| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

自由に創る。世界は私を縛れない

作者:久遠-kuon-
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

3話 友人

「次は友達をつくろう!」

 ……決して虚しくなんてない!字面だけ見れば虚しいと思うだろうけど!
 私がたくさん友達をつくって喜べば、"現実側の私"も喜ぶ。ここで面白い友達を創れば、現実で友達を失った向こうの私も元気になるだろう。

 つまり!虚しくない!これは人助けなのである!

「いでよー!私のともだち!」

 ______シーン。
 辺りが静まり返る。少し待っても、目の前に友達が出てこない。

「あれ、なんか間違えて……あ」

 とんでもないことに気づいてしまった。やばい。
 今、確かに私は姿がある友達が出てくるように祈った。だけど、呼んだだけで、どこに湧いたかがわからないのだ。目の前に現れろ!っていうのを忘れた。

 ……ヴォイドは無限に広がっているのに。

「ごめーーーん!!!!どこだー私のともだちーーー!?!?!?」 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧