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戦国†恋姫~黒衣の人間宿神~

作者:黒鐡
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十一章 幕間劇
  様々な神×久遠と月見

詩乃に言ってから俺は翼を出して空を飛ぶ。そのまま大天使化になりながらも、神界ゲートを開けて神界に行く。行くとまるで待っていたかのように、帝釈天がそこにいた。

「我が創造神様、お待ちしておりました」

「まるで我が最初からここに来たみたいな感じだな」

「観音寺城の戦を見た後、来るだろうと思いまして」

「なるほど。でも今は神界での会議ではないだろう。我が来たのはデウスがいるかなと」

「お呼びでございますか?創造神黒鐵様」

「うおっ!びっくりした。いきなり呼ぶ馬鹿がいるか」

「申し訳ありません。ですが、私の名前を呼ばれたので来てみただけですよ。それにしても両手に花ですかな」

両手に花、ねぇ。両腕に捕まっているのは帝釈天と毘沙門天(多聞天)がいた。しかも、デウスとかの男性単数主格曰く男神は少ない方だと聞く。要するにほとんどが女神って感じな訳だ。普通は人間界での活動は基本出来ないが、我の腕にくっついている帝釈天と毘沙門天は誰かのお家流によって、現世に召喚されるんだと。

「ところで、私に御用があったのでは?」

「ああ、観音寺城にて天守教の者と遭遇した。洗礼名はレオと言うらしい。もしかしたら鬼退治の時にお前を召喚するかもしれない」

「私をですか?それは構いませんが、私が召喚されて戦うと?」

「いや、帝釈天のようにはせんよ。ただ我の力の一部として働いてもらいたい。その時になったら呼ぶのでな」

「承知しました。呼ぶ時はいつでもお呼びください。では私はこれで」

「ところで創造神様、この後どうしますか?」

「帝釈天に毘沙門天よ。何か当たっているんだが」

「わざと当ててるんですよ」

「わざと当てているのよお兄ちゃん」

神界にある、我の部屋に行ったら残りの四天王もいた。持国天・増長天・広目天。そして、帝釈天が我にキスをするとそれが始まりになったのか、四天王が俺の服を脱がせてから自分の服を脱いだ後シてしまった。我だって人間の時は性欲発散は自分でしていたが、まさかここに来てヤるとは思わなかった。帝釈天と四天王だから、合計10回はイってしまった。その後、この部屋中に浄化を発動してから服を着た。帝釈天達も服を着たら、温泉に行こうという話になったので、帝釈天の案内で行った。

「ここが下界で言うならスーパー銭湯みたいな感じか」

「はい。ここにはあらゆる湯がありますが、先程も言いましたが男神がほとんどいないのです。なので、ここは女神専用になってしまいました」

「我は男だが良いのか?」

「創造神様は良いのですよ。我らを創った御方ですから」

中に入ると全員女神だった。日本の神以外のもいるな、我達は脱衣所に行ったら我を見て一礼した。翼を収納させても髪と目の色は大天使化のままなので、服を脱いだ。そして帝釈天と一緒に、まずは頭を洗ってから今度は体を洗ったのだが、翼を出してほしいと言われたので出したら帝釈天と四天王が翼を洗い出した。何でも、下界では鬼と戦う時に使い、僅かに返り血がついていたとか。あと太陽光を吸収してる時に気付かぬ間に少し汚れた太陽光があり翼に付着してるらしい。

「これで大丈夫ですね。次はソーラーパネルにしてください」

「了解した。これでいいか?」

「はい。これで洗えます」

先ほどは羽毛みたいな感じだったが、太陽光集める時はパネルになるので汚れがあるとか。洗ってくれたお蔭で、ピカピカになったので湯で流した。そして収納してから体を洗い流してから湯に入った。

「ふう、気持ちいいな。ん?そこにいるのはゼウスか」

「初めまして。我の名はゼウス。ギリシア神話では全宇宙や雲・雨・雪・雷などの気象を支配してる天空神でございます」

「神界って日本神話だけかと思ったら違うんだな」

「ここは全神話の神が使う場所なのですよ。あそこにいるのは、北欧神話の愛の女神フレイヤやあちらにいるのは旧約聖書における唯一神のヤハウェなど、多くの神や仏が来ています。先程ほとんどが女神だと言いましたが、神話によっては男神もいるのでここ一部がその男神用にも出来ております。ただしここは女神専用ではありますが、創造神様は異例です。我々を創ってくれた神様は特別ですか」

「私は天空神ですが、創造神様みたいに操るまでは出来ませんね。あくまで支配してるだけです」

「なるほど。だからここにいる訳か。また今度でいいけど、他の神話の神々と交流をしたいと思うがいいかな?ゼウス」

「はい私に出来る事ならば。それに他の神話の主神とは仲良しですけど、先程も言ったように男神もいるので。例えば北欧神話のオーディンとか」

「うむ。それくらいは分かっているが、さてとそろそろ上がって下界に戻らなければいけない。これで失礼するよ」

と言って出た後に、バスタオルで拭いた後に金色の服を着た。髪や翼を乾かしていたのだが、特に翼は他の神もドライヤーを持ってやっていた。で、先程の場所に行ってから神界から下界に戻ってトレミーに行った。時間は神界に行く前だったからよかった。トレミーの格納庫に空間から入った後に大天使化解除。そして、俺の部屋に行ってからパソコンで今回働いた人物達を評価した。その後に、報告書とかの仕事だったけどね。しばらくやっていると、俺の部屋に入る者がいたから通したら劉零だった。

「お疲れ様です、隊長」

「そちらもな。ただ今回は結局準備してもらった武器は使わなかったが」

「状況によってでしょう。それに我々の兵器で城門を壊した所で、織田勢の、特に森一家から不満が出ますし」

「確かにな。ところで何しに来たんだ?」

「はっ、食事に誘いに来ました。レノックス達が呼んでいましたので」

「そうか。なら行こうか」

パソコンを切ってから、確認した書類を片付けてから食堂に向かった。そしたら、ちょうど桜花たちがいたので俺も食券で並んでいて、何にしようかなと思ったらあとで詩乃達と歓迎会をするのでうどんを頼んだ。持ち帰り用におにぎりを二個頼んだ。そして出てきたのは、はいからうどんだった。

「お待ちしてました、織斑隊長」

「やあ、レノックス。お前確か他の部隊の者ではなかったのか?」

「いえ、私達は最初からブラック・シャーク隊の者ですよ。裏ではでしたが」

「なるほどな。とりあえず食おう。俺の恋人が下で待ってるから」

と言って話しながら食ってから、スープを全部飲み干した後で、こいつらと別れておにぎり二個を持って観音寺城に行った。風術で。降り立つと、何でこんなに曲輪が多いんだろう?と思った。観音寺城はとにかく敷地内の仕切りが多い。

「一真様」

「エーリカか。どうした?」

「観音寺城の見学に。一真様は先程空から降りてきたようですがどちらに?」

「神界に行ってきた。もし鬼退治の時が来たらデウスを召喚して、俺の身体の一部となって戦ってもらおうと思い許可を求めた。結果いつでもどうぞとな」

「神界ですか。それもデウス様にお会いしたのですね。他にはどのような神様がおりましたか?」

「日の本のだと帝釈天とかだけど、他の神話もいたな。ギリシャ神話だと天空神とか」

「なるほど。もし、今度鬼が現れたのならデウス様が見られると良いのですが。それより誰かを探しているようですが」

「久遠をな。どこに行ったか知らんか?」

と言ったらこの辺りはいないと言われたのでな。しょうがないから探すかと言ってエーリカと別れた。
さてと、どこに行ったものか。風術で、探査をさせたいたな。俺は風術で飛び久遠の目の前で降りた。

「やっと見つけたぜ。待たせたな」

「いや、こちらも探してたところだ」

「ちょうど炊き立てのご飯をおにぎりにして持ってきたが食うか?」

「いただこう」

と言って俺は久遠の隣に座り、おにぎりを空間から取り出して海苔を巻いて渡した。俺の分は?と聞かれたが、俺はいいから食えよとな。ちなみに今いるのは縁側に腰を降ろしている。風の精霊に聞いたらこの辺りには誰もいないとの事だった。

「これは!中に何か入ってるが」

「たぶん鮭だな。もう一つはなんだろうな」

そうしてる内に全部食い終わった久遠は、俺の肩に頭を置いてきた。

「今日はいい月だな。と言っても月の話をするとエーリカが辛気臭くなるけど」

「いい月だ。ちょうど一真と一緒に見たかったのだ。そしたらちょうど現れた」

そしてしばらく無言になるが、俺はそのまま月を見ていた。見ていたら突然好きだと言ってきた。俺も好きだと返したあと、そのままキスをした。

「ん、一真・・・・好きぃ・・・・・ん、ちゅ・・・・・」

キスをした後に、俺は久遠に寂しかったら一真隊の所に来てもいいんだぞと言った。そしたら他の者が遠慮をするのではとな。だが、今は久遠と結菜が恋人であって他のはあくまで上司と部下の関係だけ。

「梅もいよう。それに他の隊への示しも付かん」

そういえばそうだったな。梅は久遠の事を尊敬している。だからひよ達ならともかく一緒に食事となったら、どれだけ大騒ぎになるかもな。俺個人はいいとしても、一真隊全体を久遠に贔屓してるように見えるかもしれない。

「だったら俺を呼べばいい」

「一真をか・・・・」

「嫌かい?」

俺はこの世界なら久遠の彼氏になる。本来は夫だが、正室は奏で側室は桃香や吉音や箒達。愛妾は今の所、久遠と結菜だけ。形式上は愛妾だが、俺は妻として接しているがな。

「だが、京に行けば一人での食事も減るだろうさ」

「まあそうなんだけどな。だったら今だけはこうしておこう」

と言って抱き合った。たぶんだけど、泣こうとして我慢でもしてるんじゃないかなと。

「久遠、ここには誰もいないぞ。泣きたいのであれば泣けばいい」

「かずまぁ」

とか言いながらも泣き出した。いっぱい泣いてから空間から蒸しタオルを出した。久遠はそれで顔を拭き、目を閉じろと言った後に涙の痕跡を消した。しばらく一緒にいた後にたくさん甘えた久遠を陣地に行かせてから俺は一真隊のとこに戻った。 
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