八条学園騒動記
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第七百六十七話 口臭その七
「その生活の基本、食生活はね」
「昔ながらなのね」
「お肉焼かないしね」
「モンゴル料理だとそうよね」
アロアもこのことは知っていて話した、ナンから話を聞いていてモンゴルの食生活についてもある程度知っているのだ。
「お肉は煮るわね」
「それでその煮た後のお汁もね」
「飲むわね」
「残さずね」
「無駄なくそうするわね」
「そうよ、ちなみに昔は燃料は」
ナンはこちらの話もした。
「当然必要だけれど」
「煮る時の火に使う」
「羊の出したものを使っていたのよ」
「今もそう?」
「そう、使うことがね」
「あるのね」
「燃料に使わなくても」
羊達の出したものをというのだ。
「色々使えるしね」
「昔は暖房のそれにも使ってたのよね」
「薪みたいな感じでね」
「草だすね」
「燃料にもよ」
「使えるわね」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「草原だと薪にする木がなくてもね」
「燃料はあったのね」
「そうだったのよ」
「出したものも使えるからね」
「そうでしょ、何かとね」
「連合ってリサイクル徹底してて」
その徹底さも文明の進歩故のことだ。
「もう何でもね」
「リサイクルしてね」
「使えるなら何度でも使って」
「とことん使うわね」
「どうにも使えなくなるまで」
もう何をしてもというのだ。
「使ってそうしてね」
「やっと捨てるわね」
「そうしたお国柄だから」
アロアはそれでと話した。
「出したものだってね」
「使うわね」
「そうしてるけれど」
「出したものは出したものも」
ナンはこの現実を話した。
「使えるからね」
「昔の日本なんてね」
アロアは今自分達が通っている八条学園があり生活を送っているこの国の話もしたのだった。昔の話であるが。
「肥料にしてたわね」
「あれは凄くよかったのよね」
「農作物にとっていい肥料になって」
「それでね」
そうなりというのだ。
「よく育ったそうね」
「今でも鶏とか牛とかね」
「そうした生きものの出したもの使うし」
「そう考えたら」
まさにというのだ。
「合理的ね」
「いいやり方ね」
「出したものって処理がね」
このことがというのだ。
「結構以上にね」
「大変だしね」
「けれど再利用したら」
「日本は昔からそうだったし」
「そうしたらね」
それならというのだ。
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