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八条学園騒動記

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第七百五十四話 未成年なのでその五

「俺は絶対にな」
「吸わないのね」
「これから吸うこともな」
 これもというのだ。
「何があってもな」
「しないのね」
「こんなどうにもならない奴がしていたと思うと」 
「したくないのね」
「ああ、それに身体に悪いからな」 
 煙草についてよく言われていることも話した。
「吸わない」
「それね、身体に悪いってね」 
 煙草、ニコチンが身体に悪いことはこの時代でも同じことである。そして作物として栽培すれば土地をかなり痩せさせることもだ。
「もうね」
「言うまでもないな」
「そうなのよね」
「麻薬と同じだろう」
 煙草はというのだ。
「身体に悪いし癖になってな」
「そうした考えも出来るわね」
 エイミーもその通りだと答えた。
「煙草ってね」
「そうだな」
「私もお姉ちゃん達もね」
「そう言っているな」
「それでお父さんとお母さんもね」
 四人姉妹のというのだ。
「吸わないし親戚でもね」
「吸う人いないか」
「こっちはね」
「煙草は本当にな」
 ダンは強い声で言い切った。
「身体に悪い」
「絶対にね」
「寿命が縮まる」
「癌になりやすくもなって」
「本当に麻薬とな」
「変わらないわね」
「そのこともあってな」
 それでというのだ。
「俺はな」
「絶対に煙草は吸わないのね」
「遠い親戚のこともあってな」
「そうなのね、ただね」
 ここでエイミーはダンに考える顔になって話した。
「その親戚の人煙草以前にね」
「人間としてだな」
「もうね」
 それこそというのだ。
「駄目過ぎるでしょ」
「最低だな」
「いいところないじゃない」
「ちなみにないのは職歴や人生経験だけじゃない」
「人望は言ったわね」
「当然人徳もなくてな」  
 そうであってというのだ。
「出た学校、学歴を自慢する人もいるが」
「そうした人もいるわね」
 そうした人はこの時代の連合でも存在する、人間何かしら誇れるものがあると思えばそれにすがりつくものであるからだ。
「それでその人は」
「琉球のレベルの低い高校をだ」
「出たの」
「努力しない人だからな」  
 そうであるからだというのだ。
「学校の成績はな」
「悪かったのね」
「第一志望の高校を落ちてな」
 そうなってというのだ。 
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