八条学園騒動記
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第七百三十四話 猛獣以上の災厄その二
「それからだ」
「ドラゴンズでもですね」
「コアラもマスコットになっている」
「そうなのですね」
「そして悪役ポジションもな」
マスコットの中でというのだ。
「その頃からのことだ」
「そうなのですね」
「ただあのチームは悪事を働かないからだ」
その為にとだ、大尉は話した。
「別に嫌われていない」
「巨人の様に」
「そして尾張星系のリーグでは最強だからな」
「人気もありますね」
「そうなのだ、しかしな」
「しかし?」
「連合は人口が多いな」
大尉は今度はこちらの話をした。
「そしてスポーツの競技人口もだ」
「多いですね」
「野球に限らずな」
「サッカー、バスケットボール、バレーボール、ラグビー、アメフト、ホッケー、ラクロスと」
上等兵は協議の種類を挙げていった。
「球技だけでもです」
「プロが多いな」
「実に」
「スポーツが盛んだ」
連合はというのだ。
「格闘技も陸上競技もだ」
「プロになっていて」
「水泳もだしな」
「スキーもですね」
「兎角だ」
「連合はスポーツが盛んですね」
「そうした国でもある」
こう話すのだった。
「連合という国はな」
「野球だけではないですね」
「スポーツの垣根が広い」
「左様ですね」
「日本では相撲もある」
「相撲レスラーですね」
「この学園にも土俵があるな」
「ありましたね」
上等兵はこの日観てきたものから答えた。
「そうでしたね」
「日本の国技の一つだからな」
「この学園でも行われていますね」
「力士、相撲レスラーともいうな」
「彼等もプロの様なものですね」
「職業になっているからな」
それ故にというのだ。
「そうだ」
「左様ですね」
「そうはなれないがな」
力士にはというのだ。
「そうであるしな、そのことを見てもな」
「連合はスポーツが盛んでもありますね」
「汗をかき」
そしてというのだ。
「心身を鍛え楽しみもだ」
「しますね」
「そうだ、だが心を鍛えることはな」
スポーツによってというのだ。
「これがな」
「難しいですね」
「そうだ」
まさにというのだ。
「これがな」
「身体は鍛えられても」
「その連合でもだ」
「スポーツをしていてもですね」
「やはり学校の教師に多い」
この職業の者達にというのだ。
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