八条学園騒動記
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第七百二十一話 蛇の天敵その十二
「そんな奴がだ」
「行くところですね」
「教師になる位ならな」
連合ではというのだ。
「ヤクザ屋さんかゴロツキにだ」
「なった方がましですか」
「それか連合には殆どいないが」
それでもと前置きして話した。
「ホームレスだな」
「そうなった方がましですか」
「そこまでだ」
「連合の教師は質が悪いのですね」
「いい鉄は釘にならず」
今度は連合でよく言われていることを話した。
「いい人はだ」
「教師にならない」
「学校のな」
「そこまで質が悪いのですね」
「能力も全くの無能でだ」
そうしてというのだ。
「人格もだ」
「極めて劣悪な」
「そうした連中がなるものだ」
「連合ではそうなのですね」
「事実教師が最も犯罪を犯す」
連合ではというのだ。
「そうなっている」
「犯罪件数が多いですか」
「そうなのだ」
これがというのだ。
「それも職業比率でもな」
「教師の犯罪率が多いのですね」
「連合で最も多い」
そうなっているというのだ、連合の教師の質の悪さの問題は実は連合ではかなり長い間続いている問題である。
「ダントツと言っていいまでにな」
「教師の犯罪件数は多く」
「職業、教師の数に比してな」
「犯罪者の確率も多いのですか」
「そうなのだ、その内容はな」
犯罪のそれはというと。
「窃盗、傷害、汚職、機密漏洩、性犯罪とな」
「多岐に渡りますか」
「だから評判が悪いのでは」
「連合では教師は」
「公立だとな」
「まともな人間がいないとですか」
「見る者が多い」
そうなっているというのだ。
「無論全ての教師がそうではないが」
「質の悪い輩が多いのですね」
「そうだ、そしてだ」
「その様にですね」
「生徒を使い捨てにもする」
「教え導くべき生徒を」
「自分が部活で評価を上げる為の駒としか思わず」
そうしてというのだ。
「何かあると殴る蹴るのだ」
「暴力を振るい」
「そうしてな」
「すぐに切り捨てるのですね」
「スターリンの様にな」
「酷いものですね」
上等兵も思わず眉を顰めさせた。
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