仮想空間の歌う少年
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21夜想曲ーtranquillo(静かに)
前書き
さあ、SAO編最終章!始まるよ!
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ!
僕は光だ。闇はいらない。そう思ってた。でも闇には闇のいいところがある。最近そんなことも考えるようになっていた。だから両方使う…いや、合体させるということが結果として僕の成長に繋がると思っている。…きっとそう考え始める事ができ始めた事も成長したことになるんだろうな…そんな詩人のような考えをしながら。
毎度恒例。39層の街アーブル。英国風の街並みに霧がかかる姿は何処か幻想的であるが、今日は珍しく目の覚める太陽が輝かしい朝だった。さて僕の朝は一枚のパンケーキ、紅茶、サラダから始まります。優雅に頂きますか…と思っていると…
ピロリン☆彡
メッセージが届いたらしい。
…
「僕の優雅な1日の始まりをメッセージ1つでぶち壊したのは何処のどいつだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼︎‼︎‼︎」
どうやら僕の優雅な1日の始まりは来ないようです。
「…叫んでも仕方ない。えっと…差出人はヒースクリフ…か。」
それなら仕方ない。どうやら緊急でギルド本部に来いということらしい。
「なんかあったのかな…?」
僕は不安を消すように朝食を優雅に食べず(汚くは食べてないよ!)服装を整え僕は血盟騎士団本部へと向かった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「失礼しま〜す!スーパークールサウンドボーイことスノードロップが参上しましたよ!」
ヒースクリフの団長室に入るとキリトとアスナがいた。呼ばれてたんだ?
「お二人さん久しぶり!夜の営みは…「「スノー…?」」はい。すみません。」
殺気だった目2人分を向けられたら黙るよ…なんで?新婚夫婦の夜はいろんな意味で激しいってTVで言ってたのに。おかしいな…
そうするとごほんと一息ヒースクリフ。
「そろそろ話していいかね?」
「「「すみません。」」」
ー閑話休題ー
「偵察部隊が全滅か…」
どうやら壁戦士を多く投入する偵察部隊がボス部屋にて全滅。入るとどうやら転移結晶が使えず、さらに自力でも出れず。死ぬか生きるかどっちかで出れるみたいだ。生きる一択でお願いします。あれ?ということは…
「つまり、情報無しのぶっつけ本番ということか…」
「そういうことになるな。」
ヒースクリフはいつもどうり無表情で言った。
情報がないとか…どこぞの最強ゲーマーが怒るぞ?
「なるほどそれで攻略組のトップランカーであるアスナ、キリト、そしてスーパークールサウンドボーイであるスノードロップを呼んだわけだね?」
「スノー…もうお前にはツッコミを入れない。とにかく俺はアスナを守ることを第一に考えます。それでもいいですね?」
かっこいい!キリトまさに王子様じゃん。ツッコミ入れてくれないのは残念だけど。そうキリトが言うとヒースクリフは少し顔をほころばせ、
「ああ、もちろんだ。では3時間後コレニア広場に集合。以上だ。」
ヒースクリフがそう言って解散となった。僕の考えることはただ一つ。
「絶対勝つ…」
ただそれだけだった。
ー3時間後ー
集合場所の広場に行くと見知った顔があった。
「あ!クライン!生きてたんだ!流石ゴキブリ並みの生命力!もう君の名称はGでいいよね?」
「なんか…スノーの暴言にも慣れてきた。」
「褒めてるんだよ‼︎…期待してるよ!」
「スノー…」
「風林火山のリーダー以外の人に。」
「お前はどんだけ俺をdisりたいんだ!」
あれ?ちゃんとクラインの生命力を褒め、ギルドメンバーも褒めたのに…何か悪いことしたかな?そんな事考えてる内にキリト、アスナ、そしてエギルも来た。僕はみんなに言いたい事があった。
「なあ、みんな。僕はいかなる手を使っても勝ちに行く。それでみんなで…帰るんだ‼︎元の世界に。この山場を越えて‼︎」
「スノー…」
キリトが真面目な顔で僕を見ていた。そうするといつの間にかにヒースクリフが広場に来ていた。
「諸君今日はよく来てくれた!この戦いは辛いものになるだろう…だが私達は勝ち続ける!解放の日のために!」
うおお!と歓声があがる。いや〜凄いカリスマだね…不気味なくらいに。そうするとヒースクリフは僕の近くに来て
「スノー君期待してるよ」
「はい。僕も貴方の腕に期待してますよ。…君の想像を超えるんだ♪てね。」
僕は少し笑いながら答えた。目は笑ってないが。
「では回廊結晶でボス部屋の前まで移動する。」
そう言うとヒースクリフは結晶をわり回廊の中に入って行った。他のプレーヤーも中に入っていく。
「俺たちも行こうぜ!」
クラインがやる気MAXで言い
「死ぬなよ。みんな。」
エギルが安心させる笑顔で言い
「生きて…帰ろうね…キリト君。」
アスナが不安そうに、しかし生きる意思を持って言い
「絶対に生きて帰るさ!」
キリトがアスナを支えながら言い、
回廊に飛びこんだ。
「僕は勘違いをしていたね」
僕はみんながただフロアボスを倒すためにだけにボス戦をするのかと思ってた。だけどみんな意思を持っている。
ーーーこの世界を抜け出すという明確な意思を
「さて、頑張りますか!」
僕は遠い世界になってしまったあの子のことを考えて回廊へと飛び込んで行った。
後書き
次回予告
「一撃…?」
「スターバーストストリーム…なんてね♪」
「悪いけど僕、いや俺は甘くないぜ?」
スノー&作者「「次回もよろしくお願いします‼︎」」
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