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ドリトル先生の長崎での出会い

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第二幕その九

 するとです、皆思わず唸りました。
「何この速さ」
「しかも揺れないし」
「噂には聞いていたけれど」
「新幹線凄いね」
「素晴らしいよ」
「日本の鉄道技術の粋を集めたね」
 先生も新幹線の中でにこわやかにお話します、車窓から見える景色は次々に変わっていっています。
「そうしたものだからね」
「新幹線は」
「だからだね」
「こんなに速くてしかも揺れない」
「そうなのね」
「そうだよ、これならね」
 まさにというのでした。
「すぐに長崎まで着けるよ」
「まるで風だね」
 ガブガブは唸って言いました。
「この新幹線は」
「全くだよ」
「こんなに速いんだから」
 オシツオサレツにしてもです。
「風だよ」
「こんな速い鉄道他にないよ」
「蒸気機関からこんなものが生まれるなんて」
 トートーも唸りました。
「凄いものだよ」
「しかし日本人よくこんなもの作ったよ」
 チーチーはこのことについて言うのでした。
「他の国にこんな鉄道ないだろうね」
「まずないわね」
 ポリネシアも思うことでした。
「ここまで凄いものは」
「しかも安全というのがね」
「余計にいいわね」
 チープサイドの家族はこのことをお話します。
「やっぱり事故がない」
「このことは最高だよ」
「あっという間に岡山に来たから」
 ダブダブは今岡山駅を通過したところで言いました。
「これは九州まですぐね」
「広島までもすぐだね」  
 老馬は岡山から先のことを思いました。
「この調子だと」
「しかも中も奇麗で」 
 ホワイティはこのことに満足しています。
「快適ね」
「乗れてよかったよ」
 ジップは尻尾をぱたぱたと振っています。
「最高の鉄道だよ、新幹線は」
「これまで日本に来て色々な鉄等に乗ったけれどね」 
 それでもと言う先生でした。
「新幹線は凄いね」
「全くだよ」
「乗って実感するわ」
「本当にね」
「こんな素晴らしい鉄道ないわよ」
「だからね」 
 それでというのです。
「今は新幹線を楽しもう」
「そうしよう」
「是非ね」
「今はね」
「そして長崎まで行こうね」
 こう言ってでした。
 先生も新幹線での旅を楽しみます、そしてあっという間に広島から山口、海底トンネルを越えてそこからでした。
 九州に入って武雄温泉で乗り換えてそこから長崎に向かいますが。 
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