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カンピオーネ!5人”の”神殺し

作者:芳奈
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草薙護堂 権能没案

没権能集

●草薙護堂

千の顕現(Manifestation of thousand)

 作品内で出てきた権能。最初は、ナイアーラトテップを倒した護堂にはこの権能を与えようと思っていた。が、強すぎるので断念。
 ”全く同じ自分を千人作る”能力だと考えて見れば簡単。漫画とかによくある、”一体だけがオリジナルで残りは偽物”という能力ではなく、”全てがオリジナル”。時間制限とかはない。誰か一体でも生き残れば大丈夫。
 しかも、全員が全く同じ権能や身体能力を持っている。つまり、草薙護堂というカンピオーネが数え切れないほど存在するという状態になる。神を殺せば殺すほど強化される恐るべき権能。ぶっちゃけ、この権能を使って世界各地に散らばって生活させれば、誰か一人が殺されても安心。この権能を使いまくると、今の地球の人口70億人も軽く突破する。
 この権能を持った護堂を殺し尽くそうとするなら、地球を一度で破壊し尽くすくらいしないと不可能だったりする。
 この権能を持った場合の護堂の称号は【無尽の王】。



闇をさまようもの(Haunter of the Dark)

 没になった護堂の権能二つ目。
 闇から闇へ転移する。ただそれだけの能力。それだけ聞けばあまり強そうに思えないが、作品内でやっていたように、暗い空間や、夜の間は無敵に近い。影さえあれば距離の概念も無いため、地球の裏側にすら転移出来る。・・・敵の体内に転移すれば、内側から殺すことも出来るっていう一撃必殺な権能。
 作品内で闇をさまようものが護堂にこれを使わなかったのは、ナイアーラトテップに禁止されていたから。流石に、全身破裂とかになったら精神的に死ぬ。
 ・・・うん、一撃必殺なんて、見ても面白く無いじゃんって思って止めた。それに、ご存知であろう、暁で連載中のカンピオーネでも、既に似たような権能があったし。



輝くトラペゾヘドロン(Shining Trapezohedron)


 これも作品内で出した権能。
 アーティファクトとして”輝くトラペゾヘドロン”を召喚し、神獣として闇をさまようものを召喚する。
 ただ、召喚系の権能にしちゃうと、護堂自身の動きを書きづらくなるので止めた。せっかく考えたのにただ没にするのは勿体無いので、作品内で使わせました。





他にも幾つかあったんだけど、紹介するのはこの三つだけ。気が向いたら、他のキャラの権能没案とかも書きます 
 

 
後書き
前回の話を書き終わってから知ったんですけど、ジョン・プルートー・スミスが最初に倒した神テスカトリポカって、太陽神でもあり創世神でもあり、クトゥルフ神話においてはナイアーラトテップの化身の一つとも呼ばれているらしいですね。つまり、この化身単体で狂気の権能に対抗しても、全く変な話じゃなくなってしまいます。
ただ、それだと護堂さんを戦わせる理由がなくなっちゃうので・・・知らなかったことにしましょう。
ある意味では護堂の先輩であり、今回のアフーム=ザーとの戦いも、因縁めいたものになってしまいました。彼らの父?か母であるクトゥグアの天敵の化身の一つなわけですから。
これを最初に知っていれば、もう少し違った演出を考えたんですが。 
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