| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

神々の塔

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第七十話 妖精王その六

「しかしな」
「それでもやな」
「歪むと周りも嫌やし」
「自分も不幸になる」
「性格悪い奴はな」
 歪んだ心の持ち主をこうも表現して話した。
「誰も幸せにせんわ」
「自分自身もな」
「そうなるわ」
「その通りや、そやからな」 
 施はそれ故にと話した。
「こうした場所でな」
「己を鍛えることもええな」
「そや、例えばな」
 施は自分の話を続けた。
「毎日ランニングをしたらな」
「運動やな」
「それをしたらな」
 それならというのだ。
「それだけでストレス解消になるわ」
「そやからええな」
「そや」
 まさにというのだ。
「ストレス解消したら」
「それだけで全くちゃうな」
「ストレスがなかったら」
 そうであるならというのだ。
「心の歪みもな」
「矯正されてくな」
「そやからな」
「ランニングするだけでもちゃうな」
「運動してるだけでもな」
 ただそれだけでもというのだ。
「ちゃうわ」
「そやな、まあストレス解消の方法は色々や」
 リーは確かな声で話した。
「人それぞれや」
「そやな」
「ストレスを解消出来たら」
 それならというのだ。
「もうな」
「それでちゃうな」
「そやからな」
 だからだというのだ。
「ストレス解消はな」
「すべきやな」
「それで心の歪みもな」
 これもというのだ。
「ましになる、ストレスはな」
「溜めんことやな」
「生きてるとな」
 人はとだ、リーは施に真剣な顔で話した。
「どうしてもな」
「ストレスが溜まるな」
「大なり小なりな」
 まさにというのだ。
「そやからな」
「そのストレスをやな」
「解消してな」
「生きてくことやな」
「人はストレスで歪むさかいな」 
 だからだというのだ。
「出来るだけな」
「解消してくことやな」
「そや、それでこうした場所で己を鍛えてな」
 そうもしてというのだ。
「それでや」
「心もやな」
「鍛えるんや」
「それで歪みを正すな」
「そうあるべきや」
 まさにというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧