八条学園騒動記
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第七百七十七話 不潔な入浴その十二
「移住しないわ」
「お仕事とかね」
「もう寒いってことはね」
ロシアの領有している星達がというのだ。
「有名だし住める星もね」
「実は少ないのよ」
「開発、開拓しても」
「本当に多いからね」
領有している星がというのだ。
「その中で人が住める星はね」
「少ないわね」
「かなりのんびり開発とかしてるしね」
「あっ、ロシア人って気が長いっていうわね」
彰子がこの国民性の話をした、この時代でも国によってそうしたものが存在しているのである。連合でも各国で存在している。
「そうよね」
「もう気の長さはね」
「かなりよね」
「連合一ともいうしね」
「だからなのね」
「そうした政策もね」
星の開発や開拓もというのだ。
「本当にね」
「のんびりとなのね」
「やっていってるの」
そうだというのだ。
「我が国はね」
「だから開発している星も少ないのね」
「人や家畜が住める様なね」
そうしたというのだ。
「そうなの、元々住める星も寒い星ばかりだけれど」
「それでもなのね」
「そうした星で暮らして」
「ゆっくりとなのね」
「移住してね」
そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「暮してるのね」
「そうなの」
実際にというのだ。
「開発もゆっくりで」
「開拓もなのね」
「アメリカや中国ってどんどん開拓、開発するでしょ」
こうした国々はというのだ。
「日本だってね」
「連合はそうよね」
彰子はこう返した、ここで三人はまた熱くなったので露天風呂から出た、そして水風呂に入って体を冷やしつつ話した。
「全体的にね」
「ちょっと人が増えたらね」
「開発、開拓してね」
「そこに移住するわね」
「そうしてるわ」
「けれどロシアはね」
「のんびりしてるのね」
「再開発が多いのよ」
こちらの政策を採ることがというのだ。
「今住んでいる街や村をね」
「産業もなのね」
「そうなのよ」
「それでゆっくりと他の星をなのね」
「開発していってるの」
「そうなのね」
「お金のことも考えてね」
そのうえでというのだ。
「そうしてるの」
「お金もなのね」
「いや、お金はね」
これはというと。
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