八条学園騒動記
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第七百三十四話 猛獣以上の災厄その四
「教育大学や教育学部出身者の犯罪発生率もな」
「極めて高いですね」
「教師がそれだけ悪事をするということだ」
連合ではというのだ。
「そしてマスコミ関係者もな」
「犯罪を起こすのですね」
「それこそ猛獣よりもだ」
「危険ですね」
「横領は常でな」
この犯罪はというのだ。
「性犯罪もだ」
「多いですね」
「生徒を狙ったりだ」
その性欲のはけ口にだ。
「電車やバスの中での痴漢行為もだ」
「多いですね」
「兎角性犯罪を犯す確率もだ」
「教師は多いですね」
「マスコミ関係者もな」
「それが連合ですか」
「カンガルーは狂暴だが」
その彼等を観つつ話した。
「その彼等も普段はだ」
「大人しいですね」
「だが連合の教師やマスコミ関係者はな」
「常にですね」
「何かあると暴力を振るいな」
そうしてというのだ。
「そして性犯罪もだ」
「犯しますね」
「汚職もして利権も貪りな」
「悪事の限りを尽くしますね」
「強盗事件が起こるとだ」
連合ではというのだ。
「隣の家が教師だったりするとな」
「真っ先に嫌疑がかかりますね」
「そして実際に犯人ということがだ」
「多いですか」
「連合ではな、兎角な」
「連合の教師とマスコミ関係者はですね」
「碌な輩がいない」
そうだというのだ。
「これがな」
「そうなのですね」
「猛獣は満腹で縄張りにいないならな」
「何もしてこないですね」
「だが悪人は違う」
彼等はというのだ。
「常にだ」
「狂暴で、ですね」
「悪事も行う」
「そうなのですね」
「生徒の行動が癪に触ってだ」
それでというのだ。
「殴るけるの暴力なぞだ」
「猛獣は行わないですね」
「そうだ、そう考えるとな」
「教師はですね」
「非常に獰悪なものだ」
連合の彼等はというのだ。
「そして実際にだ」
「そう思われていますね」
「認識されている」
そうした輩共と、というのだ。
「これがな」
「そうなのですね」
「悪人は猛獣よりも災いとなる」
大尉は言い切った。
「まことにな」
「それは何処でも言えますね」
「そうだ、嘘か本当かわからないが」
大尉はこう前置きして上等兵に話した。
「バートリー=エリザベートだが」
「あのハンガリーの血塗れの公爵夫人ですか」
「そうだ」
まさにというのだ。
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