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ハッピークローバー

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第百六話 浮気者その十三

「それじゃあね」
「いいわね」
「そうそう」
「というか」
 理虹も言って来た。
「自分でってあるのに」
「何で浮気するか」
「不倫とか。どうしてもなら」
「自分で、でいいのに」
「そこでするってね」
 それはというのだ。
「馬鹿でしょ」
「その代償ってあるし」
「そういうのはリアルでしない」
「あくまで相手の人一筋」
「それでどうしてもっていう時は」
「自分で」
「それでいいでしょ」 
 こう言うのだった。
「本当にね」
「その通りよ、浮気は不倫はアウトで」
 かな恵はここで言い切った。
「それでね」
「自分で、はセーフ」
「そのことをね」
「私達もね」
「覚えておかないとね」
「自分で収めたら問題なし」
「二次元相手でもね」
 それでもというのだ。
「アイドルのグラビアでも」
「リアルでアイドルの人とそうなることないし」
「アイドルとか女優さんってそうした目的でグラビアになってるわね」
「もうそれはね」
「言うまでもないわよね」
 かな恵は理虹に答えた。
「どうしてグラビアになるか」
「水着姿や下着姿になるか」
「他にもそそられるポーズになるか」
「言うまでもないしね」
「リアルでお会いしても」
 それでもというのだ。
「実際にそうなることはね」
「まずないし」
「グラビアとかで済むなら」
「いいわよね」
「浮気じゃないしね」
「そうよね、浮気とか不倫するなら」
「私達もね」
 女の子そして女性でもとだ、かな恵は言った。
「そうしたらいいわね」
「もう完全にすっきりして」
「それで浮気や不倫しないなら」
「いいわね」
「そうした行為はやっぱり最低で」
「そんなことして人生棒に振るよりも」
「自分でした方がいいわよ」
 絶対にというのだ。
「いやらしいことでもね」
「浮気や不倫するよりましよね」
「本当にね」
 こんな話を五人でした、そして五人はこの時はそれで終わった。だが後日ある人と再会してあることを言われるとは思いもしなかったのだった。


第百六話   完


                2023・10・15 
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