VONGOLA TAIL

今回は大分短いです。
 

敵である鉄の森から幻覚を解いて現れた山本とクロームとバジル。

「武！クローム！どうしてお前達が……」

「話しは後だ。まずはこいつらを片付けるぜ！」

そう言って山本はボックスを取り出してそれを開匣する。

「行くぜ、小次郎！！」

死ぬ気の炎を灯して、時雨金時を構える。

「時雨蒼燕流、特式十の型」

「燕特攻(スコントロ・ディ・ローンディネ)！！」

雨燕と山本が特攻して次々と鉄の森のメンバーを倒していく。

「拙者達も行きましょう！」

バジルもボックス兵器を取り出して開匣する。

「雨イルカ（ドルフィン・ディ・ピオッチャ）！！」

メタルエッジを構えて、死ぬ気の炎を灯し鉄の森に襲いかかる。

「あの女から始末しろー！！」

鉄の森の下っ端がクロームに襲いかかる。

「…負けない」

クロームは三又槍をグルグルと回して地面に叩きつける。すると、地面から何本もの火柱が発生して鉄の森に襲いかかる。

「………いかん！私達も武達に続かなければ！」

「っしゃあぁ！！燃えてきたぞ！」

「あいつらにいいとこばっかとらせてたまるか！！」

エルザは剣を、ナツは炎を、グレイは造形魔法の構えをしながら走り出す。

「あ、あたしは見学しとこうかしら……」

「あい」

エルザが鉄の森の下っ端を切り裂いているうちに武の目の前まで来ていた。

「武、エリゴールが定例会の方に向かってしまった。すまないが、ナツとグレイをそっちに向かわせたいんだが……」

「ん？あぁ、その事なら心配いらねえよ。俺達はあいつらの作戦を知ってるからな。その作戦を潰したからエリゴールはすぐさま定例会に向かうって事もわかってた。だから、対策をうっておいた」

「対策……？」

エルザと山本は戦いながらもお互いに話しあう。

「あぁ、考えてもみろって。俺とクロームがいて、『あいつ』がいないわけねぇだろ」

「あいつ……？」












「ちっ！あんな奴らが紛れ込んでるなんて予想外だった。こうなったら
魔風壁を発動するのももったいねぇ。定例会の方まで飛ばしていくか！」

エリゴールは風の魔法で飛んで定例会をしているクローバーの街へ全力で飛ぶ。

「よし、この調子なら何とかなりそうだ」

「何が何とかなりそうなんだ？」

そう言われた途端、エリゴールの背中に衝撃が走り、吹っ飛ばされる。
エリゴールは線路の方に落ちていった。

エリゴールは苦しみながらも何とか立ち上がり、上を見上げる。見ると、手から炎を出して空を飛んでいる少年がいた。

「ってめぇ、なにもんだ？俺の邪魔をするならただじゃすまないぜ」

エリゴールは自分の武器の大鎌を構えながら飛んでいる少年を睨みつける。

「妖精の尻尾の沢田綱吉だ。お前の考えてる計画は絶対させない！！」

空からおりてきて拳を構えたツナがそう言った。

「計画だと？………てめぇ、さっきこ奴らの仲間か。ちっ、こんな所で時間を取るわけにはいかねぇんだよ！」

「なら、さっさと終わらせてやる。
行くぜ！」

ツナは手の死ぬ気の炎を全力で発生させ、エリゴールの後ろに一瞬で回り込みエリゴールの背中を殴る。

「がはっ！」

吹っ飛ばされるも体制を立て直して風の魔法をツナに放つ。

だが、ツナもその魔法をかわしてエリゴールに手刀を入れようとする。その手刀をエリゴールは大鎌で防いだ。

「ちっ！」

エリゴールは一度距離をとる。

「ストームブリンガー！！」

そして、風の竜巻を発生させツナに襲いかかった。

「やったか！？」

ストームブリンガーで発生した煙が辺りを包む。煙が晴れるとそこには誰にもいなかった。

「いない！？一体どこへ……」

「こっちだ」

ツナはエリゴールの左頬に炎を纏った肘打ちを入れる。肘打ちをいれられたエリゴールは吹き飛んで線路から落ちるが、風の魔法で空に飛んだ。

「妖精の尻尾にこんな魔導士がいるとか、聞いてねえぞ………こうなったら俺の最強の魔法でお前を細切れにしてやる！！」

「……オペレーションイクス」

『了解シマシタ、ボス。X BURNER発射シークエンスヲ開始シマス』

右手から柔の炎が放たれる。

ツナとエリゴールの魔力が高まっていく。

「くらえ！！全てを切り刻む風翔魔法。エメラ・バラム！！」

エリゴールの魔法の方が先に放たれる。

『ゲージシンメトリー！発射スタンバイ！！』

「うおおぉぉぉ！くらえ！！」

左手から全力の剛の炎が放たれる。

「X BURNER！！！」

ツナの放った全力のX BURNERはエリゴールの放ったエメラ・バラムを飲み込んでエリゴールに直撃した。

「うああぁぁぁあああ！！！」

X BURNERを直撃したエリゴールは結局ツナにほとんど何も出来ないまま倒れた。


 

戦闘描写が下手ですいません。