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スーパー戦隊超決戦

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第四十三話 決戦が終わりその十六

「そうしてだ」
「そのうえでだな」
「魅力がある、その人間としてだ」
「これから生きていくな」
「そうしていく」 
 ギルは強い決意と共に言った。
「もう誰も攻めずな」
「国を豊かにしてだな」
「民達そしてここにいる者達とだ」
「仲よく暮らしていくな」
「友人同士としてな」
「私もそうする、長い迷いの旅だったが」
 ドクターマンは己の過去をこう述べた。
「しかしだ」
「それもだな」
「終わった」
 確かな声で言い切った。
「もうな」
「終わればだ」
 ギルはドクターマンのその言葉を受けて言った。
「それからはだ」
「新たにだな」
「何かをはじめるものだな」
「それはもうはじめている」
 ドクターマンは確かな声で答えた。
「既にな」
「俺達と共にいてか」
「皆と共にいてな」
 そうしてというのだ。
「そうしてだ」
「そのうえでか」
「楽しく暮らすことをな」
「はじめているか」
「そうだ」
 こう言うのだった。
「既にな」
「そうか、では俺達はその貴殿とだ」
「共にいてくれるか」
「仲よくしていこう」
 是非にというのだった。
「これからは」
「うむ、ではな」
「では踊りもですね」
 バリゾーグが尋ねてきた。
「楽しまれますね」
「その気分になればな」
 その時はというのだ。
「踊りたい、だが」
「だがといいますと」
「その気分になってきた」
 バリゾーグに答えた、そして。
 微笑んだ、するとその微笑みを見たヨドンナは彼女自身も微笑んでそのうえで彼に顔を向けて言った。
「笑ったね」
「今確かに」
「ドクターマン様が笑われました」
「ああ、わしも見たぞ」
 メイスン、ファラ、モンスターもその笑顔を見て言った。
「笑われない方だったが」
「いつも真剣なお顔で」
「そのドクターマン様が」
「確かに笑った」
 ドクターマン自身も認めた。 
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