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ドリトル先生の長崎での出会い

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第三幕その一

               第三幕  文化の交流都市
 長崎にある八条ホテルに入って荷物を置くとでした。
 先生は皆と一緒に長崎観光に出ました、そうして長崎の色々な場所を夜まで巡ることにしましたが。
 路面電車に乗ってです、動物の皆は思いました。
「路面電車いいよね」
「松山でも乗ったけれどね」
「独特の雰囲気があって」
「いいよね」
「そうだね、昔はもっと多くの街にあって」
 先生は皆にお話しました。
「長崎にも今もあるけれど」
「やっぱりあるといいね」
「便利だしね」
「乗っていても楽しいし」
「観光にもなるしね」
「車社会になってね」
 それでというのです。
「日本では多くの街でなくなったけれど」
「やっぱりあるとね」
「それだけで違うね」
「ある方がいいわ」
「何といってもね」
「僕もそう思うよ」 
 こう言うのでした。
「本当にね、じゃあ路面電車も使ってね」
「そうしてだね」
「観光をしていくね」
「長崎の街を」
「そうしよう、そしてね」
 それでというのです。
「色々観ていこう、観るのもね」
「学問だよね」
「そうだよね」
「フィールドワークでもあるね」
「文化や地理、歴史を観るね」
 そうしたというのです。
「学問だから」
「それでだね」
「これからだね」
「やっていくね」
「そうするね」
「そうしていこうね」 
 こうお話して実際にです。
 皆で楽しく観て回っていくことにしました、大浦天主堂に行って中に入りますと先生は厳かな雰囲気の教会の中で皆にお話しました。
「ここはカトリックの教会だよ」
「そうだよね」
「ローマ教皇も来られたそうだし」
「ここはそうよね」
「カトリックだね」
「日本ではあまり意識されないけれど」
 それでもというのです。
「面白いことに出島があったけれど」
「オランダの人達がいたね」
「それで清の人達も」
「そうだったね」
「そこからこの街が他国との文化の接点になったけれど」
 それでもというのです。
「オランダはプロテスタントだからね」
「そうそう、カトリックじゃなくて」
「そのことが大きかったね」
「それで布教しないから」
「幕府も交流したんだね」
「そうだよ、だからね」 
 それでというのです。 
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