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星河の覇皇

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第八十五部第一章 国防省への忠告その四十五

「優秀な相手を」
「そうなりますね」
「格ではなく」
「その問題になりますね」
「それは」
「ええ、例え無名でも」
 世に知られていない人物でもというのだ。
「それだけの資質があるならね」
「任じられますね」
「日本大使にも」
「そうされますね」
「そうするわ、逆に言えばこれまで大国の大使を任じてきたり与党の大物だった人でもね」
 まさに格のある人物でもというのだ。
「適さないならね」
「任じられないですね」
「そうされますね」
「日本大使として適さないなら」
「伊東首相に対することが出来ないなら」
「それだけのことよ、どうも韓国はね」
 この国はというのだ。
「国全体でね」
「そのことがわかっていないですね」
「どうにも」
「日本と比べて自分達にはどうか」
「そう考えてばかりで」
「日本の国力は相当なものよ」
 まずはこのことから話した。
「そうでしょ」
「はい、連合の第三位です」
「総生産では」
「そして政治的発言力も大きいです」
「かなりのものです」
「そう、そんな国だから」
 それでというのだ。
「大使もね」
「能力の高い人となりますね」
「そうした人に行ってもらいますね」
「能力の問題ではなく」
「そちらのことですね」
「韓国には韓国に相応しい大使よ」
 あくまでというのだ。
「そうした相手をね」
「任命しますね」
「外相としては」
「そうされますね」
「ええ、私とね」
 それにというのだ。
「大統領がね」
「左様ですね」
「外相が任じられ」
「そして大統領もそうされる」
「その様にされますね」
「大使は重要な立場にあるから」
 相手国との外交の要だからだというのだ。
「私が任じるにしても」
「大統領もですね」
「その人を見て」
「そして決定される立場ですね」
「左様ですね」
「そして大統領ご自身が直接選ばれて任命される場合もあるわ」
 このケースもというのだ。
「閣下と呼ばれる立場だしね」
「大使はそうですね」
「知事や大臣と同じ様にそう呼ばれますね」
「閣下と」
「軍だと将官と同じですね」
「そうよ、要職であり」 
 それが為にというのだ。 
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