新オズのかかし
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第六幕その十一
「私達の頃はそうだったわ」
「ブルマは大きかったんですよね」
「ジュディーさんの頃は」
「それが小さくなって」
「下着みたいになりましたね」
「形が変わったんですよね」
「あれは穿けないわ」
ジュディーは苦笑いで言いました。
「本当にね」
「そうですよね」
「あれはないですよね」
「下着みたいですから」
「恥ずかしいですね」
「あれはないですね」
「半ズボンでいいと思うわ」
ジュディーは心から言いました。
「本当に」
「全くですね」
「ジュディーさんの頃のブルマかですね」
「半ズボンかですね」
「ああしたブルマがよくて」
「下着みたいなのは駄目ですね」
「絶対にね、恥ずかしい恰好もね」
どうにもというお顔で言うジュディーでした。
「よくないわ」
「何であんなデザインになったのかね」
ジャックは首を傾げさせました。
「僕もわからないよ」
「動きやすくするならですね」
ジュディーはジャックにも言いました。
「半ズボンですね」
「その方がいいね」
「おかしなデザインでしたね」
「世の中時々そうしたことあるのかな」
ジャックはまた首を傾げさせて言いました。
「外の世界だと」
「おかしな風になることがですね」
「うん、服のデザインだってね」
「そうですね、動きやすいならいいですが」
それでもというのです。
「ですが」
「それでもね」
「恥ずかしいデザインになると」
「困るね」
「私は絶対に半ズボンです」
体育の時はというのです。
「今だと」
「私もよ、ただ水着は」
ドロシーはこうお話しました。
「今のものがいいわ」
「競泳水着やビキニですか」
「昔のあのぴっしりしたストライブの」
「あの水着はですね」
「今は着られないわ」
「水着はそうですよね」
ジュディーは水着についてはまさにと応えました。
「やっぱり」
「そうですよね」
「どうもね」
「水着はですね」
「今のものがいいわね」
「逆に昔のだと」
それこそというのです。
「着られないです」
「そうよね」
「水着は意識しますね」
「着る方もね」
「ビキニにしてもそうで」
「競泳水着だってね」
こちらもというのです。
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