ハイスクールD×D 最強の前世を持つ二人
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使い魔の森!vs獣の王!
使い魔の森!vs獣の王!
ある日のことだ
イッセー「使い魔ですか?」
部室で使い魔の話題が出た
リアス「そうよ。あなたとアーシアはまだ持っていなかったわよね。レイは持ってそうだけど…」
レイ「ハハハ、入学前に契約してるぜ」
使い魔。悪魔にとって、手足となる存在。悪魔の仕事でも役に立つち、使い魔の種族によっては戦闘もこなせる。リアスは手元に赤いコウモリを出現させる
リアス「この子が私の使い魔よ」
朱乃「私のはこの子ですわ」
朱乃は手乗りサイズの小鬼を呼び出す
白音「……シロです」
白音は白い子猫だ
黒歌「私は悪魔じゃないから持ってないにゃ」
まあ、そうだろうな。俺やユリがおかしいだけだ。ちなみに火織は持ってない
祐斗「僕のは―」
イッセー「あ、お前のはいいや」
祐斗「つれないなぁ」
そう言いながらも祐斗は小鳥を肩に出現させた
火織「これは私も小鳥を……」
ユリ「落ち着きなさい」
ポカッ
ユリはトリップしている火織を叩いて呼び戻す。最近あいつ、よくトリップするからな
リアス「相変わらず仲がいいわね…まあ、いいわ。レイの使い魔を見せてくれる?」
レイ「へいへい。来なリッド」
リッド「お呼びですか?主よ」
俺が使い魔の名前を呼ぶと執事服を着た銀髪の青年が現れる。全員は驚いて呆然としている。まあ、人型をとれるのはかなりの実力があるやつだけだからな。ちなみにアーシアとイッセーは単純に普通の人間が現れたことに驚いてるんだろうな
レイ「いや、使い魔の紹介だとよ」
リッド「そうですか。では、私はリッド。旧名は竜帝バハムートです」
全員『なっ……!?』
全員が固まる。今回は恐らく全員同じ理由で
リアス「りゅ、竜帝なんてどうやって使い魔に!?」
そんなもん決まってんだろ
レイ「普通にボコった。結構ヤバかったけど…」
奥の手まで使っちまったからな
ユリ「確かに苦戦してたわね」
イッセー「部長、竜帝って何ですか?名前から強いのは分かるんですけど…」
いや、お前知らねーのかよ
リアス「竜帝バハムート。例外を除いて全ての龍の頂点に立つ龍よ。赤龍帝を楽にあしらえるぐらいの力を持ってるわ」
イッセー「なっ!?そうなのかドライグ!?」
ドライグ『ああ、勝った時どころかダメージと言えるほどのダメージすら負わせたこともない』
イッセー「そんなやつが使い魔って…レイってどうなってんだ?っていうか何故に執事服?」
レイ「ただの快楽主義者だよ。それと、それはこいつの趣味だ。それよりもユリの奴も見るか?」
主に使えるのであれば、それ相応の格好をしなければって言ってこの格好になった。
リアス「ユリも持っているの?また規格外のが出てくる気しかしないけど、見せてくれるかしら?」
ユリ「分かったわ。来て、スザク」
スザク「ご用ですか?お嬢様」
ユリが呼ぶと赤く長い髪の毛を左右で結び、ツインテールにしたメイドが現れた
ユリ「使い魔の紹介よ」
スザク「そうですか。私はスザクです。まあ、名前を聞けば分かると思います」
リアス「竜帝の次は朱雀…もう何なのよあなたたち…」
ちなみに朱雀とは、前の世界では不明だが、この世界では鳳凰、不死鳥、星鳥ガルーダとも呼ばれている。ちなみにバハムートの方が強いらしい。その事はユリがイッセーに説明していた。まあ、その後はなんやかんやあって使い魔の森に向かった
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
場所は変わって使い魔の森
リアス「ここは悪魔が使役する使い魔のたくさん住み着いている森なのよ。ここで今日、イッセーとアーシアには使い魔を手に入れてもらうわ」
俺もちょいと探しに行くか。最近強い奴と戦ってねーからな
レイ「俺は別行動させてもらうぜ」
ユリ「私もついて行くわ」
火織「それじゃあ私も」
黒歌「私も行くにゃ」
リアス「ちょ、ちょっと待ちなさい!」
ハハハ、後ろで何か言ってるが聞こえねーな
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
しばらく歩いているとデカイ狼を見つけた
狼「何者だ?人間と悪魔、猫又の気配がするが、強すぎるな。特にそこの悪魔と金髪の女、何者だ?」
俺たちの実力を一発で見抜くなんておもしれーな
レイ「お前、面白いな!俺とちょっとやり合おうぜ?」
狼「ほぅ、我に挑むとは面白い!お前、名前はなんと言う?」
レイ「九重 零。悪魔だ」
狼(以下フェン)「レイか。我が名はフェンビースト!フェンリルの上位種にして、獣たちの王だ!」
フェンビーストか。サーゼクスが本当の強さが分からないから、強さのランキングから除外されているって言ってたな。少なくともトップ10には入るらしいが。因みにバハムートも除外されている。こいつもトップ10には確実に入るらしい
レイ「相手にとって不足はねぇ!来い!レイ、ゼロ!」
俺は両手にレイとゼロを呼び出し、魔力を込める。そして、フェンビーストに向かって走る
side out
side第三者
レイ「くらえや!〈時雨〉!」
レイは高速で突きを放つが
フェン「この程度か!」
フェンビーストは完全にかわしきり、〈時雨〉に匹敵する速さで噛みついてくる。レイはそれをかわす。神を殺す程の威力を持つ攻撃、例えレイでも当たればかなりのダメージを負う
レイ「ちっ!まだまだ!〈滅刃〉!」
レイは相手を一撃で仕留めようと切りかかる。その速さは光速クラス。しかし
フェン「遅いぞ!」
フェンはそれをもかわす。そして、爪で切りかかる。レイはそれをギリギリでかわす
レイ「もう一発くらえや!〈滅刃〉!」
レイはもう一度滅刃で斬りかかるが、再びかわされる。それからしばらくレイは様々な技で攻めていたが、かわされ、あたってもかする程度
レイ「ちっ!埒があかねぇ!一気に決める!〈滅刃乱翔〉!」
レイは諦め、サーゼクスの時に使った最強の奥義を使う。レイは滅刃を残し、気配を別の場所に飛ばし、接近して斬りかかるが
フェン「そこか!」
ザシュッ!
フェンビーストは突然、滅刃のダメージ覚悟で振り向き、レイを爪で切り裂く。
レイ「ガハッ!チッ…嘘だろ…」
この奥義にも弱点はある。それは二度目以降はかわされる可能性がたかまるのと、戦闘を多く経験したものは鍛えられた直感で気づくこともある。しかし、レイは今までこの奥義を初見で破られたことはなかった
フェン「今の技は中々良かったぞ…私もかなりきいた…」
フェンビーストはボロボロだが、脅威的な回復力で徐々に回復している
レイ(くそっ!バハムートの時だって苦戦はしたが一撃でここまでのダメージは負わなかったぞ!なんつう威力なんだよ!)
レイは腹部に大きな傷を負っている。立っていられるのが不思議なくらいだ。
レイ「ちっ!来い!ヴォーパルソード!」
レイは双剣を消し、ヴォーパルソードを出す
レイ「顕現〈レスティア〉!」
レイはヴォーパルソードに宿る闇精霊を呼び出す。するとレイの横に綺麗な黒髪腰ぐらいまで伸ばした少女が現れる。彼女こそ最強の闇精霊〈レスティア〉だ
レイ「ティア、回復してくれ」
ティア「ハイハイ…あまり無茶しないでね?後ろのみんなも心配してるよ?」
レイはそこで後ろを見る。そこには心配そうな顔でこちらを見守っている三人がいた
レイ「ハハハ、こんなシリアスなムード…あんま好きじゃないんだがな…」
ティア「あなたのせいでしょ?バハムートの時もそうだったじゃない」
レスティアはそう言い、レイの腹部に手を当てる。するとレイの傷は闇に包まれ、収まると傷がなくなっていた
レイ「すまんな。さて、これ以上心配かける訳にはいかねーな!できれば自分の力だけで勝ちたかっただが無理そうだ!」
ティア「そうよ。前回も今回も、最初からわたしに頼ればあんな怪我せずに済んだのに」
二人はフェンビーストに向き直る
フェン「ほう、まだやるか。だが、我も本気で行かせてもらうぞ?」
フェンビーストはそう言い、体に魔力を纏わせ、それを雷に変える
レイ「だったらこっちもだ!いくぞ!ティア!」
ティア「ええ!」
レイ・ティア「「〈ユニゾン・イン〉!!」」
二人がそう言うと、二人の体が半透明になり、重なり合う。その瞬間、眩い紫色の光を発する。そして光が止むと…
そこには銀色だった髪が黒色に染まり、目は赤色になったレイが立っていた。これこそがレイの切り札、〈ユニゾン〉。精霊と融合することにより、自身の力が膨れ上がり、精霊の力を最大限に使いこなすことができる、レイだけのオリジナル能力
レイ「さあ、いかせてもらうぜ?」
フェン「ほう?おもしろい!」
二人は同時に走り出す
レイ「〈真実を貫く雷(ヴォーパル・ストライク)〉!」
レイは走りながら雷を放つが、全て爪でかき消される
フェン「ヌンッ!」
フェンビーストは爪で切りかかる。レイはそれを剣で受け止めるが、弾き飛ばされる
レイ「グハッ!パワー敗けかよ…どんなパワーだっつーの…けど、スピードで翻弄すればなんとかなるか」
レイは高速で駆け出す。そのスピードにはフェンビーストも反応出来なかった
レイ「これでもくらってな!〈幻影四殺陣〉!」
レイは闇で分身を作り出し、四方向から同時に切りかかる。そして全ての分身がすれ違い様に十回、合計で四十回切り刻む
フェン「ガァァァァァッ!!!!」
フェンビーストは致命傷と言えるほどのダメージを何ヵ所も受ける。しかし
フェン「まだ…まだぁ!」
立ち上がる。その姿はまさに王
レイ「中々やるね。その心意気に免じて、本気で決めてやろう!〈零無〉!」
レイはライザー眷属に放ったのとは比べ物にならない威力で〈零無〉を放つ。咄嗟にユリが全力で結界を張ったからよかったが、張らなかったら使い魔の森は消えていただろう。その技を完全にくらったフェンビーストはまだ立っていた
レイ「おいおい…うそだろ…」
レイは今のでほぼ全ての魔力を使いきった。これ以上戦うことは無理だろう。レイは呆然としていると
ドサッ
フェンビーストは倒れこんだ。最後まで倒れなかったのは王たるプライドからだろう
レイ「やれやれ…疲れたぜ…」
レイは地面に座り込む。そこにユリたちが近づいてくる
ユリ「心配…したんだから…」
ユリはそう言い、レイに抱きつく。その目からは涙が流れている
レイ「ハハハ…すまん…」
ユリ「言っても無駄なのは分かってるわ…けど、あんまり無茶しないでね?」
レイ「あぁ、もう無茶しねぇ。そんな顔、二回も見せられたらな…」
ユリ「約束よ?」
レイ「あぁ」
二人は唇を重ねる
黒歌「私たち空気?」
火織「お兄さんたちは一度ああなるとしばらく周りのことを忘れますから…」
後書き
主人公が強くなりすぎてきている今日この頃…
過去の話は希望があれば書いていきたいと思います
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