ドリトル先生と奇麗な薔薇達
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第十一幕その六
「同じだよ」
「そうだね」
「人の幸せを喜んでいいことを言うことと」
「同じだよね」
「そうしたことと」
「だから守っていかないとね」
絶対にというのです。
「僕達もね」
「うん、そうだね」
「その通りだよ」
「スポーツマンシップは守って」
「そのうえで楽しむ」
「相手チームでも見当を讃える」
「その精神でないとね」
皆も言います。
「それでこそスポーツだよ」
「プレイする人達も観る人達もね」
「そうしたことはちゃんと守る」
「人としての常識だね」
「それが出来ている日本のサッカーのサポートの人達は立派で」
「選手の人達もだね」
「まさに侍ジャパンだよね」
皆はこうも言いました。
「武士道だね」
「イギリスに騎士道があれば日本に武士道があって」
「スポーツマンシップはそこから興っているのかもね」
「そう思うと日本の武士道って素晴らしいね」
「騎士道もそうでね」
「騎士道は素晴らしいよ、そして」
先生も言います。
「武士道もね」
「素晴らしいね」
「スポーツマンシップもそこから興っているなら」
「それならね」
「貴ばれるべきだね」
「そうだよ、どんなスポーツでもね」
それこそというのです。
「スポーツマンシップはね」
「守らないとね」
「人の不幸を喜ばないで」
「そして悪口を言わない」
「そうしていってね」
「スポーツマンシップを守ることだね」
「そうしていこうね」
こうしたお話をです、先生はエンベルグさんからのメールを受け取って皆としました。そしてです。
その後で、です。先生はお昼に大学の食堂でカツカレーを食べますが。
「美味しいね」
「そうだよね」
一緒に食べている王子が応えます。
「今日もね」
「美味しいものを楽しめているよ」
「いいことだね」
「全くだよ」
「先生って何に対しても幸せを見付けるね」
「そして幸せだと思うね」
「そうだね」
「僕もそう思うよ」
先生ご自身もというのです。
「幸せをね」
「何に対してもだね」
「見付けることが出来てね」
実際にというのです。
「そして」
「幸せを感じられるね」
「それが出来ていると思うよ」
「幸せだと思えばそれで幸せだからね」
「どんな状況でもね」
「そうだね、それでいいことを言うね」
「僕はね」
「そうあるべきだね、やっぱりね」
王子は先生に応えて言いました。
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