神々の塔
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第二十五話 天使達の光その一
第二十五話 天使達の光
次の神霊達のことを芥川から言われてだ、綾乃はこう言った。
「天使さん達かいな」
「ああ、次の神霊さん達はな」
芥川はそうだと答えた。
「そうなるで」
「そやねんな」
「天使はや」
芥川は彼等のことを話した。
「光を使うな」
「光属性で」
「そやからな」
それでというのだ。
「光には闇や」
「その属性で戦うことやね」
「そうしたらな」
「有利に戦える」
「それにや」
芥川はさらに言った。
「空も飛ぶ」
「翼があるさかい」
「このこともな」
「天使さん達の特徴やね」
「そうしたことを頭に入れて」
そうしてというのだ。
「戦っていこな」
「ほなね」
「天使も強い」
芥川は彼等のステータスを神霊達のことを書いた書を読みつつ話した、塔の地図にそうした書も持っているのだ。
「そやけどな」
「弱点もあるね」
「そして特徴もな」
「空を飛ぶとなると」
「そのことを絶対にや」
「使ってくるね」
「そや、相手がそうしてくるとわかってれば」
それならというのだ。
「それを逆にや」
「衝くことやね」
「そうしてな」
そのうえでというのだ。
「戦ってくことや」
「空を飛ぶ光属性の相手とどう戦うか」
「今度はな」
「闇を使って」
「そして宙にな」
天使達がいるそこにもとだ、芥川は笑って話した。
「仕掛けよか」
「何か策があるな」
施は芥川の笑みを見て彼に尋ねた。
「そうなんやな」
「ああ、宙を飛べると確かに有利やが」
「それは衝けるな」
「ああ、その策をな」
「天使さん達との戦でやな」
「披露するわ」
こう言うのだった。
「まあご期待あれや」
「期待してもらって結構か」
「そや」
施に笑って返した。
「要するにな」
「ほなそうさせてもらうで」
「ああ、ほんま無敵の存在はな」
そうしたものはとだ、芥川は言った。
「この世におらん」
「種族の天使でもそやな」
トウェインは人の彼等の話をした。
「無敵か」
「そうやないな」
「光には強いが」
「闇には弱いな」
「それで夜にもな」
この時間帯にもというのだ。
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