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スーパー戦隊超決戦

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第三十五話 母艦での会談その四

「そうです」
「そうなのだな」
「それで、です」
 クレオンはさらに話した。
「お返事ですが」
「考えさせてくれないだろうか」
 これがドクターマンの今の返事だった。
「家族の言葉も聞きたい」
「ギアのですね」
「そうだ」
 まさにというのだ。
「彼等の意見ももう一度聞いてだ」
「そうしてですか」
「返事をしたい」
「そうですか」
「そしてその際だ」
 ドクターマンはさらに言った。
「転送機はかなりの予算を消費するからな」
「まさか」
「実は私も開発していてだ」
 その転送機をというのだ。
「使用出来るからな」
「ドクターマンさんがですか」
「自分からここに来る」
 そうするというのだ。
「その時はな」
「それだとな」
 牙鬼はその話を聞いて言った。
「あんたがな」
「金を使うか」
「相当にな。それでもいいのかよ」
「構わない」
 ドクターマンは即座に答えた。
「伊達にギアを一人で立ち上げた訳ではない」
「金のこともか」
「工面出来たからな」
 だからだというのだ。
「ギアも立ち上げられたし戦いもだ」
「出来たんだな」
「そうだ、だからな」
 牙鬼に毅然として話した。
「私の金のことはだ」
「気にしなくていいか」
「その時はな」
「そうなんだな」
「諸君達は多くの金を厭わずだ」
 そうしてというのだ。
「私を招いてくれた、そしてだ」
「そのうえでか」
「こうしてもてなして寛大な心もだ」
 それもというのだ。
「見せてくれた」
「仲間にならないならいいっていうことか」
「戦わずともな」
 無理強いはしないと言ったことも話した。
「そこにだ」
「俺達の度量を観たんだな」
「そうだ、だからな」
 そうだからだというのだ。
「今度は私がだ」
「金を使うんだな」
「諸君達に迷惑はかけない」
 こう言うのだった。
「決してな」
「そうなんだな」
「それでだ」
 ドクターマンはさらに話した。
「返事はだ」
「家族に確認を取ってからか」
「そうしたい」
「そうか、じゃあな」
 牙鬼はドクターマンの言葉を受けて彼に答えた。 
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