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博士の挑戦状

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第百五十一話

                 第百五十一話  若し戻ったら
 美奈子は華奈子と一緒に牛乳を飲みながら言った。
「若しもよ」
「若しもっていうと?」
「ブルマに戻ったらね」
「流石に戻らないでしょ」
「だから若しもよ」
 こう仮定して言うのだった。
「戻ったらよ」
「絶対に嫌よね」
 華奈子はすぐに答えた。
「そうなったら」
「そうよね」
「あんな下着や水着そのもののデザインで」 
 そうであってというのだ。
「すぐにずり上がって下着が見えるなんて」
「絶対に穿きたくないわね」
「間違ってもね」
 それこそとだ、華奈子は美奈子に答えた。
「あたしだって嫌よ」
「私もよ」
 美奈子も言った。
「本当にね」
「そうよね」
「何であんなのを穿いてたのか自体がね」
「理解不能ね」
「そうだしね」
 真剣な顔での言葉だった。
「ずっと半ズボンかスパッツでいいわ」
「そうよね。じつはあたしね」 
 華奈子は美奈子に話した。
「短い半ズボンとかスパッツが好きなの」
「動きやすいからかしら」
「そう、それでよ」 
 だからだというのだ。
「好きなの。あと普段着でね」
 華奈子はさらに話した。
「半ズボン好きでしょ」
「私はロングスカートでね」
「冬は半ズボン穿いて」
 そうしてというのだ。
「その下にタイツかスパッツ穿くのがね」
「好きなのね」
「王子様みたいでしょ」
「王子様ね」
「半ズボンの下にタイツとかスパッツだと」
 そうした格好はというのだ。
「そうでしょ」
「どう王子様なの?」
「それはね」
 華奈子は美奈子にそう思う訳を話した、また牛乳を一口飲んでそしてお菓子も食べてそれから話すのだった。


第百五十一話   完


                   2024・3・24 
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