原作に介入=生 不介入=死 何だ!この世界は!
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17話
初任務成功の次の日の朝5時頃、夕は訓練場で鍛練を行なっていた。
様々な角度から飛んでくるターゲットを足技のみで全て叩き落としている。向かってくるターゲットは徐々にその数を増やしていき、現在は50を超えている。
そして最後のターゲットを破壊して一休みしていると。
「あれ、島田さん?」
「モンディアルか?早いな」
「はい。早く目をが覚めたんで散歩していたんです。島田さんは何をしていたんですか?」
「朝の鍛練だ。武術をかじっていてな」
「そうなんですか。でしたら少し相手をしてくれませんか?」
「どのくらい役に立てるか分からないけどいいよ」
「お願いします」
二人は向かう合う。
先手、エリオは連続突きを放つ。夕は全ての突きを刃のない面を弾くことでその場から一歩も動かずさばいて見せる。
「モンディアル、魔法を使ってもいいぞ」
「え、いいんですか?」
「ああ、全力でかかってきな」
「わかりました。いくよストラーダ!」
エリオは魔法で加速し、夕に突っ込む。夕は最低限の動きでそれを交わしてエリオを捕まえて持ち上げる。
「うわっ」
「なかなか早いけどまだデバイスの出力に振り回されているな。地面を蹴るタイミングと加速するタイミングをもっと合わせれば体のバランスが崩れずらくなるぞ」
エリオを下ろしてもう一度距離を取る。エリオは簡単に避けられ、捕まえられたことに驚く。そして。
「島田さん凄いです!」
「ありがとう。相手をできる時間は余りないからどんどんきな」
「はい!あとエリオって呼んでください」
「了解だ。エリオ」
夕はそれから30分ほどエリオの相手をしてから仕事場に戻った。
夕が仕事をしていると
「あ、いた!」
フェイトがやって来る。
「何かようか?」
「うん、朝にエリオの相手をしてくれったて聞いたからお礼を言おうと思って」
「??ああ、フェイトはエリオとル・ルシエの保護責任者だったな」
「そう。私の大切な子逹だよ」
「そうか、ならエリオに伝えてくれ。俺は毎朝、あの時間にあの場所にいるから何時でもきな。高町の訓練に支障をきたさない程度なら相手をするって」
「うん、伝えておくね。それじゃあ私は行くね」
「おう、仕事頑張れよ」
フェイトはその場を離れていく。
「さて、仕事仕事っと今度はヘリの整備部品を運ぶんだったな」
「手伝いましょうか」
夕の運ぼうとしている荷物は明らかに一人で運べるようには見えなかった。
「大丈夫だ。このくらい」
夕は苦もなくそれを運んでいく。
「夕さんってマジで力持ちですよね」
「ああ、あの人なら魔法なしでガジェットに勝てるじゃないか?」
「有りうる」
夕が去った倉庫でそんな話がされていた。
ヘリ格納庫
「フェリーノ一等陸士、グランセニック陸曹。ヘリの整備部品持ってきましたよ」
「ありがとうございます。……って一人で持って来たんですか!?」
「どうな腕力してんだ」
「鍛えてるんでこれくらい軽いもんですよ。ここに置いときますんでよろしくお願いします」
「わかりました。後、私のことはシャーリーって読んでください。敬語もなしでお願いします。私の方が年下ですし」
「俺のこともヴァイスでいいぞ。グランセニックじゃあ長くて呼びづらいだろ」
「了解しました。ヴァイス陸曹。シャーリーもそう呼ばせてもらう。それじゃあこれで」
夕は別の作業場に向かった。
「独特な雰囲気の奴だな」
「そうね。なのはさん逹の知り合いだって聞いているけど、頼れる人で謎の多い人ね」
六課の中での夕は頼りになるが。謎が多い人物と認識されているのだった。
深夜一時
搬入される荷物に遅れが出たため、夕は先ほどまで仕事をしていた。今は寮に戻るために移動している。
「キュクルー」
「お?」
何かが足元に降り立つ。
「おまえは確か「フリード、待ちなさーい」
キャロがフリードを追って現れる。
「よう、ル・ルシエ。どうしたこんな時間に?」
「夕さん。こんばんわ。フリードがお腹を空かせてしまって」
「食堂に何かないか探しに行くところか?」
「はい、いつもはフリード用の夜食があるんですけどちょうど切らしていたんです」
「キュー」
「そうか。しかし食堂か………まだ、鍵空いてたかな?」
「そうですか…」
「俺も一緒に行こう。俺なら鍵を借りられるから」
「いいんですか?」
「そいつも大事なフォワード陣のメンバーだ。それを空腹で返したら生活補助スタッフの名が泣く」
「ありがとうございます!あと、私もエリオ君みたいに名前で呼んでください」
「了解だ。キャロ」
その後、食堂でフリードに夜食を食べさせて部屋に返した(キャロにはホットミルクを出した)
深夜2時
「さてさっさと寝るか「やあ」剣か…今、帰ってきたところか?」
「うん。ようやく前の部隊の引き継ぎが終わってね」
「ミゼット提督の直属部隊も大変だな」
「あはは。引き継ぎは終わったから明日からは六課の仕事ができるよ」
剣と夕は世間話をしながら寮に帰っていった。
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