ハッピークローバー

「それでね」
「あんたも動くのね」
「動いたら時間が経つのも早いしね」
「さぼって見ているだけよりもね」
「そうだしね」
「そうそう、皆でやればね」
　それこそというのだ。
「何でもすぐにね」
「終わるわね」
「そうなるのよね」
　留奈は笑って話した。
「本当に」
「そうそう、同じ時間を過ごすなら」
「充実してね」
「あっという間に過ぎるなら」
「もうね」
　それこそというのだ。
「いいわよね」
「それが何か糧になるしね」
「自分のね」
「だから動く」
「こうした時はね」
「皆で汗かいてね」
「一気に終わらせるべきよ」
　こう言うのだった。
「それで終わってから遊ぶ」
「それか寝ることね」
「そうもして」
「身体も休めることね」
「それに早く終わったら」
　かな恵はこうも言った。
「その分チェックも出来るでしょ」
「ああ、お化け屋敷の」
「そう、早いうちに終わったら」
　そうすればというのだ。
「その後でね」
「チェックも出来るわね」
「ぎりぎりだとね」
「チェックもしにくいわね」
「問題点があっても」
　それでもというのだ。
「早いうちに終わって」
「チェック出来たら」
「それでね」
「問題なく出来るわね」
「ぎりぎりはね」
　店の準備がというのだ。
「やっぱりね」
「よくないわね」
「時間に余裕がある様にね」
「何でもすることね」
「むしろ休める位ね」
「余裕があるのがいいわね」
「そうなの」
　留奈に笑顔で話した。
「そのこともね」
「言われたの」
「お母さんからね」
「おばさん家庭的ね」
「そう、だからね」　
　それでというのだ。
「私出来る限りね」
「時間に余裕がある様にやってるのね」
「何でもね」
「何かそう言うと」
　留奈はそれならとだ、かな恵に言った。
「お母さんね」
「そうなの」
「ええ、かな恵やっぱりね」
　笑顔で言うのだった。