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八条学園騒動記

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第七百十五話 ジャイアントアナコンダその四

「想像するまでもないな」
「人間なぞ一呑みですからね」
「危険だ」
「そうですね」
「しかも恐竜並の巨体が動き回るのだ」
 這ってというのだ。
「それならな」
「尚更ですね」
「厄介でな」
 それでというのだ。
「その辺りのことはだ」
「しっかりしていますね」
「連合の技術を用いてな」
 高度はそれをというのだ。
「そうしている」
「そういうことですね」
「そしてだ」
 大尉はさらに話した。
「安全を徹底させているのだ」
「それが連合ですね」
「そうだ、そしてな」
 そのうえでというのだ。
「巨大な爬虫類はまだだ」
「この動物園にいますか」
「蜥蜴も鰐もな、亀もだ」
 こういった生きもの達もというのだ。
「このジャイアントアナコンダ程ではないが」
「巨大なものがいますね」
「飼育されている」
「そうですか」
「まさに人を一呑みにする様な」
 そこまでのというのだ。
「巨大なものがな」
「飼育されていて」
「観られる」
 そうだというのだ。
「これがな」
「そうなのですね」
「面白いな」
「はい、そうした生きもの達も」
「また稀少な種類のな」
 そうしたというのだ。
「生きもの達もいる」
「そうですか」
「ヒヤンやハイという蛇もだ」
「ヒヤン、ハイですか」
「知らないか」
「はじめて聞きます」
 上等兵はこう答えた。
「そうした種類の蛇も存在していますか」
「限られた星の限られた場所にしかいないな」
「稀少な蛇ですね」
「珍獣と言っていい」 
 そこまでの存在だというのだ。
「その蛇達もだ」
「この動物園にはいますか」
「彼等も観たいな」
「はい」 
 上等兵はまた答えた。
「出来れば」
「それではな」
「これよりですね」
「その生きもの達も観よう」
「わかりました」
「ただ、蛇でだ」
 大尉はこの生きものの話をさらにした。
「アナコンダ達以外にもな」
「巨大なものがいますか」
「流石にジャイアントボアやティタノボア程ではないが」
 それでもというのだ。
「ボアやニシキヘビはだ」
「大きいですね」
 このことは上等兵も知っていた。 
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