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ドリトル先生の長崎での出会い

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第二幕その十三

「結構後になってからだからね」
「日本に入ったのは」
「今も主流は焼き餃子だし」
「宇都宮や浜松が餃子を宣伝しているけれど」
「やっぱり焼き餃子だしね」
「日本では焼き餃子が主流」
「そうなっているよ、そしてその焼き餃子を食べて」
 そうしてというのです。
「お酒を飲むとね」
「またいいよね」
「お酒にも合うから」
「それもまたね」
「いいね」
「だからね」
 それでというのです。
「中華街に夜行けば」
「ちゃんぽんも食べて」
「焼き餃子も食べて」
「他のものも食べて」
「お酒も飲むね」
「そうしようね」
 是非にというのです。
「是非ね」
「そうしましょう」
「先生お酒好きだしね」
「食べることと」
「だから長崎でもね」
「飲んで食べましょう」
「そのことも楽しみだよ、ただ」
 こうも言う先生でした。
「何か煙草を吸わなくなってから」
「先生食欲出て」
「飲む量も増えたね」
「確かにね」
「ある時から吸わなくなって」
 煙草をというのです。
「そうなったね」
「そうそう」
「煙草吸わなくなったら食欲出るっていうけれど」
「先生もだね」
「そうなったね」
「そしてイギリスだと小柄と言われていたけれど」
 このことについてもお話するのでした。
「日本だと大きいね」
「一八〇だからね、今の先生」
「それだけだとね」
「今の日本だと大きいわ」
「結構以上にね」
「私が小柄なのは貴族社会の中のことで」
 当時のイギリスのです。
「平民の人達の間ではね」
「普通位だったね」
「昔は貴族と平民の人って背が違ってたし」
「体格がね」
「食べているものの関係で」
「どうしてもそうなっていたわ」
「それで私も小さいと言われていたよ」 
 当時のイギリスの貴族社会ではです。
「そうだったよ、けれど月に行って大きくなったこともあったし」
「食べているものも変わって」
「背も高くなって」
「気付けば一八〇になっていて」
「日本では大柄だね」
「そうなっているよ、何かと変わったよ」
 先生は微笑んで言いました。
「そのことも面白いね」
「そうだね」
「そうしたことも面白いね」
「先生も何かと変わっていく」
「そのこともね」
「全くだよ」 
 こうしたお話もして長崎ちゃんぽんを食べました、そうしてそれから皆が泊まる長崎の八条ホテルに向かうのでした。 
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