア」は公開間もないころに字幕版を見たのを覚えています。

>童話カートゥーンは日本における百合作品に匹敵できますか
童話調のカートゥーンと日本の百合作品を一緒にしてはいけないでしょう。
素晴らしい作品もあるかもしれませんが、どちらかというと低俗な作品も多いですからね。
ギャグ作品として、深夜の放送時間帯で見るのがちょうどいいくらいだと思いますよ。
 
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>英語教師上がりのトマス・ロックリーの書いたデマ本

アメリカ覇権の体現といえますし、旧ヨーロッパの反米の原因であります。(何時では日本バージョンのアルジャジーラを設立しますが?) 
作者からの返信
作者からの返信
 
 次週以降の話は偽情報工作を題材にした話にしますか。
KGBネタも使えますし……

>日本バージョンのアルジャジーラを設立
外国のエージェントが大手新聞社や報道機関にいて逮捕できない国でそれは危険でしょう。
民間のミニコミ誌やネットで頑張るしかないのかな 
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ChatGPTは弥助が侍だと他人が否定することを禁止しているのは白種人を対象とするはずでした。が、最終的には日本人にも影響を及ぼしました。 
作者からの返信
作者からの返信
 
 ChatGPTも、機械ですからね。
今のポリコレの時勢に会うように設定されている面もあるでしょう。
 英語教師上がりのトマス・ロックリーの書いたデマ本で振り回されるのは、30有余年前の慰安婦強制連行問題とそっくり同じ構図ですね。
こう言う偽情報を書く人間は徹底的に叩き潰しておかないと、日本の将来のためにはよくならないでしょう。 
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>ハードな作風を書ける脚本家や作者

ハンナ・バーベラのクリエイターたちを感心するのは彼らがどのように書いても、それがバスケットボールであれ、ロック・ミュージックであれ、犯罪者との戦いや冒険に関連付けることができます。 
作者からの返信
作者からの返信
 
 あれだけ栄華を誇ったハンナ・バーベラも今やワーナーブラザーズの一部門ですからね。
時の流れには、諸行無常を感じます。
それに今70年代までの脚本家たちがいても、ポリコレ全盛期の今の米国の捜索現場では活躍できるのでしょうか…… 
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>弱虫クルッパー

そう、僕は以前でその番組を見ている時、バカバカしいと感じるけど、今からその番組を見ているとその番組は少年Jumpよりも面白いといえます。なぜなら、新しい必殺技を構思しない、ただの機関とトリックによる悪い敵を倒します。 
作者からの返信
作者からの返信
 
 今の週刊少年ジャンプは、黄金期と呼ばれた1980年代末から90年代初頭と違って、内容も幼稚になり、見るに堪えないものがあります。
まあ青年層向けのヤングジャンプやビジネスジャンプでもそういう作品はありますから一概に言えませんが、私自身も年を取って好みが変わったのと、どうしても以前のようなハードな作風を書ける脚本家や作者が減ったのもあると思います。 
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Scooby-Dooは少年Jumpよりも優れていますが? 
作者からの返信
作者からの返信
 
 弱虫クルッパーですか?
あの緑色のワゴン車に乗った犬と4人の少年の話でしたよね。
何かで見聞きした程度で、ほとんど内容は存じませんが……
 
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>twitterですか?

「劉仲敬先生台灣同好及後援會」聊天室から引用のことです。ちなみに、安志は「龍馬傳我其實沒有看完,我看到那一段,我就關掉了」といえますが、彼は左翼が武士と幕末を誹謗することが嫌いでしょう。 
作者からの返信
作者からの返信
 
 「龍馬伝」自身が出来の悪い三次創作(二次創作を基に、別な作者が翻案した物)ですから、まあ読まなくてもいいと思いますよ。
そんな駄作で無駄な時間を潰すより、宝島や学研の出した写真入りのムックでも買って幕末の勉強をした方が良いくらいです。


>左翼が武士と幕末を誹謗
 左翼自身は明治維新を、プロレタリア革命の前段階であるブルジョア革命と認識していて、高く評価する傾向にあります。
明治維新を正当化するには、幕末を否定し、武士を邪悪な搾取者に据えねば、マルクス・レーニン主義による歴史観(ML史観といいます)が成立しません。
 その変形したもので、明治維新自体を否定する史観も存在しますが、天皇や皇室に対する扱いを見て、尊崇の念が著しく低いものなどは要注意された方が良いです。
最近はポスコロやポストモダンなどという表現を使って、マルクス主義が復活して来ていますから、歴史観もよほど注意しないと左翼系がゾンビの様に墓場から這い出してきているのです。 
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安志:「別的不說,龍馬自己就是花錢從平民買到鄉士地位的有錢人,家裡有錢到自己脫藩三次都能被藩主原諒,就這種家庭地位,母親怎麼可能被區區拿刀的上士逼死阿」と竜馬伝に対して酷評です。 
作者からの返信
作者からの返信
 
 twitterですか?
まあこの引用した文書の言ってることはほぼ事実です。
 坂本龍馬自身、ただの使い走りですからね。
正直、贈正四位というのは、過剰な評価と思います。

 さて、現代日本での坂本龍馬の評価は、実は明治の小説が元なのです。
明治16年(1884年)に高知県の自由民権派運動・立志会の機関紙『土陽新聞』(現在の高知新聞社)に、坂崎紫瀾(1853年~1913年)が書いた連載小説「汗血千里駒」がベースになった話が現在の龍馬像です。
 司馬遼太郎の小説、「竜馬がゆく」はその小説のリメイク版で、80年ぶりにヒットした作品と言えばいいでしょう。
 坂崎自身は土佐藩士の出身ですが、色々な経緯があって板垣らとともに反政府の民権運動家として活動して逮捕、保釈中に書いたのがこの「汗血千里駒」といわれています。
 龍馬の妻、お龍などもこの小説に辟易し、口述筆記の形で、反論を別の作家に書かせています。
なお、お龍は最晩年は貧乏長屋に暮らし、アルコール中毒が遠因で死亡しました。
子供もなく親族も疎遠だったので、墓所が立てられたのは死後しばらくたってからです。

 明治政府を動かしたのは、実際は薩長土肥の志士ではなく、旧幕臣などの江戸幕府からの遺産やテクノクラートのおかげでした。
今も海上自衛隊で使われる「ヨーソロ」という掛け声は、江戸時代に幕府海軍が使った「宜く候」という言葉が起源で、幕府海軍から帝国海軍時代を通じて現代に残る伝統の一つです。 
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レバノンでのモサドの戦の結果をどう評価しますか?ドローンもこの方法で爆発できますか? 
作者からの返信
作者からの返信
 
 後日詳報が入り次第お答えしたいと思います。
大変申し訳ございません。 
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>貴兄

質問にお答えいただきありがとうございます、ご迷惑をおかけして大変申し訳ございませんでした。

>左傾化

もしアメリカ人が本当にナチスを完全に清算したら、おそらく西ドイツ政府も西ドイツ軍も存在しないでしょう。笑われることはテオはキルケーから西ドイツにおけるナチス問題について言及したのを聞いたとき、ナチスを完全に清算するには西ドイツよりも東ドイツの方が優れていると思いますが、それはソビエトが征服者であり、東ドイツがナチスを完全に清算できます(ソ連に不利な反対派を弾圧するためにナチスの清算を利用したことは言うまでもないです)。アメリカの場合では人権と法の支配、まだ人民の生活を考慮しなければならないので、ソビエトのような現実を無視することは不可能です。 
作者からの返信
作者からの返信
 
 米ソともにナチスドイツから過酷な賠償を行いました。
それは現物賠償で、モーゲンソープランとか、デモンタージュと呼ばれる非工業化政策です。
対象になったのは自動車産業や武器産業ばかりではなく、光学機器や家電製品の工場まで接収対象になり、ドイツ国内から持ち出されました。
 ソ連で1990年代までライカやコンタックスの海賊版が販売され、アウディカデットの違法コピー品が走っていたのはこの為です。
ソ連がやったのは美術品泥棒や婦女子暴行だけでは済まなかったのですよ。

 米ソの狙いはドイツの完全な非産業化であり、農業国家に改造する事でしたが、これはソ連とソ連の影響下にあったニューディーラーが勝手に決めたことで、どちらかというと危惧する向きも米国奈にありました。
ベルリン危機以降、西ドイツは逆コース化します。
ゲーレンらと接触し、諜報機関の再建や、西ドイツ軍準備委員会を秘密裏に立ち上げるなどして、第三帝国時代の遺産を活用するのです。
 西ドイツの雰囲気が変わったのは1968年の世界的な学生運動で、これを機会に第三帝国時代を一斉に否定します。
軍はおろか、諜報機関や政府機関にいた旧軍関係者や第三帝国時代の人間を一斉にパージし、そこに団塊の世代が交代するかのように入ってきます。
それによって急速な左傾化をするのですが、それは劇中で話しましょう。
KGBやシュタージの積極工作は物語で重要な地位を占めるので……

(後日時間がある時には詳しい話をします)
 
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>その個別具体的な案件を調べないと詳しくはわからないでしょう。

アメリカ人には日本人の“本音と建前“は理解できないかもしれないが、アメリカ人は子供や告解には慣れているので、“親子の関係“や“教会での告解“がアメリカ人に日本人の社交性を理解させることができるのでしょうか。(これは愛が重いのキャラたちはアメリカ社会の子供たちにとても近いのかと質問しますから。アメリカ人は日本人の曖昧さを理解していませんけど、少なくとも彼女らを助け支え、愛してくれるのだろう。) 
作者からの返信
作者からの返信
 
 キリスト教云々もありましょうけど、アメリカの場合、自己主張をしない日本人の内向的な感覚に合うか、どうか……
 何年か前に読んだ本でタイトルは忘れたのですが、アメリカ人は無理して陽気に装っていて、本心は休みたいのに休めるような社会ではないという内容のものがありました。
 古い時代のアメリカ人は、貴兄の話したような内容の事をしてくれるかもしれませんが、今のアメリカは左傾化著しく、大部分の人は自己の利益しか追及していないでしょう。
田舎や辺鄙な場所に行けば違うかもしれませんが、大都市部はかつての白人文化の良いところが失われてしまったように感じます。
 この辺は私の偏見も入り混じっているので、断定はできませんが、対岸から見ていてもアメリカは以前よりも左傾化が進んだことによってより混乱しているように思えます。
 
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百合の要素である作品での愛が重いキャラたちはアメリカ社会における無力な子供たちに似ていますが? 
作者からの返信
作者からの返信
 
 異性関係や恋愛関係で何かしらの問題を抱えている人は、過去の家族関係で上手く行かなかったり、愛着障害を持っている人の傾向が強いです。
同性愛の場合は、同性の親との関係が問題視されるケースもあり、レズビアンの場合は、母親や女兄弟との距離感もあるでしょう。
単純に女性が好きな場合もありますが、その個別具体的な案件を調べないと詳しくはわからないでしょう。 
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今の作品における女性キャラの萌え要素は自然なアプローチではなく、レッテル貼ることで描きますが? 
作者からの返信
作者からの返信
 
 今の漫画の萌え要素は自然な作風というより、作者自身が入れたいものを入れている節があります。

あと機械翻訳の関係かと思いますが、「レッテルを貼る」というのは、日本語ではネガティブな評価や一方的な表現に関する言葉です。
悪印象を与えかねないので、ご注意された方がよろしいでしょう。
 
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>著作権を無視

これはただの僕の妄想でいえます。なぜなら、現実はそんな強く力や資源がいないですから、邪が正義に勝ってないというシーンは皆んなの内の欲を体現すると言えますから。 
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>マブラヴ

僕はマブラヴを指すことだけではなく、ほかの悲劇的な作品を指すこともある、例えば、前では提及したのダーバヴィル家のテス、もしテースはジェイン・オースティンのペンによるエマ・ウッドハウスとベネット家から助けるを持ちことができると彼女の運命が変わることかもしれません。 
作者からの返信
作者からの返信
 
>ダーバヴィル家のテス
 これは発表当時、英国の中流階級から酷評され、再評価されたのはだいぶ後です。
一度出版を断られたこともありますから、よほど19世紀末の人間には受け入れられない作風だったのでしょう。

>ジェイン・オースティン
「テス」発表時に彼女が生きてて、同著を読んだら腰を抜かすでしょうね。
そして著作権を無視して同人誌を出し、そっちの方が話題になるかもしれません。
(19世紀末は著作権の混迷時代で、違法出版や同人活動が大っぴらに行われていました)

 
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>武士の遺風

特にるろうに剣心での相手を許すので、シュヴァルツェスマーケンのあらすじを読んだ僕ではただの胸糞を感じています。 
作者からの返信
作者からの返信
 
>シュヴァルツェスマーケンのあらすじを読んだ僕ではただの胸糞を感じています。
 柴犬の執筆者である内田弘樹先生が影響を受けたのは、ボードゲーム原作者から架空戦記小説の作家になった故・佐藤大輔氏です。
色々と毀誉褒貶の多い人物ですが、その露悪的な作風は一定数のファンを魅了して、没後7年ほどたちますが、未完の作品が復刻刊行されるほどです。

 故・佐藤大輔の作風は、暗く露悪的な作風もあるのですが、登場人物をこれほどまでにかといじめた雄傾向にあります。
原作を務めた劇画の「レイド・オン・トーキョー」や「バトル・オーバー・北海道」も、何とも言えない救いのない最期でした。

 内田先生のそういう作風に、原作者の吉田社長のグロテスク趣味が悪魔合体してできたのが、柴犬の負の面だと思います。

 私などは少しばかり戦後史をかじってきた田夫野人ですが、1970年代のデタントという時代背景を考えれば、ソ連はあまりに冒険主義的な行動は出来ないと思います。
ベルリン暴動、ハンガリー動乱、チェコ事件とことあるごとに軍事介入を行いましたが、これはユーリ・アンドロポフという優れたKGB工作員の判断によるところが大きく、そういう彼でもアフガン侵攻というソ連崩壊へのミスを犯しています。
 アンドロポフは、KGB出身でありながら大使館勤務を通じて、東欧各国の実情を知っており、また西側の軍事力にソ連が太刀打ちできないのを十分把握していました。
KGBとして共産主義特有の腐敗に苦慮しており、反腐敗運動をしながら、上からの民主主義や東欧圏の自立化路線を考えていました。
上からの民主主義や東欧の自立化容認は、チェルネンコ=ゴルバチョフの路線で継承されましたが、これにはKGBが深くかかわっています。
ゴルバチョフは米ソのデタントを先に勧めた偉大な人間ですが、その一方KGBとは密着し、様々な工作を行っています。
情報公開もKGBの手助けがなければできません。
 東欧でその路線が起こったのはハンガリーやチェコがその機会を狙っていたというのもありましょうが、秘密警察がその路線に協力的だったのもあると思います。
東ドイツでも、中央偵察管理局の長官、マックス・ヴォルフが長官を辞任した後、体制批判をする作家活動をして、街頭演説をするのですが、東独市民にそっぽを向かれ、のちにソ連に逃亡します。
 ゴルビー路線の二番煎じを行おうとしたのを東独市民に見透かされたのでしょうね。

 話を戻しますと、ソ連はBETA戦争で人手が欲しいのに、東独の国内情勢に手を突っ込むほど余裕はないのです。
それに隣国は西ドイツですから、プラハ事件以上に西側に注目されるのですよ。
 西ベルリンから見れば、東ベルリンの動きは把握できますし、場合によっては米国からの軍事支援がストップする可能性があるのです。
 精々できるのは東欧各国に兵力を出すように指示するぐらいでしょう。
イラク戦争で協力しなかったフランスに対して米国がなんかしましたか?
今回のウクライナ戦争で非協力的な中央アジア諸国に対してロシアが何かしましたか?
 もし二正面作戦をやるのなら、それ相応の理由が必要でしょう。
柴犬はその動機付けが少し弱いと思いました。


 個人的には、史実をいじる以上、ある程度現実的な路線を書かざるを得ないと思っています。
 
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>仮面アメリカ

そして《ニンジャスレイヤー》も含みます 
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>カティア

僕は《るろうに剣心》をしばらく見でいると貴族の風情が大衆政治の風情よりも優れていると感じていました。 
作者からの返信
作者からの返信
 
>僕は《るろうに剣心》をしばらく見でいると貴族の風情が大衆政治の風情よりも優れていると感じていました。

 日本の場合、明治の末ごろまで江戸時代に武士としての教育を受けた人間が大勢いましたからね。
そういう人たちに育てられた人間は、武士の遺風を受け継いで概して愛国心が強く、質素な生活を好みました。
 もともと貴族というのは洋の東西を問わず、義務の代わりに特権を得ているのですから、なにか問題があればそれを理由に生命を奪われる危険性はあるのです。

 日本の武士は、江戸時代以降になると庶民に対して、ある程度気を配らないと生きていけない様になりました。
戦国時代のように他家の領土に攻め入って食料や金品を取ることが難しくなったのもありましょうが、自分の領地や藩の領民を過酷に扱って、反乱や一揆をされるのを恐れた面があります。
 一揆の場合は切腹だけでは済まずに改易、反乱の場合は、改易の後に打首となります。
武士はその特権として、死罪になるような犯罪を犯した場合は切腹が許されていました。
切腹の場合は、遺体はそのまま埋葬されます。
 打首は、首を斬った後、首から下を山野に捨て、首を三日間さらしものにした後、初めて葬儀が許されました。
基本的に武士の場合は戦場で負けた場合以外は、打首にされず、打首獄門は武士にとって最大の侮辱の一つでした。
 明治維新の初期指導者のひとり大久保利通は、各地の武士反乱の際、関係者を切腹ではなく、打首獄門にしています。
明治初年の刑法では切腹は認められた権利の一つだったので、かえって士族層の反発を招きました。
(後に近代刑法の導入で、斬刑や切腹は廃止になり、絞首刑になります)

 洋の東西を問わず、文化の伝達者は貴族層か、貴族に準ずる地主や資本家などのブルジョアジー層です。
日本の庶民文化も、元を辿れは室町時代に出来た武士の行儀作法が長い時間をかけて庶民に伝播したものです。
 ヨーロッパの文化も近現代になってもそうですが、やはり貴族層とブルジョアジーの関与なしには説明できないでしょう。
1968年以降の欧州(特に西欧)の堕落は、第二次大戦によってそういう層が影響力を失い、彼らが年齢とともに第一線から退いたのが大きいと思います。
第二次大戦がなく、貴族層がしっかり残っていて、東欧が共産化しなければ、そういう文化は残ったでしょう。
 ただ社会保障などの導入は遅れて、固定化した身分の物からの不満が続出したのかもしれません 

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