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仮想空間の歌う少年

作者:ケンケン4
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Sound≠bullet
  1ー1発目

 
前書き
GGO編スタート!
スノーハチャメチャGGO編!緋弾のアリアのネタが出てきます。
それでも問題無いぜ!という方はどうぞ! 

 
「母さん!出来た?」
「ええ。ALOデータコピーでいいのよね?完璧だわ。」

今、久しぶりに家にいる。ALO事件から一週間経ち、詩乃にGGOやる!と言ったのでALOのデータを違法コピーしてます。じゃないと今プーカの領主の俺がコンバートしたらプーカの方々にいろいろ迷惑かけてしまう。それにしても流石母さん。天才。

「架空空間で詩乃ちゃんとデートか…」
「デートじゃないし。」
「既成事…」
「言わせねえよ⁉︎」

とりあえずまあ、デートや既成事実どうこう、はどーでもよく。コピーデータをもらって俺はさっそく自分の部屋でGGOをやる事にした。
さあ、いつも通りの魔法の言葉で。

「リンク・スタート!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「まったく…あのバカは…」

今、私ーーー朝田詩乃ことシノンはGGO内で佳を探していた。「ログインしたら総統府?ってところに行くね〜!道?多分なんとかなるよ!」と言ったのに30分経ってもこないので探し回っているのだが…

「本当に何処にいるのよ…ん?」

ふと人が集まっているのを見つけた。
気になって少し見てみると…

「な、なんだ…あいつ…」
「あんなに早く銃弾を撃てるのか…?」
「どうしたの?」

私は気になって近くのプレーヤーに話しかける。そのプレーヤーは私を見るとニヤニヤしながら。

「まあ、見てみればわかるよ。シノンちゃん?」
「…」

あまり馴れ馴れしくしてほしくないんだけど…
とにかく見てみるとどうやら西部劇で良く見る早撃ちゲームをやっているみたい。
金髪のヘッドフォンをつけた少年が強いらしくニコニコしながらワルサーp99を指でクルクル回している。
その相手は…

「お、おい…あいつゼクシードじゃねえか?」
「まじだ…」
「…」

そこにいたのは前回BoB大会で優勝したゼクシードがいた。…あんまり私好きじゃないけど。

「お前、少し早撃ち出来るからって調子乗ってるんだってな?」

ゼクシードがそう挑発するように言うと金髪の少年は笑ながら。

「んー?いやーみんな弱すぎなんだよ。『僕は悪くない。』みたいにね。」

…ん?どっかで聞いたことある言い回しね。と思いながら私はその一戦を見守った。
早撃ちゲームのカウントダウンがなる。

3
2
1
0

バン。

「⁉︎」
「♪」

…!早すぎる⁉︎見えなかった…?
見るとゼクシードが瞳を開けて驚いた表情で見ていた。
そしてWINERの文字が金髪の少年に出ていた。
震えながらゼクシードが金髪の少年を指差しながら

「お、お前…今の『不可視の銃弾』じゃねえか…?ラノベの技をなんで…?」

そう、今のは目に見えない速度の早撃ち。緋弾のアリアに出てくるカナの『不可視の銃弾』まさにそのものだった。

「えっ!なんで?簡単じゃん。これ。ただ腕を速く振って銃を撃ってホルダーに戻せばいいんでしょ?(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
はあ…それより…お金かけるのはいいけどいいから総統府って場所教えてよ。待ち合わせの時間30分以上過ぎてるし…えーとこっちの名前だと『シノン』だっけ?あいつ怒らせると怖いかr…」
「なるほどねー。怒らせると怖いわね。」

私はいてもたってもいられず前に出て金髪の少年ーーー100%隣に住んでいる幼馴染の腕を掴んで人混みをかき分けて走る。「ひゃあぁぁぁぁ〜⁉︎」とか言って目を回してる佳とか「あれって…『氷の狙撃手』のシノンじゃないか⁉︎」「あの金髪の少年と腕組んでるぞ⁉︎あの子と一体どんな関係なんだ⁉︎」とか聞こえるけど無視。私は行きつけの人が少ないBARに行く事にした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ごめんね?ワルサーp99買って総統府についてそこらの人に話しかけたら初心者狩りだったみたいで、それ倒したらあんな感じになっちった!てへぺろ(^_−)−☆」
「…」
「ごめんてば〜!」

今俺はシノンの行きつけのBARにいる。なんか早撃ちゲームの後にいきなり引っ張られた。解せぬ。
そんな事考えてると不意にシノンが聞いて来た。

「…あんた。なんであんな技使えるのよ?」
「俺はスノードロップね。あー…これ、ALO…まあ、簡単に言うとSAO時のデータだから俊敏性がずば抜けて高いんだよね。まあ後はリズム感覚で『不可視の銃弾』はリズムゲームに出てくるアドリブの感じの応用と俊敏性で出来るし、相手の銃撃みればリズムを掴んで『銃弾撃ち』…銃弾に銃弾を当てることが出来るよ〜?」

簡単だよ?と俺は首を傾げながら笑いかけるががシノンは呆れ顔で。

「相変わらずやること無茶苦茶ね。」
「仮想空間の俺は…非常識と歌と音楽で出来ているんだよ?」
「それはいつもでしょ…それじゃ行くわよ。」
「?どこに?」

そうするとシノンはニヤッとしてこう言った。

「襲撃。」

どうやらこのスナイパーさんはゲーム始めて1時間の人に対人戦をやらせるようです。…もうやったか。
そんな事考えながら俺はシノン…幼馴染の後に着いていった。 
 

 
後書き
ついに始めちゃったGGO編!
これは少し長くなりそうで、現実世界の話もかなり入れていきます!

スノー「俺の活躍!見逃すなよ!特に詩乃!」
シノン「興味ない。 (ちょっと楽しみ)」
スノー「(´・_・`)」

次回もよろしくお願いします! 
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