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同志諸君に告げる。これが理不尽だ!

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第5話

 
前書き
サイト管理者。第5話になります。
どうぞ、ご覧ください。 

 
 どうやらファーストコンタクトは戦闘に発展したか。当初の戦況では不利ではあったが増援艦隊が間に合ったおかげで勝利は掴めた。不明艦隊と宇宙人の鹵獲成功し現在進行形でデブリと鹵獲艦を同志ユリアと同志達(沢山の私)が研究中。いや本当に宇宙人の艦って感じだな。実際は感じどころでは無いが…。

 光学兵装のレーザー主砲は此方よりも上の威力を持つレベルのようだ。記録によるとアークワイズ級、FG300型は全く効かなかったようだ。2点は宇宙人艦へ正確に当たるも跳弾する。逆にスサナー級は相手艦への砲撃した際は跳弾しなかったようで撃沈が出来た。

 プロテクト級の場合は余裕に相手を射抜き撃沈、轟沈させることが出来たようだ。…プロテクト級は元から『エリス=ドライブ』あるが、スサナー級は兎も角ソレ以下は『エリス=ドライブ』に改造するか?

 同志達(沢山の私)はNPCのことでありWSO世界では性格から見た目等を設定することが出来る。こうして現実となってしまった影響なのか同志達(沢山の私)はすっかり私と変わらなくなっている。そのため、オリジナルである私とそうで無い者(もう一人の私)の見分けが他の同志からつきにくいようであった。…そうか?

 だからまぁ念話とかも普通に出来る。試しに全員(私)で同志アイリスに向かって声を掛けたが何故か悲鳴を上げた。心配する声掛けをしながら彼女へと走るが悲鳴の音量が増し、悲鳴を上げながら走り去った。謎である。

 話は戻るが今回は勝てたものの次は勝てる保証など無い。技術面、軍事力では向こう側が圧倒している可能性がある。

 軍事力では現在、造船ドックを増設し加えて先の件により、全ての造船ドックは稼働をフルに速めており、1年後には約3万隻が就役する予定である。同時に全ての艦艇はエリス=ドライブに改装を順次行っている(建造中の艦艇は元からエリス=ドライブ仕様)。

 あぁ、そうだ。現在就役している艦種を”全ての同志”に公開しておこう。
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 〜〜就役している艦種一覧〜〜
就役したものは・とし、新たな艦種含む就役予定艦艇は・+『』とする。

・FG300型多用途フリゲートⅡ型(派生含む)
・マーレトランキリタティス級ミサイルフリゲート
・マーレヌビウム級揚陸艦
・レリアット級高速魚雷フリゲート
・ガーディアン級支援駆逐艦(派生含む)
・AC721スサナー級重量級支援型駆逐艦Ⅱ型(派生含む)
・『ツンドラ級戦術駆逐艦』
・プロテクト級航宙戦闘艦(艦種は巡洋艦)
・セレスター級航宙戦闘空母
・『CAS066ミスキ級巡洋艦』
・『ミュニファスント級巡洋艦』
・『エターナルストーム級主力戦艦』
・『プロヴィデンス級キャリアー/デストロイヤー』
・『ルクレハルク級バトルシップ』
・『DH全能支援船』
ーーーーー
 である。此等は全ての機関はエリス=ドライブとなっている。

 無論、製造と平行して新たな艦船の設計は続ける。だって怖いもん。あぁ技術面では14年前より行っていたのがつい先日『ハイパーレーンゲート』の建設が完了したところ。

 『ハイパーレーン』は星系〜銀河間ワープに使用される。これは凄いぞ。超空間ネットワークを応用した亜空間回廊(ワームホール)への出入り口となる施設。これを使用することにより数万光年という通常のワープよりもはるかに長距離を跳躍できる。ゲートを使用するためには、跳躍する物体にゲートコントロールシステムを搭載し、システム衛星とリンクする必要がある。

 これを東西南北全てに配置。主に天の川銀河方面。確か数は6?いや10?まぁ両手で数える程のハイパーレーンゲートが設置されている。見た目はフラフープ(リング状)のようなもので直径は地球の衛星、月と同じくらいである。

 だがまだゲートを使ったことは無い為、理論上はそうでも実際は分からない。テストとして同志(もう一人の私)が直接担当するそうだ。確か『プロヴィデンス級キャリアー』に座乗し僚艦として『ミュニファスント級巡洋艦』6隻を連れていった。何方も新たに設計、建造された軍艦であり、此等はバトル・ドロイド達によって運用される。

 ちなみにだがこの2点は元々、不明艦隊とのファーストコンタクトより数日前にプロヴィデンス級2隻ミュニファスント級8隻の建造が完了し、ファーストコンタクトが起きた当日に投入予定であったのだが、同志が誤って2点に搭載されている自爆装置を起動してしまった為、木っ端微塵の鉄くずとなった。軍艦&艦隊の管理担当である同志テレーゼは泣いた。

 技術面の話から変わるが我々の本拠地でもあるシダテル級要塞基地に収容所には青い肌を持つ宇宙人達が居る。宇宙人は未知の存在だ。人の形をしているからと言って油断は出来ない。のだが何分と初めての存在。丁重に扱わなければ失礼というもの。

 収容所は只の、では無く開放的な収容所である。檻で出来た牢屋なんて無いから某グループホームくらいに広いし沢山あるしレクリエーションルームは勿論のこと、衛生面もしっかりとしている。更に外に居るのではと錯覚するほどの草原も生えた公園に青空が(青空は機械で投影しているが分からないように隠してる)。これにより安定とした生活が出来る訳だ。

 そういえば、宇宙人宇宙人と内心で呼んでいたが彼等は『ガミラス』とかいう種族だそうだ。分かった理由としては相手側の翻訳装置を使ってである。それもコンパクトな大きさで首に付けるタイプの。相手側の助言と同志ステラの研究でも使えなかったら貴重な『ほんやくこんにゃく』を食べさせる他なかった。そしてなんと此方の言語は『テロン』とかいう種族と酷似しているとか。

 テロン、か。非常に興味深い。行ってみたいものである。ちなみにだがその時、私と同志オリアナが中に入った際、彼等は同志オリアナを一目見たかと思えば一斉に彼女に向かって敬うように頭を垂れたのは驚いた。本人も何が何だがさっぱりだったとか。

 その際…ガミラスの言語は分からなかったのにも関わらず『イスカンダル』という言葉が聞こえた気がするが…人の名前なのか?まぁ重要性はあまり無いだろうがその後、言語が分かりある程度打ち解ける関係にはなったのだが同志オリアナに対しては不思議なことに敬語(最上級)である。

 色んな意味で調子に乗ったのか同志オリアナは偽名で『ニーシャ・イスカンダル』と名乗った際、ガミラス人達は嗚呼の如く号泣をしていたのは…正直言って恐ろしかった。

 さて、ハイパーレーンが成功したら、収容所に居るガミラス人達を返さねば(使命感)。だって大艦隊で報復に来てほしくないから。

 だがそうなると乗せる艦が必要だな。いやソレは彼等が乗ってきたガミラス軍艦で解決か。同行人として同志オリアナも一緒に。同志オリアナを乗せる理由としてはガミラスの情報が欲しいからだ。ソレで相手の脅威度というのが分かるというもの。

 此方の軍艦を乗せてもいいが警戒されないか心配だ。…もう一度言うがガミラス軍艦にガミラス人と一緒に乗れば解決!。でもその際、彼女の服装どうしようか…神秘的なドレスを着させるか。いや、此処はプラグスーツを…あぁ迷う。まぁ彼女を乗せることは決定事項だから迷わないけど…。

 誰かが言っていた。迷いがあれば勢いが肝心だと!、そうと決まれば早速…ど、同志オリアナ、丁度良かった実は―――。 
 

 
後書き
次回「あのお方はやはり!」 
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