同志諸君に告げる。これが理不尽だ!
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宇宙戦艦ヤマト2199
第9話
前書き
サイト管理者です。第9話「未知なる文明」です。
*はナレーションのセリフです。
どうぞ、ご覧ください。
「…成程」
私は同志(創造主)からお願いをされ、私は文明があったと思われる遺跡を調査していた。遅くなったが現在居る場所を言っておこう。…此処はビーメラ恒星系の第4惑星、ビーメラ4。銀河系外ではあるがより正確にするならば天の川とマゼラン銀河の真ん中あたりである。
緑豊かな惑星であり水は豊富に存在している。有害物質の類は現在も検出されていない。嬉しいことに大気成分は地球とほぼ変わらない為か呼吸の方は楽である。…そういえば宇宙空間でも呼吸可能なヒューマノイド知的生命体がWSO世界には居たな。それどころか生身で楽しそうに宇宙遊泳する存在であったが。
ビーメラ星には昆虫の形をしたヒューマノイドであり二足歩行の知的生命体が住んでいたようだ。ビーメラ星人はどうも蜂のような昆虫から進化した生命体のようで、女性は女王がひとりいるだけであとはみんな男だ。技術的なレベルは数千年前の地球文明程度といったところだろうか。
しかし、経過を見るにビーメラの文明は約330年前に滅んだようだ。現在では遺跡が残るのみとなっているようだが地上建物が見当たらなかった。私が今居る遺跡の内部には死に絶え、ミイラ化した死体が遺跡内に多数横たわっている状態だが、触覚や翅などの身体的特徴が見て取れた。後、中央に手で容易に掴める程の”謎のコア”が有ったから触った。
罠?ふっ、その程度で驚いてどうする。あぁでも無いこうでも無いを手持ちの機械で解析を試みるを繰り返すと光を発しながら目の前でホログラムのように投影された。文字は分からないが見た限りだと超空間ネットワークの概念図のようだな。銀河間航行を行う上で重要な中継システム。…高度な文明であったか。ちょっぴり怖いがもう居ない存在だから安心安心だ。
「しかし…」
その他であるが、なんだろうか?あの黄金に輝く金属の船、はもはや緑の蔦等によって覆われているがアレってイスカンダルの…だよな?何故此処に…、これ以上はイスカンダルの事を考えるのは辞めよう。あんなの思い出す度に震えてしまう。まぁそれよりも……、
「…船、が」(声の震え)
船が、私の船が数刻前、何故か爆発してしまったのだ。いや事は私にある。いやだって乗ってきたFG300型フリゲートⅡ級があんな簡単に”あぁ”なるとは思わなかったんだ。
後は…アレだ。ザリガニのような鋏を持っていて百足のような足を持っていて、終いには大きく開けた口からは触手のようなものを自慢げに見せびらかしていたあの生物は破壊力ある怖さであった。いやだって想像して欲しい。B1分隊(50体)と共に森の中で遭遇し交戦し敗北し逃げ回った時、ふと後ろに振り返ると触手を振るわせながら口を大きく開けていたんだぞ?!。まさかブラスターが効かないとは驚いたが『戦術礼装』で事無きを得たのは幸いだった。
さて、どう帰ろうか。誰かがこの星へ補給を目当てに船とかが降りてこないだろうか。補給するにしてもどうやってであるが。外にもう一度出てみよう。
〜〜数時間後〜〜
し、静かだ。だがまだ希望を捨ててはならない。きっとやってくる。そうに違いな…ん?…アレは『戦艦ヤマト』?。ということは此処は地球?!…のわけがあるかッアレは青空に浮いているんだぞ!。…自分でツッコミをするって虚しいな。
しかし、アレはとても世界大戦の船とは思えない外見…。ともすればアレは『宇宙戦艦ヤマト』と称するべきか。
…未来の地球の船、ヤマトか。素晴らしい(感激)。
あ、格納庫?から機が発艦したようだな。見た目はオスプレイのような形状であるが何処に向かうのだろうか?まさか遺跡か?それはなんと嬉しいことか。遺跡というならば今も持っている”コア”は戻して置くべきか?なんか頭の中で『戻すのだ、ポッター』っと囁かれた気がするから戻そう。後、私はポッターでは無い。
さて、同行を探るか。あやもくはヤマトに乗れるか交渉しなければ(使命感)。
〜〜1時間後〜〜
遺跡に入ったか。”コア”が目的か?しかし彼等は”化け物”に襲われていたのによく無事だったな。最後見た時は全体の大半が赤で占められたドームのある円柱に手足が生えた形状をしていており顔はなく、昆虫のような見た目の「頭部」の3枚のフィンがある側が背中。
頭部を中心にメーターが多数ついているドロイドがパワードスーツで持って彼等を守ったがその後、そのパワードスーツにお姫様だっこのようになっていた女性が化け物に何か視線を向けたと思えば襲わなくなり回れ右したのは何故だ?
あ、出てきた。所々馴染みのある母なる地球の言語『日本語』で話しているのを聞くと表現が難しいが、やはり心から安心する。時々「波動コア」とか言っていたのは気になるが。よし、私も彼等彼女等の前に出るか。
やぁ、どうも。
「っ、誰だ!?」「え、可愛い」「……」
そんなに警戒しなくてもいいじゃないか。古代。後、そこの君大丈夫か?蹲りそうにお腹抱えているけど…。
「…何故、俺の名字を知っている?」
知っているもなにも近くで見て居たし時折呼び合っていたのだから分かる。後、古代、視線が気になるからジロジロみないで欲しい。既に分かっているだろうがこれでも女性なのだ。
「ご、ごめん」「お、お腹がーっ!」「……」
大丈夫だ、慣れている。
「そ、そうなのか?」
あぁ、コレは戦術礼装と言ってね。名前の通り、戦う為の礼装だ。見た目に反して高性能なんだぞ?。後、君は大丈夫か?
「それよりもって言ったら失礼に当たるんだが君はどうして此処に?」
それよりもって言うが蹲っているそこの男は大丈夫なのか?何処か体調でも?
「あ、あぁいや、体調というかなんというか「そうなんですよっ。平田さんは体調が悪いんですよ!」…うん、そうだな。平田は体調が悪いんだ」
そうか、涙を流すくらい体調が悪いのか。なら直ぐに上の船、ヤマトに乗るべきでは?
「ヤマトの事まで。君は何処まで知って…っと沢山(意味深)問いたいが確かにその通りだ」「古代戦術長、シーガルガ降リテキマス」
上空から少しずつ降りてくる機体、『シーガル』というのか。あぁ、そうだ。古代に交渉を掛けよう。
「ん?なんだい?」
実はカクカクジカジカで…、
「な…、それは大変な思いをしたね。一緒に来るか?」
是非も無い、乗らせてくれ。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「…間もなく沖田艦長が参られます。何か御座いましたらお知らせを。…失礼します」
さて、私はこうして、貴賓室に居る。椅子に座ってコーヒを啜りながら。
無事に乗れたようでなによりであるが、少し騒がしかったな。
これから艦長と対面か。緊張するな。
*こうして、沖田艦長と対面した彼女であったがこの後、ヤマトの目的を知った際に”かの所”へ向かうとしった彼女は衝撃を受けたとか受けなかったとか…。
後書き
戦術礼装と格好はカウンターサイド、旧管理局フェンリル戦隊隊長ヒルデです。
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