星河の覇皇
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第八十七部第五章 外の世界の動きを無視しその六十六
「連合もだ」
「民主国家の歴史通り」
「多くのデマコーヴァやオポチュニストにだ」
「騙されもして」
「失敗もしてきた。だがな」
「選びなおして」
「今までやってきている」
そうしてきたというのだ。
「そしてその中でだ」
「発展もしていますね」
「そうだ、だからこれからもな」
「間違えつつもですね」
「発展していく、悪夢の様な政権が誕生しても」
それでもというのだ。
「悪夢は永遠ではない」
「何時かは終わりますね」
「必ずな、終わらない悪夢はない」
このことは絶対にというのだ。
「そしてその悪夢は終わらせられる」
「自分達によって」
「選びなおせばだ」
それでというのだ。
「出来る、民主政治は衆愚政治と隣り合わせだが」
「民主政治に戻ることも出来ますね」
「悪夢を自分で終わらせられるのだ」
「普通悪夢は目が覚めないと終わりません」
それは身体がそうさせるので自分で自発的に終わらせられないというのだ、人間自分から目覚めることも出来ないのだ。
「到底」
「そうだな」
「ですから」
それでというのだ。
「よりいいですね」
「悪夢よりもな。まして悪夢はな」
それの具体的な話もした。
「現実よりもだ」
「恐ろしい場合もありますね」
「現実的でなくな」
「そうした悪夢は誰もが見たことがありますね」
「現実も時として恐ろしいが」
それでもというのだ。
「悪夢はな」
「より恐ろしいですね」
「現実では死ねば終わりだが」
「悪夢は死んでも続く場合もあります」
「不可思議で不気味な場合もある」
悪夢によってはというのだ。
「だからな」
「それで、ですね」
「酷い悪夢よりましで自分達の手で終わらせられる」
「それならですね」
「まだいいだろう、そして私は正しい政策をだ」
「出されますね」
「各国政府が出すよりもな」
それよりもというのだ。
「連合にとっていい」
「そうした政策を出されますね」
「そうする、そしてだ」
「これからも連合を発展させますね」
「各国政府の権限は今で充分だ」
「かなり大きいですね」
「今尚なこれまでは大き過ぎた」
その権限はというのだ。
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