星河の覇皇
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第八十五部第一章 国防省への忠告その四十六
「能力そして適性も問われるから」
「だからこそですね」
「外相も同じですね」
「韓国大使もですね」
「然るべき方を任じられますね」
「そうよ、だからね」
それが為にというのだ。
「私も韓国大使は今の韓国政府と韓国の状況を見てね」
「そうしてですね」
「そのうえで、ですね」
「選ばれていますね」
「左様ですね」
「ええ、肩書で選んでいないわ」
それは日本に対するのと同じだというのだ。
「それで無名の人物を送って来た、日本と比べて扱いが悪いと言われると」
「困りますね」
「これは各国政府にも言ってきますが」
「日本と比べて自分達への対応はどうか」
「そればかりですね」
「あの国は序列というか格にこだわって」
そうしてというのだ。
「特に日本に対してそうだから」
「大使についても言ってきますね」
「日本と比べてどうか」
「日本より上か下か」
「そればかりですね」
「あの国はまず、そして殆どね」
まさにというのだ。
「日本がどうかなのよ」
「それは明かですね」
「もう言葉にも出してきますし」
「そこから行動がはじまりますし」
「発言も然りですから」
「日本に統治されてから千年以上経って」
二十世紀のことである。
「歴史のことだけれど」
「それでもですね」
「日本への対抗心が強いですね」
「もうそれだけと言っていいまでです」
「外交もそうであり」
そしてというのだ。
「経済も文化もです」
「スポーツでも常に対抗心剥き出しですし」
「とかくあらゆることでそうであり」
「日本ではどうか、日本と比べてどうか」
「そればかりの国ですね」
「連合では色々な国があるけれどあの国は特異な国だから」
その連合の中でもというのだ。
「だからね」
「それで、ですね」
「今回もそうですが」
「それでもですね」
「外相としては」
「能力と適性のことよ」
この二つの問題だというのだ。
「本当にね」
「格は関係ない」
「左様ですね」
「それではですね」
「韓国が言ってきても」
「それでもですね」
「気にしないわ」
無視するというのだ。
「韓国は韓国で対応するけれど」
「そうした言葉についてはですね」
「全て無視される」
「そうされていきますね」
「そうするわ、本当に一切無視してね」
そしてというのだ。
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