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八条学園騒動記

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第七百二十五話 ライオンの昼寝その三

「連合ではな」
「人気があってもですね」
「最上位かというとな」
「同格の生きものがいますか」
「虎なり熊なり狼なりな」
「そうした生きもの達がですか」
「所謂最上位となりな」
 生きもののランキングのというのだ。
「豹もだ」
「そこに入りますか」
「そうなる」
「連合はライオンだけではないですか」
「そうなのだ」
 確かな声での返答だった。
「これがな」
「それも連合の特徴ですね」
「その通りだ」
 まさにというのだ。
「ライオンが第一ではないこともな」
「そうなのですね」
「ただ人気があることは事実でだ」
 このこと自体はというのだ。
「よくアニメや漫画で出るな」
「それもかなり」
「特撮で生きものをモチーフにするとな」
 その場合はというと。
「かなりの割合でだ」
「ライオンはモチーフとされて」
「しかも主役になることがな」
「多いのですね」
「そうなのだ」
「人気があるからこそ」
「子供達からもな」
 連合の彼等からというのだ。
「そうだからな」
「連合でもですね」
「位が高い生きものだ」
「そうですか」
「しかしだ」 
 それでもとだ、大尉は上等兵に話した。
「その実際の姿はな」
「昼はこの通りですね」
「そうだ、ただな」
「ただ?」
「連合にはな」
 この国にはというのだ。
「ライオンも種類が多くな」
「それで、ですか」
「寒冷地や草原や森の中にもだ」
「棲息している種類が存在しているのですね」
「そうだ」
 実際にというのだ。
「これがな」
「それは他の生きものと同じですね」
「先程言った水ライオンもだ」
「棲息している星がありますね」
「地球では長い間未確認動物だったがな」
「星によってはですね」
「個体数が多かったりする」
 そうだというのだ。
「これがな」
「そうですか」
「そしてだ」
 大尉はさらに話した。 
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