八条学園騒動記
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第七百十四話 巨大な両生類その九
「相当にな」
「難しいものがありますね」
「やはりな、では次はな」
「鳥類か爬虫類ですね」
「爬虫類に行こう」
この種類の生きもの達のコーナーにというのだ。
「始祖鳥も観たいが」
「その前にですね」
「始祖鳥は逃げない」
この動物園ではというのだ。
「だからな」
「次はですか」
「爬虫類だ」
こちらだというのだ。
「そうしよう」
「それでは」
「連合は爬虫類も多彩だ」
この生きもの達もというのだ。
「非常にな」
「だからですね」
「観てな」
「学べますか」
「自然を知ることもだ」
その国のというのだ。
「大事だ」
「そこからも様々なことがわかる」
「生態系もな」
「そういうことですね」
「だからな」
それ故にというのだ。
「今も動物園にいるしな」
「学べますね」
「そういうことだ、ではな」
「爬虫類のコーナーにですね」
「行こう」
次はというのだ。
「いいな」
「それでは」
上等兵も頷いた、そしてだった。
二人で両生類のコーナーから爬虫類のコーナーに向かった、その途中でふとペンギン達のコーナーを横切ったが。
大尉はそのペンギン達についてだ、上等兵に言った。
「この鳥は何処でもいるな」
「寒冷地には」
「南極型の気候だとな」
地球で言うそれならというのだ。
「どの星にもいるな」
「左様ですね」
「そして北極型ならな」
この気候ならというのだ。
「オオウミガラスだ」
「あの鳥ですね」
「地球から消えた生きもののコーナーにいたな」
「はい、そうでしたね」
「説明で散々エウロパをこき下ろしていたが」
エウロパの者達が絶滅させたとだ。
「愚かだ残虐だとな」
「色々書いてくれていましたね」
「その彼等がな」
「北極型の気候だといますね」
「そうだ、どちらも飛べないが」
そうした鳥だがというのだ。
「海中で泳ぐにはな」
「最適の身体ですね」
「それこそ飛ぶ様にだ」
海中ではというのだ。
「快適に泳ぐ」
「そして寒さにも強いですね」
「まさにその気候に適応したな」
「鳥ですね」
「そうだ、天敵もいるが」
ペンギンの天敵は地球ではヒョウアザラシである、非常に狂暴なアザラシで人を襲うこともある位だ。
「泳ぎが速くな」
「逃げることも出来ますね」
「強くないが環境に適したな」
「そうした進化をしている生きものですね」
「連合でも人気がある」
「そうした鳥でもありますね」
「そうだ、そして連合の動物園ではな」
見れば飼育員が魚を大量にあげている。
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