ドリトル先生の長崎での出会い
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第二幕その三
「絶対にだよ」
「あってはいけないね」
「そうだよ」
まさにというのです。
「そう思うよ、戦争でもね」
「ルールはあって」
「二度とね」
「原爆は使われてはならない」
「そうだよ」
「そのことも忘れてはいけないね」
「私はいつも思っているよ」
先生は確かな声で言いました。
「いつもね」
「そうだね、それが先生だね」
「私なんだ」
「平和が大好きで」
そうであってというのです。
「技術や学問はそうした方向に使われるべきだってね」
「考えているのがなんだ」
「先生だね」
こう言うのでした。
「本当にね」
「それが私なんだ」
「そう思うよ、じゃあ長崎でも」
「学んでくるよ」
「そうしてくるね」
「是非ね」
先生は笑顔で答えました、そうして長崎に行く準備を皆と一緒に進めますがその中においてでした。
ふとです、動物の皆はこんなことを言いました。
「雨が多いっていうし」
「レインコートを持って行こう」
「僕達の為のね」
「そして先生には傘」
「忘れては駄目ね」
「そう、全部ね」
まあにとです、先生も皆に答えます。
「持って行こう」
「そうしましょう」
「レインコートも傘も」
「両方共」
「絶対に」
「そしてね」
そのうえでというのです。
「皆坂道が多いこともだよ」
「頭に入れることだね」
「やっぱり」
「何といっても」
「そうだよ、あとホテルはね」
宿泊するそちらはというのです。
「長崎市の八条ホテルだから」
「ああ、あのホテルなんだ」
「長崎にもあるんだ」
「じゃああそこに泊まって」
「それで活動するのね」
「そうなるよ、そして」
そうしてというのです。
「佐世保の方にも行くから」
「ああ、軍港の」
「海上自衛隊の基地がある」
「あちらにも行くんだ」
「そうするんだ」
「ハウステンボスもあるから」
佐世保にはというのです。
「あちらにも行こうね」
「うん、行こう」
「そうしよう」
「ハウステンボスにもね」
「皆で行こうね」
「同じ長崎県にあっても」
長崎と佐世保はというのです。
「かなり離れていて行き来には時間がかかるよ」
「あっ、そうだね」
トートーはここで地図を開いて二つの街の場所を確認して言いました。
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