勇者指令ダグオンA's
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第二十三話 星の王子サイモン
「地球に着いた・・・みんなの敵がここに来ている・・・」
『王子・・・』
「わかってるよ・・・ここにはダグオンとか言う奴がいるんだって・・・あんなのより俺のほうが強いんだ!!」
それだけ言うと一つの戦艦が地球に大気圏突入した。
第二十三話 星の王子サイモン
「あじぃ何でこんなあじいんだよやってられるかよ」
「うるさい・・・こっちまで熱くなるわ」
猛暑の中、力とはやては買出しに出かけていた。因みに二人とも機嫌最悪である。
「アイス~カキ氷~スイカ~」
「この欲望の塊が」
「うるへえ!お前今回は出かけないのか?」
「あんたと一緒にどっか行くとろくな目に合わんわ・・・」
すると力の頭に石が飛んできた。時速300キロ。
「痛・・・」
猛暑のせいなのか、かったるそうに力が振り向くと一人の子供が立っていた。
「誰だ?」
「なんだよ!ダグオンも大した事無いじゃん」
「あっそ」
「って帰るなよ!!」
熱いためとっとと帰りたい力。だが子供は力に喧嘩をふっかけた。
「勝負だダグオン!」
「んだよエイリアン?地球侵略なら夜にやれよ俺帰る」
「ってお前は地球の平和のために戦わんかい!!」
はやてにミサイルキックをお見舞いされる力。くどいようですが猛暑のため力出ません。
「たくしょがねえな・・・1分で片付けてやる」
「勝負だダグオン!!」
『待て力』
「ビルガー!」
突如力とサイモンの間に割ってはいるビルガー。
『あなたは・・・サイモン王子』
「ビルガーこいつ知ってんのか?」
『ああ、この少年はラディ星の王子サイモン』
「ラディ星ってどこだよ」
『こことは違う銀河の星だ。宇宙伝承の身体の封印が行われていると聞いたが・・・ラディ星の全滅を見て現れなかったとなると宇宙伝承は幻だったかもしれない・・・』
「全滅って・・・そんなありもしない宇宙伝承のために星が全滅?」
「違う!身体はある!!その証拠に・・・」
サイモンが抗議すると突然力のダグコマンダーが鳴り響いた。
「飛鳥?」
【力!そっちにエイリアンが向かった!】
「またかよ・・・わかった・・・でお前は?」
【なんか知らないけど!変な戦艦もこっちに来たから相手中って逃げんなこら!!!】
それだけ言うと飛鳥は通信を切った
「おし!こっちは任せろ。とっとと帰ってアイスだ」
「俺も行く!!」
「危ないだけだって!」
力はサイモンをほったらかしはやてと一緒に現場に向かった。
「トライダグオン!」
力がダグコマンダーを起動させると力の身体を水色のダグテクターが覆った。
「ブレイブリキ!!」
「セェットアップ!!」
力とはやては変身を終えると等身大エイリアンと宇宙恐竜に対峙した。
「くっそ~今日に限って数多いじゃん!!」
「ぼやかんでとっとと片付けんかい!!」
『宇宙恐竜は俺たちに任せろ』
「たのむぜい!!」
『『『『超時空合体!!』』』』
ビルガー、ボルト、ガンザー、デルタが合体し完成する。
『スゥゥゥゥパァァァァァアルフェリス!!!』
スーパーアルフェリスはそのまま宇宙恐竜に突撃した。
「ブレイブクロー!!」
「ブラッディダガー!!」
力とはやては等身大エイリアンを撃墜していくが数が減らない。
「きりがねえ」
「根性で片付けんかい!!」
「待て待て!」
「あ?」
力が振り向くとサイモンの絶叫が響いた。目の前の等身大エイリアンを蹴り飛ばすサイモン。
「お前!」
「へ!俺が来たからにはもう大丈夫だ!!おい!エイリアン!!俺がお前たちを地獄に送ってやる!!」
サイモンは手帳のようなユニットを構えた。
「アクセス!!」
ボイスキーで変身コードが入力されるとサイモンの身体が大人の体系になり銀色のスーツに覆われた。
「タクティカルスーツ!!装着完了!!」
「なんだありゃ!?」
「さぁ?」
サイモンが変身したことに驚く力とはやて。
「いくぞ!ソードブレイカー!!」
サイモンが銃を構えた。
「ガンモード!!」
エネルギー弾が発射され等身大エイリアンが撃墜された。
「やるな」
「ソードモード!!」
サイモンはソードブレイカーをソードモードに変形させた。凄まじいエネルギーを纏った斬撃が繰り出される。
「・・・すげえ」
「本当に子供?」
「一気に決める!!セットアップ!!ブレイカーモードG!!」
サイモンが手帳型ユニットをソードブレイカー・ガンモードにセットするとフルパワーになった。
「ターゲットロック!!バスタードラッシャー!!」
ソードブレイカーから膨大なエネルギー波が発射され等身大エイリアンを消滅させた。
『ギエエエエエエエエ!!』
『ぐああ!!』
宇宙恐竜を抑えていたスーパーアルフェリスが吹き飛ばされた。
「スーパーアルフェリス!!」
『大丈夫だ!それよりこいつ手強い』
スーパーアルフェリスはそのまま構えなおし攻撃を加えるが効かない。するとサイモンの手帳がコールされた。
「ダイ?」
『王子、私の出番です!!先ほどは変なシャトルに邪魔をされてしまいました』
「よし!ダイブライド!発進!!」
すると上空から巨大な戦艦が現れサイモンはそのまま戦艦に乗り込んだ。
「なんだれ!?」
『まさか・・・あれが・・・』
『王子!変形許可を!』
「よし!ダイ!チェンジだ!!」
巨大な戦艦はそのまま人型に変形する。その変形には力強さが感じられた。
『チェンジ!超星機甲!ダイブライド!!』
そのまま降り立つ巨人。そのサイズはスーパーアルフェリスと同じ大きさだった。
「変形でここまでデカいのか?」
そのサイズに唖然とする力。
『ダイ!行け!』
『ぬおおおおおおおおお!!』
ダイブライドの拳が宇宙恐竜に突き刺さった。
『ギャアアアアアアアアアアア!!』
もがき苦しむ宇宙恐竜。そのパワーは桁違いだった。
『ダイバスター!!』
『了解!!』
ダイブライドの胸部から砲身が現れ宇宙恐竜に照準を合わせた。
『発射!!』
ダイバスターが宇宙恐竜を飲み込んだ。後に残ったのはダイブライドの強大な姿だけだった。
サイモンが変身を解除すると力達の元に歩み寄った。
「お前」
「わかったろ!俺の力が必要だって!なんせダイは宇宙伝承の伝説の身体なんだぜ」
「こいつが?」
力達は正直疑っていた。もし仮にダイブライドが宇宙伝承の身体なら北斗と同じ力を持つはず。
「性能の違いか?それともこいつがまだ力を引き出せない?」
「馬鹿にすんな!俺とダイは無敵だ!!」
「こういう風に天狗になってる奴って危ないぞ・・・」
「ほうっておけないね・・・・」
とりあえず管理局預かりとなったサイモンは管理の都合上安直に西紋と名づけられた。
後書き
北斗の奴が目を覚ましたって?ええ!!どこかに消えた!!?まずい!北斗の奴のさばらせておくとって誰だこのピンク髪の子供?
次回!勇者指令ダグオンA’s 蘇る龍
北斗・・・お前・・・
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