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八条学園騒動記

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第七百七十二話 三人で入浴その二

「入られるから」
「だからなのね」
「いいのね」
「そうよ」
 笑顔で答えた。
「いいわよ」
「広いお風呂なのね」
 アロアはナンの話を聞いて述べた。
「それはまた」
「そう?連合じゃ普通でしょ」
 ナンは何でもないといった顔と声で答えた。
「お風呂も」
「いや、ゲルの中に出すのよね」
 アロアはこう返した。
「だったらね」
「いや、外に出すから」
 ナンはあっさりとした口調で返した。
「お風呂は」
「そうするの」
「脱衣場も一緒で外からは見えないから」
「大丈夫なのね」
「そう、外に出してもね」
「脱衣場もあるのがいいわね」
「流石に服脱いでお外には出られないわよ」
 ナンはアロアに笑って話した。
「だからね」
「それでなのね」
「お風呂場にはね」
「脱衣場もあるのね」
「そこで服を脱いで」 
 そうしてというのだ。
「それでね」
「入るのね」
「ちなみに折り畳み式の洗濯機もあるから」
 ナンはこの電化製品の話もした。
「何なら洗濯もね」
「出来るのね」
「そうなのよ」
「だからあんたの服いつも奇麗なのね」 
 ベッカはナンが今着ている服も見て言った、見ればその服は確かに奇麗で清潔感に溢れている。当然匂いもしない。
「そうなのね」
「毎日洗濯してるからね」
「それでなのね」
「本当にね」
 実際にというのだ。
「奇麗なのよ」
「そうなのね」
「そしてね」
 それでというのだ。
「下着もね」
「毎日洗ってるのね」
「そうしているわ」
「それは常識と言えばね」
「常識でしょ」
「ええ」
 ベッカはまさにと答えた。
「それはね」
「それで私もよ」
「毎日洗濯していて」
「下着もね、ちなみに好きな下着の色は」
「白でしょ」
 アロアが笑って応えた。
「そうでしょ」
「着替えの時見てるわね」
「そうよ、見たらあんたの下着ってね」
 まさにというのだ。
「殆どね」
「白でしょ」
「上も下もね」
「私下着の色はね」
 それはというのだ。
「白が好きなのよ」
「それも純白よね」
「そう、模様が入るのはね」
 それはというのだ。
「あまり好きじゃないから」
「純白が多いのね」
「子供みたいッて言われても」
 それでもというのだ。
「下着の色はね」
「白は好きなのね」
「黒とか紫とか」
 そうした下着の色はというのだ。 
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