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魔法絶唱シンフォギア・ウィザード ~歌と魔法が起こす奇跡~

作者:黒井福
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XV編
  第214話:黄金に花咲く、アマルガム

 颯人がインフィニティースタイルになっている頃、奏は1人青い燐光を放つキューブで作られた迷宮の中に囚われていた。

「う……く、ここは……一体?」

 見渡しても所々にルーン文字のような物が刻まれたブロックで出来た壁と天井があるだけで、他には何も見当たらない。そう、ついさっきまで傍にいた筈の翼や響達も含めて、だ。自分1人が迷宮の中に取り残されたような感覚に、奏は一瞬不安に駆られたがそれを振り払い逸れた仲間を探すべく迷宮の中を駆けた。

「クソッ! 見た目通りの迷路かよ……それなら!」

 このまま闇雲に走り回っても埒が明かない。そう判断した奏は思い切ってアームドギアで迷宮の壁を破壊する事で強引に攻略する事を考えた。手近な壁に、槍の切っ先を向けて思いっ切り叩き付ける。
 これがコンクリートどころか鋼鉄で出来た壁であろうとも一撃で穿ち道を作れると言う自信のある一撃だったのだが、驚いた事に奏が放った一撃は軽い音を立てて弾かれてしまった。槍が付いた場所には傷一つ付いていない。

「いっ!? つぅ、クソッ! 何て硬さだよ、これじゃあ抜け出す事も出来ねぇ……」





 奏達が迷宮に囚われてしまった事は、当然本部でも観測されている。と言うか、突然颯人以外の反応が消えてしまった事で何らかの異変が起こった事が分かっている程度であった。

「何が起きているッ!」

 急ぎ現場近くのヘリを通じてカメラ映像で何が起きているかをモニターで見れば、そこには青い燐光を放つ巨大な三角錐のピラミッドの姿が見えた。エルフナインもその光景に首を傾げるが、より錬金術に深い造詣を持つアリスはそれが何なのかについて凡その予測を立てる事が出来た。

「あれは恐らく一種の結界に近いものでしょう。ですがこの反応、ただの結界と言うよりは哲学の迷宮とも言うべきでしょうか」
「どういう事?」

 知識と直感でアリスが口にした内容に関して、了子が細かい説明を求める。彼女も聖遺物などに関しては知識を多く有するが、ああいった超常的技術に関しては知らない事や分からない事も多い。

「端的に言えば、空間を何らかの形で切り取っている状態です。あの3人を始点に、天井、床、壁の空間を概念で切り取り組み合わせているのでしょう。仕組みは完全には分かりませんが、恐らくあの中は見た目以上の広さになっている筈」
「つまり、装者の皆さんはあの3人が作り出した広大な迷宮の中に囚われてしまったと言う事ですかッ!」

 概ねアリスの予測通りだった。ヴァネッサ達が作り出したのは『ダイダロスの迷宮』と言う彼女達オリジナルの錬金術。「迷宮には怪物が居る」と言う長く積層してきた認識を元に、「怪物が居る場所こそが迷宮」と言う概念を反転させることで実現した哲学兵装にしてダンジョンエディット機能。自在に空間を切り貼りする事で、何者であっても脱出不可能な全長38万㎞超の迷宮を形成する技である。

 これだけを聞けばとても恐ろしい技に思えるかもしれないが、この技には明確な欠点が存在する。
 その一つが、この技の駆使にはヴァネッサ、ミラアルク、エルザの3人が万全の状態で揃っている必要があった。特にパナケイア流体が淀んでいる状態だったり、誰か1人でも欠けている状態だと発動する事が出来ない。

 もう一つがそもそものエネルギー消費の高さにある。万全の状態でこの迷宮を展開できたとしても、その消耗の激しさから10分も持たせる事が出来ない。それだけのエネルギーが、この迷宮の形成には必要なのである。

 アリスも、たった3人であれ程の術式を組むにはかなりの負担が掛る事は容易に想像がついた。だがそれはイコールで安心して良い材料にはならない。何故ならあの技の燃費が悪い事くらい、ヴァネッサ達も分かっている筈だからだ。数分しか持たない拘束技で、あの状況を打開できると思う程彼女達も暢気でもお気楽でもない事は分かる。

 そこまで考えて、アリスはあの技の本当の恐ろしさに気付いた。

「そうか、あれは……! 颯人ッ! すぐにあの3人の誰かを崩しなさいッ!」




『あの技の本当の恐ろしさは、迷宮形成の為のエネルギーを攻撃に反転させる事! 閉鎖空間の中で迷宮形成の為のエネルギーを炸裂されたら、シンフォギアでも何時まで持つか分かりませんッ!』
「んなこた、分かってんだよッ!」

 通信機から聞こえてくるアリスの言葉に、颯人は珍しくがなって返した。今奏達が危険な状態である事は、近くに居る颯人もよく分かっている。今すぐにでもヴァネッサ、ミラアルク、エルザの誰かを気絶させるなどしてあの術式を止めたいのは山々なのだが、そうはさせじとオーガがしつこく食らい付いてくるのである。

「オラァッ!」
「効くかよッ!」

 オーガが振り下ろしてくる大剣を颯人は鎧で受け止める。アダマントストーンの鎧はオーガの渾身の一撃を受けても傷一つ付く事無く、それどころか逆にオーガの持つ剣が刃毀れを起こす始末であった。
 別に思い入れがある訳でも自慢な訳でもないが、それでも己が持つ武器が相手に傷一つ付ける事も出来ず破損する光景は見ていて面白いものではない。

「チッ! 頑丈なだけが取り柄かよ」
「大食漢に比べりゃ可愛いもんだろうがよッ!」

 攻撃を弾かれて体勢を崩したオーガに向け、颯人がアックスカリバーをカリバーモードで突く。鋭い刺突がオーガの胸部を穿ち、火花を散らしながらもんどりうって倒れる。

「うぐぉぉぉっ!?」
「そこだッ!」
〈ターンオン!〉

 オーガが体勢を崩すと即座に颯人はアックスカリバーをアックスモードに変更。上下逆さに持ちハンドガードだった部分を思いっ切りオーガに叩き付けようとした。

 その瞬間、オーガの肩から腰に掛けて存在する大きな口が開いた。直後地獄の裂け目の様に先が見えない口の中に空気が吸い込まれる感触に、颯人は咄嗟に攻撃を中断して横に転がる事で距離を取った。

「く、そっ!? また《《食われた》》……!」
「くっくっくっ! 美味ぇ美味ぇ、やっぱり食い甲斐があるぜッ!」

 あの瞬間、オーガが空気を吸い込んだのは攻撃してきた颯人をそのまま飲み込もうとしたからではない。性格には彼の体から漏れ出ている魔力を吸いこんでいたのだ。魔力の全体量にはまだ一応余裕はあるが、このまま続くと幾ら魔力の還元・再利用が出来るインフィニティースタイルでも次第に魔力不足に陥ってしまう。そうなると途端に苦しい状況になってしまう。

 何よりマズいのは、今ヴァネッサ達が展開した迷宮の中で奏がブレイブを使っている事だ。魔力的な繋がりを通じて颯人には奏があの中でブレイブを使っている事が分かる。その状態で、必要以上に魔力を消耗してしまうと奏にも影響が出てしまう。
 故に颯人はこれ以上の魔力の消費を許す訳にはいかなかった。

「くそ、イテェ所を突いてきやがるなコイツ」
「へへっ……それじゃあそろそろお前自身を頂くぜッ!」

 そう言うとオーガはそれまでの戦いで颯人からチマチマと吸い取っていた魔力を一気に収束。バニッシュストライクすら超える威力の魔力球を作り出した。膨大なドラゴンの魔力は、例え微々たるものであっても集まれば十分すぎる程の威力がある。集めた魔力球を、オーガは火球の様に一気に吐き出し颯人へとお見舞いした。

 これが何を意味しているか、分からない程颯人も冷静さを欠いてはいない。これは囮だ。敢えて颯人自身から吸い取った魔力をそのまま攻撃に転用する、言葉にすると有効そうに思えるがインフィニティースタイル相手では逆効果でしかない。まずアダマントストーンの鎧にはこの程度の魔力では傷一つ付けられないし、そもそもが元々は颯人の魔力なのだから結局は彼自身に還元される。精々一瞬視界が塞がれて目眩ましになる程度でしかない。
 だがそれこそがオーガの目的であった。オーガだって今の颯人に生半可な攻撃が通用しない事は分かっている。だからこそ、別の事に彼の意識を向けさせその隙に一気に接近して頭から彼を丸呑みにするつもりなのだ。

――そっちがそのつもりなら、来いよ。返り討ちにして……――

 刹那、迷宮のピラミッドから眩い光が放たれた。見ればピラミッドが罅割れ、そこから光が零れ出ている。

 その光景に危機感を感じた颯人は、迂闊にも一瞬だがオーガから意識を外してしまった。

「奏ッ!? グッ!?」

 迷宮が弾けた瞬間、オーガが放った魔力球が颯人を包み込む。その威力は彼にダメージなど欠片も与えないが、魔力が弾けた瞬間の光は彼を怯ませるには十分な程のそれであり、そしてその瞬間に出来た隙はオーガが接近し大口を開けて颯人を頭から丸呑みにしようとするのには余裕の時間があった。

「貰ったぁぁぁッ!」
「あっ!?」

 光と煙が晴れた次の瞬間、颯人の目の前には吐息が感じられるほどに迫ったオーガの大きく裂けた口が視界一杯に広がっていた。




***




 颯人がオーガに足止めされている頃、迷宮の中では奏達が互いに合流しようと入り組んだ内部を駆けまわっていた。右を見ても左を見ても、全てが同じ景色で果たして自分は何処かへ向かえているのかも分からない。同じところをぐるぐる回っているだけなのではと思ってしまう程の状況に不安を感じる中、彼女達を更に追い立てる事態が発生した。

「ん? げっ!? 何だあれッ!?」

 背後から光と衝撃が迫ってくる。それに気付いた奏はもうなりふり構わず駆けだし、衝撃波に追いつかれないようにと兎に角距離を取ろうとした。
 それが結果的に幸いした。衝撃波は迷宮の外縁から中心部へ向けて真っ直ぐ迫っている。それから逃れようとすれば、必然的に迷宮の中にバラバラに散る事となった装者達も一か所に集まれることを意味していた。

「あっ! 皆ッ!」
「奏ッ! 皆も無事かッ!」

 そんなに長い時間ではなかった筈だが、再び顔を合わせられた事に束の間安堵する翼だったが直後に全員相手の背後から衝撃波が迫っている事に気付き背中合わせになり衝撃に備えた。

「来るわッ! 備えてッ!」
「させるかよッ!」
〈ブレイブ、プリーズ〉

 自分達が集まっているこの場所に向け迫ってくる衝撃波を前に、奏はウィザードギアブレイブを起動。颯人から流れて魔力を用いて、全員をこの衝撃波から守る為に炎の翼で全員を包み込んだ。

〈ブレイブ!〉
「オォォォッ!」

 奏の背中から広がる炎の翼が、仲間の装者達を包んだ。直後光が彼女達を包み込み、その瞬間凄まじい衝撃と圧迫感、熱量が炎の翼越しに奏を苛んだ。

「ぐっ! ぐぅぅぅぅぅっ!?」

 衝撃自体は決して長いものではなかったが、それでもこの迷宮を形作る為に用いられたエネルギーをそのまま反転させ一点に収束、閉鎖空間の中で炸裂させたものは生半可な威力ではない。爆竹は威力が低くとも、握り拳の中で破裂させれば容易く拳を吹き飛ばす。同様に閉鎖空間の中で炸裂したエネルギーは、本来であれば装者全員を行動不能に陥らせるほどの威力であった。
 それを耐えきった奏のブレイブの魔法は大したものだが、しかしこの時奏は違和感を感じていた。何時もより負担が大きい。まるで半端に疲れた状態で全力を出そうとした時の様である。

 奏は知らない事だが、この時颯人はオーガにより幾分か魔力を吸い取られていた。お陰で奏に共有される魔力の総量も相対的に下がり、結果的に普段なら何てことは無い魔法でも彼女に取っては負担となってしまうのだ。

 内部の様子は当然術者である3人には手に取るように分かる。彼女達は奏のお陰で、他の装者達が無傷である事が分かっていた。

「クソッ! しぶといぜ、コイツ等……」
「ですが、今ので最大の守りは崩せた様であります」

 ミラアルクの分析通り、今ので奏は大分消耗した。響達他の装者は無傷だが、代わりに消耗した奏はウィザードギア自体は維持しているがその場に膝をついている。次に同じ一撃を放たれても、果たして奏に防ぎきる事が出来るかどうかと言う状態だ。

「はぁ、はぁ、はぁ……」
「奏、大丈夫ッ!?」
「あ、あぁ……クソ、外で何が起きてる? 颯人の奴大丈夫か?」

 魔力的なバイパスを通じて、颯人の身に何らかの異変が起きている事は分かった。これ以上はマズイ。奏がウィザードギアブレイブを用いている限り、颯人は魔力をこちらにも共有している関係で彼自身の魔法の質が下がってしまう。
 この事態に際し、奏はウィザードギアブレイブを解いた。それは仲間達よりも颯人の方を取ったとも見えるが、同時に颯人を信じ、仲間達がこの状況を打開してくれることを信じての事でもあった。

「悪い、皆……アタシに出来るのはここまで見たいた」
「いいえ、さっきの一撃を凌いでくれただけでも十分よ。あとは私達で何とかするッ!」
「な、何とかって……どうするデスかッ!」
「アタシらの攻撃じゃ、これを破れないんだぞ?」

 切歌とクリスの懸念も尤もだ。彼女達の攻撃では、この迷宮の壁を崩す事も出来ない。もしイグナイトが使えるのであれば、その決戦機能を用いてブチ破る事も出来たかもしれなかったが、既にイグナイトの機能は彼女達のシンフォギアから失われてしまっている。
 万事休す……かと思われたその時、響が顔を上げた。

「そうだ……あの機能! 出発前に了子さん達が教えてくれた”アレ”、使ってみましょう!」
「”アレ”……って、例の新機能かッ! でもあれはモノを教えられただけで、テストした事もねえんだぞッ!」

 響の言うあの機能とは、サンジェルマンと了子により見出されたシンフォギアの新機能。イグナイトに代わる決戦機能となるものであった。だがそれに関して、彼女達は存在を知らされ起動法を教えられただけで実践どころかテストもした事が無い。そんなのをぶっつけ本番で使うなど、幾ら何でも博打にも程がある。
 だが状況は彼女達にそれ以上の議論の余地を与えてはくれなかった。ヴァネッサ達は奏のお陰で装者達が無事だと分かると、残りの全てのエネルギーを一点に集中させる事で全員を一網打尽にする事を考えたらしい。明らかに先程よりも凄まじい熱量を持つエネルギーが迫ってきた光景に、全員覚悟を決めた。

「迷っている暇はないかッ!」
「奏さんは私達の後ろにッ!」
「皆、行くわよッ!」

 奏を中心に円陣を組み、身構える装者達。

 その彼女達を衝撃波が飲み込み、その威力は迷宮自体を崩壊させるほどの威力となって彼女達に襲い掛かる。

 その技の名を…………

「「「ダイダロスエンドッ!!」」」

 一点に圧縮、炸裂させたエネルギーは迷宮のピラミッドも何もかもを崩壊させ、吹き飛ばした。光と共に黒煙が広がり、強烈な爆発が起きた事を証明するキノコ雲が出来た。

 その光景に、ヴァネッサ達は己の勝利を確信する。これをまともに喰らって、生きていられるものなど居る筈がない。ましてやイグナイトもエクスドライブも無いシンフォギアでは…………

 そう、思っていた時、その場に朝日が差し込んだ。眩く温かな光が周囲を照らす。その光を、煙の中にある何かが弾いた。

「えっ?」

 それが果たして誰の声だったのか、彼女達自身も認識する事は出来なかった。ただ一つ分かったのは、黒煙の中に何かがある事だけ。
 目を凝らして煙の中を凝視した瞬間、何かが衝撃となって煙を吹き飛ばし、そこには地面に膝をついた奏と彼女を守る様に円陣を組んだ6人の戦姫の姿があった。彼女達の姿は、迷宮に閉じ込められる前とは明らかに異なっている。全身を覆うスーツに最低限の鎧。奏以外の全員が、色以外デザインの同じ装いを身に纏い、その周囲を黄金のフィールドで覆われている。

 無傷の彼女達の姿に、ヴァネッサ達も思わず目を剝き驚愕した。

「そんなッ!?」
「あり得ないッ!? 一体、どうやってッ!?」
「閉鎖空間の中で、あれだけのエネルギーの炸裂を受けて何故無事でありますかッ!?」

 彼女達が知らないのも無理はない。それは、偶然の産物による部分が大きいからだ。

 先のパヴァリアとの最終決戦に置いて、アダムは颯人を仕留める為にサンジェルマン達のファウストローブのコアとなる賢者の石からエネルギーを抽出し、それを攻撃に転用した。その際響を始め装者達が一堂に会してその一撃を防ぎ、更にそれを颯人と奏に支えられてエネルギーの全てを受け止めた。
 その際にエネルギーがシンフォギアと溶け合う事で、ギアが錬金術のエネルギーを取り込み再構築。新たに学習して新たに組み込んだ機能がこの形態であった。

 その名を、アマルガム……シンフォギアと錬金術の融合により誕生した、黄金の華の名前であった。 
 

 
後書き
と言う訳で第214話でした。

本作のオーガは多分原作よりも大分強化されていると思います。原作のオーガはある程度形のあるものしか食べる事は出来ませんでしたが、本作のオーガは文字通り何でも喰らう事が出来てしまいます。それこそその気になれば、概念的なものすらも食して自らの血肉としてしまえたかもしれません。
オーガをここまで強化したのにはちゃんと理由があります。話の中にもありますが、インフィニティーを苦戦させる為の措置です。インフィニティ―スタイルの弱点は魔力の回収と還元を阻止する事。原作ウィザードではカーバンクルにより強制的に魔力を奪われて解除されていましたが、本作ではオーガの食す能力を拡大解釈させる事で対抗しました。こうでもしないとインフィニティーが独り勝ちになってしまうので。

執筆の糧となりますので、感想評価その他よろしくお願いします!

次回の更新もお楽しみに!それでは。 
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