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神々の塔

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第三十六話 円卓の騎士達その五

「そう思いますが」
「そやね」
 綾乃もそれはと答えた。
「言われてみれば」
「左様ですね」
「騎士道があって」
 まずはというのだ。
「身体を鍛える為のスポーツに騎士道が入った」
「そうしたところはありますね」
「そやね、それで円卓の騎士さん達も」
「騎士道スポーツマンシップに五月蠅いのです」
「そやね」
「そしてです」
 僧侶はさらに話した。
「お仕えしている我々もとなるのです」
「そういうことやね」
「ですからこれからも」
「こうして戦ってくんやね」
「そうさせて頂きます」 
 こう言ってだった。
 僧侶達は金を残し一礼してからその場を後にした、僧侶達が去ると一行はさらに先に進んでいった、そして。
 神霊達との決戦の前に宿屋に入ったがここでだった。
 アレンカールは夕食のローストビーフとビーフシチューそれにフィッシュアンドチップスを見て言った。
「美味しそうね」
「はい、その様に作っています」
 シェフが笑って言ってきた。
「我々も」
「そうよね」
「確か皆様が起きられた世界では」
「そう、イギリス料理といえば」
 ボイルゾベジタブルもあるのでそれを見つつ話した。
「もうね」
「まずいとですね」
「評判なのよ」
 このことを言うのだった。
「これがね」
「左様ですね」
「もうイギリスの子が日本に来たら」
 八条学園にいる彼等のことも話した。
「お料理の味にとよ」
「驚かれるのですか」
「そうなのよ」
 これが、という口調で言うのだった。
「これがね」
「左様ですか」
「だからね」 
 それでというのだ。
「ここで美味しいイギリス料理が食べられるなら」
「有り難いですか」
「ちゃんと調理すれば」
 そうすればというのだ。
「どんな国のお料理も美味しいわね」
「そやな。というかや」
 ここでリーも言ってきた。
「映画でもちらりと出てな」
「何やこれはってなるわよね」
「魔法使いの子供の映画のシリーズでもな」
 世界的にヒットしたこのシリーズのというのだ、原作は小説でありこれが爆発的なヒットとなったのだ。
「食堂の料理見たら」
「ある意味凄いわ」
「ある意味な」
 こう言うのだった。
「ええ意味やなくてな」
「そうよね」
「質素と言うにもな」
「言葉がちゃうわね」
「有り得んわ」
「そこまで凄かったわね」
「ある意味な」
 リーはまたこの言葉を出した。
「ほんまな」
「そうよね」
「まあな。イギリスの料理はな」
 シェリルも言って来た。 
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