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八条学園騒動記

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第七百十四話 巨大な両生類その十

「ああしてだ」
「大量に食べさせていますか」
「そうだ」 
 まさにというのだ。
「あの様にな」
「太りますね」
「動物園の生きものは多少そうである方がな」
「いいのですか」
「そう考えている」
「そうですか」
「あくまで多少だがな」
 肥満は駄目だというのだ。
「それで餌もな」
「あの様にですね」
「多くな」
 その様にというのだ。
「あげているのだ」
「そうなのですね」
「そして運動もさせるからな」
 食べさせてというのだ。
「体格もな」
「大きくなりますね」
「そうだ」
 まさにというのだ。
「ペンギンにしろそうで他の生きもの達もな」
「野生のものよりもですか」
「そうなっている」
「そうですか」
「そして餌付けは完璧だからな」
 そうしたことも話すのだった。
「飼育員に素直にだ」
「言うことを聞いていますか」
「餌付けの研究も進んでいる」
 連合ではというのだ。
「それでペンギン達もな」
「餌付けされていて」
「素直だ、だが曲芸はな」
「しないですか」
「こうした場所ではな」
 動物園の様な場所ではというのだ。
「生きもののストレスへの配慮もだ」
「為されていますか」
「連合は生きものの権利についても考慮が為されている」
「そこはエウロパと同じですね」
「凶悪犯やテロリストにはしないが」
 人権の配慮はというのだ。
「むしろ徹底的にだ」
「攻撃しますね」
「そうするがな」
 それでもというのだ。
「生きものの命や暮らしにはな」
「配慮しますか」
「それもかなりな」
「そうした考えですね」
「生きものに罪はないとな」
 その様にというのだ。
「連合は考えていてな」
「権利を考慮しますね」
「そうだがな」 
 それでもというのだ。
「凶悪犯やテロリストはな」
「徹底的に惨たらしく処刑しますね」
「若しくは強制労働だ」
 過酷な現場においてであることは言うまでもない。 
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