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とある委員会の委員長 番外編~STB編~

作者:stk
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聖遺物のための愚行
  第三話

大手食品会社の倉庫付近にて変な感じを感じて来てみればいるのは
「西欧教会の祓魔師ルドールフ・オイスタッハ殿ではありませんか。」
彼は私が西欧教会に出向いて攻魔師の資格を手にいれるために攻魔師のことを教えてくれていた恩師。
それと彼の近くにいる人工生命体(ホムンクルス)が私の前にいます。
「逃げてください。彼は並の吸血鬼では相手になりません。」
私はリジルとホヴズを構えながら倒れかかっている吸血鬼に告げた。
「これはこれは。懐かしいですね、シズク・キハラ。」
「それはこちらの台詞ですね。ところであなたは何をするために絃神島(ここ)に?」
「我らの奪われし至宝がここにあるのです。退きなさいシズク。」
それは無理な相談だね。
私は絃神島(ここ)でやるべきことがある。
その邪魔をされるわけにはいかない。
「最終勧告です。速やかにこの島から出ていってください。抵抗するならば力付くで排除します。」
「ほう。あなたが私を。出来るものならやってみなさい。アスタルテ!!」
命令受諾(アクセプト)。執行せよ(エクスキュート)。“薔薇の指先”(ロドダクテユロス)。」
ちっ。
面倒なことを。
大体ただの人工生命体(ホモンクルス)ごときが私に勝てるとでも思っているのかな?
「神剣術式ブラッドストリーム。」
刀身が微動していた。
そして微かにだが色が赤色に染まっていた。
「セイッ。」
私はアスタルテに向かって二本の神剣を構えて走った。
私が斬れると思ったその時だった。
何故か私は後ろに飛ばされた。
「ゴホッ、ゴホッ。一体何が?えっ・・・。」
人工生命体(ホモンクルス)アスタルテの背中から眷獣の腕が出ていた。
そんなことをすれば短い命が更に短くなるのに。
「オイスタッハ師匠。あなたはどこまで堕ちてしまったのですか?」
私は標的(ターゲット)をアスタルテからオイスタッハに変えた。
そして能力No.2空間移動(テレポート)で彼の後に回り込んで二本の神剣で彼を斬ろうとすると彼は私がそこに来るのをわかっていたかのように斧を振りかざした。
「あなたの攻め方は分かりやすいのですよ。去年の練習から何も変わっていない。」
くっ!
「それに慣れもしない双剣を使うなとあれほど教えたはずです。」
やっぱりこの人に傷を与えるのは大変そうだ。
私の能力も癖もすべてわかっている。
やりずらいこと。
でももしもの時は能力No.4(ナッシング)を使えばいい。
でも今はその時ではない。
第一に今自我を無くすと面倒なことになりそうだ。
「考え事をしている場合ですか?アスタルテ!!」
「しまった。」
私は二本の神剣をクロスしてなんとか耐えようとした。
そして同時に能力No.0能力防御(スキルブロック)を使った。
しかしそれで防ぐことが出来ず後ろに飛ばされた。
「グハッ!」
体のいたるところが痛い。
「シズク·キハラ。どうやら目撃者のようです。」
私もオイスタッハ師匠と同じところに目を向けた。
そこには姫柊雪菜がたっていた。
「くっ!今日は本当についてないよ。」
まさか獅子王期間の人に見られるなんて。
でもあなたではオイスタッハ師匠には敵わない。
「姫柊雪菜。ここから離れなさい。」
私は後にいる彼女に告げた。
普通ならば離れていくのだが彼女は違った。
「あなたを庇いながら戦うことはできないの。お願いだから離れて。」
「いいえ離れません。」
こんなときだけ正義感が強すぎるのがいらっとくる。
「それにボロボロのあなたをおいて逃げるほど冷酷な人間ではないので。」
「あなたが持つシュネーヴァルツァーでは勝てない相手なのです。早くここから離れなさい。」
「ほう。」
反応したのはオイスタッハ師匠でした。
私はシュネーヴァルツァーの名前を出したにが間違いだと今さら気付きました。
「早く。逃げて。」
私は立ち上がってもう一度オイスタッハ師匠に向かって行った。
持っている二本の神剣を握り直した。
しかし結果はただ私が無駄に突撃しただけ。
オイスタッハ師匠に傷を与えることはできなかった。
「ほう。シュネーヴァルツァーですか。獅子王機関の秘奥兵器。よもやこのような場で目にする機会があろうとは!」
戦わせる気はなかったのに。
「いいでしょう。獅子王機関の剣巫(けんなぎ)ならば相手にとって不足なし。娘よ、ロタリンギア殲教師、ルドールフ・オイスタッハが手合わせ願います。愚かな我が弟子を救ってみなさい。」
「ロタリンギアの殲教師!?なぜ西欧教会の祓魔師が吸血鬼狩りをー!?」
戦わせるわけないじゃん。
「オイスタッハ師匠。戦わせる訳にはいかないのですよ。」
私はもう一度。
本当にもう一度。
オイスタッハ師匠に向かっていった。
「邪魔をするな!」
私はオイスタッハ師匠に怒鳴られて足が固まってしまった。
「大人しくそこで見ていなさい。」
「はい。師匠。」
私はいつの間にかオイスタッハ師匠の言うことを聞いてしまっていました。
もちろんこれではいけないことも分かっていました。
でも体は言うことを聞かずに動くことさえできなかったのです。
そして私はただ姫柊雪菜とオイスタッハ師匠の戦いを見ていることしか出来ませんでした。
そして彼女が危機に晒されても動くことが出来ませんでした。
「姫柊ィーーーーーーーーー!」
何処からともなく彼女を呼ぶ声が聞こえました。
それは私が観察すべき対象であり、彼女にとっては監視の対象。
第四真祖、暁古城が現れたのです。
「おおおぉぉぉぉーーーーーーー。」
さすが第四真祖。
パンチ一発であの眷獣を消すなんて。
凄いな。
あれ?
いまこっち向いたの?
恥ずかしい。
こんな姿の私が見られるなんて。
私の着ていた長点上機学園中等部の制服は至るところが破けていた。
「てめぇ。」
目の色が赤くなってる。
本当だったんだ。
「いい目だ。それにその魔力、貴族ち同等か、それ以上。もしや第四真祖の噂は真実ですか?」
その後、私が見ている限りはいきなり襲い掛かってきたアスタルテによって暁古城が負傷したと言うこと。
となるとわたしがするのは
「姫柊雪菜。私の近くに早く来て。」
私は彼女を呼びつけて、近くに来たのを確認すると。
「能力No.0能力防御(スキルブロック)。」
このあと、この辺りは大きな被害を残した。


私はあのあと直ぐに空間移動で自室に帰ってきました。
その際、私はここで能力を使っていいのか気になったけどやむを得ないからいいと自分自身に言い聞かせてきました。
そして私は本日二度目の報告をしています。
統括理事長(アレイスター)。こんな時間に申し訳ありません。ですが緊急の用件です。」
「どうした?」
「西欧教会から絃神島を狙う殲教師が現れました。私一人では対応しきれません。」
悔しいけど私では無理。
ここは応援を呼ぶのが一番いい。
「そうか。ならもう一人攻魔師を送ろう。」
「ありがとうございます。それともう一点ご報告があります。」
「今日はとくに何もなかったはずでは何のかね?」
「いえ。重大なことです。第四真祖、暁古城は眷獣を全く使いこなせていません。このままでは島を沈めかねないと考えられます。」
「ほう。でもまだ観察は続けてもらおう。私の計画に狂いが生まれては困るからね。」
「了解しました。」
よかった。
もう一人攻魔師を寄越してくれるなんて。
実際どうなるかは賭けだったけど連絡して良かったよ。







「と言うことらしいのだがい行ってくれるかな?」
「もちろんいきますよ。完璧超人の姉が僕を頼ってくれるんですよ。」
「そうか。ならなるべく急いで行ってくれ。」
「分かりました。」
いまいくからね。
待っててよ、しず姉。





人物説明
1.木原雫(きはらしずく)
年齢;15歳
性別;女
一人称;私
出身;学園都市
学校;長点上機学園中等部
役柄;風紀委員会委員長(ジャッチメントリーダー)
能力;多才能力者(マルチスキル)
レベル;5
能力種類;
0.能力防御(スキルブロック)
1.空気銃(エアーピストル)
2.空間移動(テレポート)
3.洗脳銃(マイコンピストル)
4.(ナッシング)
5.強念話(フルテレパス)
6.絶対聴力(パーフェクトヒアリング)
7.絶対治癒(パーフェクトヒーリング)
関連宗教;
イギリス清教
・第零聖堂区、通称レセサリウスの協力者。
日本新教
・学園都市内教会祭司にして現日本新教最高祭司。
魔法名;Creman369[罪ある者に裁きを]
 
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