ドリトル先生の長崎での出会い
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第二幕その八
「私は今はね」
「日本語で考えて」
「それでだね」
「考えも変わってきたわね」
「そうなったね」
「そうなんだ、面白いことにね」
こんなこともです、先生は笑ってお話しました。
「そうなってきているよ」
「先生は先生でも」
「思考に使う言語が違うとね」
「考え方も違ってくる」
「結論も」
「そうした意味でも日本人になったかな」
こうも言う先生でした、そうしてです。
皆にです、あらためて言いました。
「長崎に行って帰る頃にはね」
「マグさんのお店も開店しているね」
「八条モールの屋上の」
「そうなっているわね」
「その頃には」
「マグ氏のお話だとその頃だしね」
開店する日はというのです。
「だからだね」
「それでだね」
「じゃあ帰ったらね」
「マグさんのお店に行こう」
「そうしようね」
「皆でね」
こうしたことも言いました、そして次の日の朝にです。
先生は皆と一緒に長崎に向けて出発しました、お家から先生を見送るトミーは先生に笑顔で尋ねました。
「まずは新幹線ですね」
「そう、新神戸駅まで出てね」
先生はトミーに玄関でお話します。皆も一緒です。
「そうしてね」
「そこから新幹線に乗って」
「武雄温泉まで行ってね」
そうしてというのです。
「そこからだよ」
「長崎に行きますね」
「そうするよ、新幹線にもね」
「乗ることですね」
「鉄道大国日本を象徴する」
そうしたというのです。
「素晴らしい電車だからね」
「新幹線にもですね」
「機会があればね」
「乗ることですね」
「今回は皆とも一緒に乗れるし」
だからだというのです。
「是非ね」
「新幹線に乗って」
「そしてね」
そのえうでというのです。
「行って来るよ」
「そうされますか」
「新幹線に乗れば」
先生は笑顔でこうも言いました。
「文字通りあっという間にだよ」
「目的地に着けますね」
「そうだよ、しかも安全で揺れないし」
「そのことも素晴らしいですね」
「だから私も楽しみだよ」
トミーににこやかに笑って言いました。
「本当にね」
「そうですか、それじゃあ」
「今から行って来るよ」
「楽しい学問になればいいですね」
「そうだね」
笑顔でお話してです、先生は八条鉄道の八条駅から新神戸駅まで行ってそこから皆と一緒に新幹線に乗りました。
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