ドリトル先生と奇麗な薔薇達
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第十一幕その五
「そうなるよ」
「そうだね」
「先生の言う通りだね」
「悪いことをしていると悪いものが来て」
「いいことをしているといいものが授けられるね」
「そうだよ、本当に人の不幸を喜んだり悪口を言うことは」
そうしたことはといいますと。
「よくないよ」
「まさに毒」
「心の毒ね」
「逆に幸せを喜んでいいことを言うことは薬」
「そうなんだね」
「そう思うよ、そしてその薬はね」
それはといいますと。
「とても甘くて美味しい」
「そうしたお薬だね」
「蜜の様な」
「そうしたものだね」
「そうだよ」
まさにというのです。
「だから幾らでもね」
「喜んで言う」
「そうすべきだね」
「絶対に」
「そうだよ、スポーツを観てもね」
そうしてもというのです。
「やっぱりね」
「いいプレイを讃えてね」
「勝利を喜ぶ」
「そうすればいいね」
「本当に」
「そうすることだよ、負けた相手を嘲るなんてことは」
そうした行為はといいますと。
「スポーツマンシップに反するし」
「まさに不幸を喜んで悪口を言う」
「そうした行為だね」
「それに他ならないわね」
「だからね」
それでというのです。
「行わず言わないことだよ」
「全くだね」
「若しそんなことしたら」
「心がさもしくなって」
「人相も悪くなって」
「行動や発言が嫌われて」
「悪いものも来るよ」
そうなるというのです。
「本当にね」
「全くだね」
「そうなってね」
「最悪の事態にもなるね」
「若しかしたら」
「そうだよ、思えばイギリスは」
先生の祖国はといいますと。
「スポーツマンシップはね」
「物凄く守るよね」
「スポーツマンシップに厳しいお国柄だよね」
「スポーツが盛んなだけに」
「そして日本もね」
今暮らしていて国籍も習得したこの国もというのです。
「スポーツマンシップは守るね」
「清々しいよね」
「ファンの人達もね」
「観戦後お掃除したりして」
「見事だよ」
「こうしたことはいいことで」
スポーツマンシップを守ることはというのです。
「両国共これからもね」
「守っていかないとね」
「絶対に」
「いいことだから」
「そうだよ、スポーツマンシップを守ることも」
このこともというのです。
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